「神経を取りたくない!」方におすすめの、最先端治療法

「神経を取りたくない!」方におすすめの、最先端治療法

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田 誠です。

 

紅葉シーズン到来! 木々が、黄色や赤に美しく色づいてきましたね♪.

私は ちょっと足を延ばして、紅葉の名所である 栃木県日光の 「華厳の滝」 に行ってきました。

華厳の滝には 岩盤を貫いたエレベーターがあって、100メートル下れば目の前に滝の雄姿を見ることができる 観瀑台という場所に辿り着きます。

そこは、滝の水が爆音と共に どしゃ降りのように降り注ぐ 大・迫・力の絶景スポット!! びしょ濡れになりながら日本を代表する名瀑を体感してきました♪♪

 

 

さてさて、患者様みなさんが おっしゃる希望として、

「歯をなるべく長く残したい!」

「できるだけ歯の神経を取りたくない!」

という訴えをよく聞きます。

 

まさに そうですよね♪

健康で豊かな人生には、歯の保存は非常に価値があることです。

 

しかし、不幸にも 深い虫歯ができてしまった場合、残念ながら 神経を取る治療になってしまう状況もあります……。

神経の喪失は、歯自体の寿命 にも大きく影響してきます。

例えば、 虫歯ができて進行してしまっても 気づかず手遅れになったり、

歯の強度が脆くなったために 割れたり折れてしまうことによって 歯を失ってしまうという、最悪の事態につながってしまうからです。

 

だからこそ、『可能な限り 歯の神経を残す』 ことが重要なのです。

毎日 様々な診療をしていて、“神経をとる治療” も行っている我々ですが、常に 「神経を残すこと」 の大切さを感じています。

 

そこで、おすすめしたい治療法が 『VPT』 です。

 

VPTとは 生活歯髄療法(Vital Pulp Therapy)のことで、

  • 深い虫歯があって、すべて除去すると 神経まで至ってしまうような症例
  • 歯が欠けてしまって、神経が露出してしまった症例

等において、通常なら抜髄(神経を取る治療)になってしまうような状況でも、神経を保護して守るのに有効な術式です。

 

VPTの成功のためには、エビデンス(科学的根拠)に基づく 最先端の高度な設備・技術・材料が必要となります。

 

患歯にラバーダムを装着し “細菌を絶対に侵入させない確実な保護” を行ったうえで、

マイクロスコープ(肉眼の8~20倍率の手術用大型顕微鏡)を用い、神経からの出血や感染の有無を精密に判断しながら “感染源の的確な除去” をして、

“生体親和性が高く封鎖性も良好な 革新的な材料” であるMTAセメントを使用して、緊密に封鎖し 神経を保存します。

 

その後、経過観察したうえで予後良好であれば、詰め物や被せ物をして 無事治療終了です。

 

そしてもうひとつ、VPTを成功させるために大切なことは 術前の診断です。

すばらしい治療法であるVPTも、さすがに神経が弱ってしまっていては うまくいきません。強い痛みを生じている “不可逆性歯髄炎(感染源を取り除いても炎症が回復しない重度な神経の炎症)” であったり、すでに “歯髄壊死” をおこしている状態では VPTの適応とならず、抜髄をせざるを得なくなります。

 

だからこそ、深い虫歯が見つかってしまったら、痛みが出ていない状態の時に歯髄保存を試みた方が良いのです。

 

医療法人TDCには、たなか歯科クリニック の他に 高度専門治療を行う 「TDCコンセプト」医院があります。そう、当院の真向かいにある「CTマイクロエンド・ペリオクリニック」と書いてあるところです。(昔から通われている患者様方は、あそこが移転前の 旧たなか歯科クリニックの場所だったことは ご存知ですよね)

最先端治療であるVPTは、TDCコンセプトにて行っています。歯の神経を残したい方は、ぜひ私たちにご相談ください。

 

 

千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 満田 誠

おやつの役割

こんにちは!歯科助手・管理栄養士の三田村です。

 

今日は幼児期についてお話したいと思います。

幼児期(1歳~小学校入学前)は前回お話した乳児期に比べて身体発育速度はやや緩慢になりますが成長の盛んな時期です。ちなみに「日本人の食事摂取基準(2015年版)」おいては、小児(1~2歳)と小児(3~5歳)で区分されています。

 

身体的特徴として、脳重量は6歳頃には成人の約90%になり腎臓の尿濃縮力は幼児期後半に成人と同等になります。また言語・知能・情緒などに著しい発達がみられ、自我の芽生えにより偏食や食欲不振などが起こるため正しい食習慣や礼儀などの食教育が大切です。

正歯は生後6~7か月頃から生え始め、乳歯は,3歳頃までには20本生えそろいます。当院でも歯が生え始めたばかりの小さなお子さんが虫歯予防のためフッ素塗布などを希望して来院される方がたくさんいます!

 

幼児期では、消化吸収機能が未熟にもかかわらず、成長に伴い活動量も増え、体重あたり成人よりも多くの栄養を必要とします。しかし、1日3回の食事だけで必要なエネルギーを確保するのが難しいのです。そこで間食(おやつ)でエネルギー補給をする必要があります。(ただし、個々の発育状況に応じる)間食から摂取するエネルギーは,1日の総エネルギー量の10~15%前後、1日1~2回が望ましいとされています。

ここで虫歯になりにくいおやつのポイントを抑えておきましょう!虫歯になりにくい食べ物として、抑えておきたいのは下記3つです。

①糖分が少ない

②長い時間お口に残らない

③歯にくっつきにくい

などがポイントになります。ここで簡単なレシピを紹介したいと思います

作り置きでお子さんたちも喜ぶおやつレシピ【クッキー】

◯作り方◯

①室温まで戻したバターをと砂糖をまぜあわせます※砂糖は少なめ

②次に薄力粉をいれてひとかたまりにしたら冷蔵庫で冷やします

③生地が冷えたら生地をのばしてお好みの型で型をとっていきます

④170℃のオーブンで焼きます

私はもうすぐクリスマスということで雪だるまやトナカイ、冬をモチーフにしたクッキーをつくりました♪

市販されているものだとどのぐらい砂糖が入っているかよくわかりませんが実際に作ってみると目に見えてわかるし、糖分も調整できたりします。また、型をとったりこねたりなどお子さんと一緒に楽しめるので、ぜひ一緒にやってみてはいかがでしょうか。

歯並びと噛みしめについて

こんにちは。歯科医師の木方です。

最近は、気温が落ちてきて、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。風邪を引きやすい季節ですので帰宅後は手洗いうがいをしっかりと行いましょう!

さて、今日は噛み合わせや歯並びについて運動や日常生活と絡めて、色々と書かせていただきます。

人間は運動のときに力を発揮するためにくいしばります。バランスのとれた噛み合わせは、重心の動揺を抑制する効果があります。頭部の重さは、およそ5~6㎏あります。しかし、歯並びが悪いと十分にくいしばれません。くいしばれないと体の重心が安定せず、軸がぶれ、それを補正するために余計な力がかかってしまうと言われています。その為、疲れやすくなってしまいます。普段の食事や生活での噛み合わせのひずみが、骨格や筋肉のバランスに影響したりします。入れ歯の方が入れ歯を入れていないと、バランスが悪くなり、転倒の確率が高くなります。

咀嚼筋というかみしめに関与する筋肉があるのですが、この咀嚼筋が働くと、脳に刺激がいき、脳や脊髄にある全身の運動にかかわる神経が活性化され、全身の筋肉がより強く活動でき、ゆっくりと持ち上げるような運動のとき有用に働きます。かみしめすぎると筋肉が強く働き、動きが硬くなってしまいます。その為、素早い動きの時は、かみしめていないほうが有利と考えられています。

今までは運動中のくいしばりについて書きましたが、次に日常生活でのくいしばりについて説明していきます。普段は、上下の歯が当たっていないのが正常です。仕事中や運転中に気づいたら、くいしばっていた、という経験はないでしょうか。また、寝ている間もくいしばったり、歯ぎしりをしていたりします。くいしばりにより、歯や顎関節にダメージがいき、歯の摩耗が進行したり、顎関節症になってしまったりします。

対策としては、くいしばっているのに気づいたら歯を離してリラックスしたり、マウスピースをつくったりがあります。

ただし、顎関節症は、くいしばりだけが原因ではなく、他にも片噛み、ストレス、姿勢、ほお杖、硬いものを食べる、大きく口をあけるなど多くの事が複合的に重なり発症します。

今回は歯並びとくいしばりについて書かせていただきました。歯並びを治すためには矯正治療が必要となってきますが、時間と費用、精神的・肉体的な負担がかかる為、治療を開始するタイミングも大事です。当院では矯正の無料相談も行っていますので、ぜひ御相談下さい。

千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨

虫歯に強い歯にするには?

こんにちは。千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の上條夏美です。みなさん、体調は崩されていませんか?一日中寒い日や日中はまだ少し汗ばむ日もあり、朝晩との気温差もあるので体調を崩さないように気をつけてください。

 

話は変わりますが、みなさんはフッ素という言葉を聞いたことがありますか?

 

聞いたことがあってもあまりわからないという人も多いと思います。

 

そこで今回はフッ素がどんなものか、何に含まれているか、どのように使用すればよいかについてお話しします。

 

フッ素とは、虫歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯を作るために大切な役割を果たしています。フッ素を使用することでフッ素の働きによって虫歯の発生を防ぐ事ができます。

 

フッ素の働きには次のものがあります。

・再石灰化の促進 → 歯から溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを歯にもどします。

・歯質強化 → 歯の質を強くして酸に溶けにくい歯にします。

・細菌の酸産生抑制 → 虫歯菌の活動を抑えて酸を作りにくくし、脱灰を抑制します。

 

 

では、どうやってフッ素を使用していくのかというと、最も身近で簡単に使用できるのがフッ素配合歯磨き粉です。

 

今一番高い濃度が1450ppmの歯磨き粉があります。この濃度は、500ppm高くなるごとに6%の虫歯予防効果が高くなるといわれています。

しかし、6歳未満のお子さんは1000ppmを超える歯磨き粉は使用しないようにしましょう。

 

口の中にフッ素を取り込むためには歯磨き粉の量も重要です。

6ヶ月~2歳 3㎜以下

3~5歳    5㎜以下

6~14歳  1㎝程度

15歳以上   2㎝程度

この量の歯磨き粉を歯ブラシにつけたら全体に歯磨き粉を広げます。

全体に広がったら、泡立つように磨いていきます。

その後、口をゆすぐときは約15ml(大さじ一杯またはペットボトルのキャップ2杯分)の少量の水で1回5秒程度ブクブクします。この時、何度もゆすいでしまうと取り込んだフッ素が流れ出てしまうので注意です。

歯磨き粉が少し口の中に残る感じがあると思いますが、その感覚があるとフッ素が残っている証拠です。ぜひ、朝、昼、夕食後にはこのやり方で磨いてみてください。

 

 

みなさん一人一人の口の中にあった歯ブラシやフロスで正しい磨き方をすれば、虫歯や歯周病を防ぐ事ができます。今、虫歯や歯周病になっていない人でも、定期的に検診を受けて健康な状態を守っていきましょう。また、歯磨きなどで困っていることがあったらいつでもお声がけください。

 

たなか歯科クリニック歯科衛生士 上條夏美

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