外出自粛によるストレス

外出自粛によるストレス

コロナウイルスによる外出制限でせっかくのゴールデンウィークもどこもお出かけできないですね・・・。
皆さんはご自宅でどのように過ごされましたか?
長い外出制限によってストレスが溜まっていませんか?

そんなストレスによって歯にも影響が出てしまうこともあります。
その1つに知覚過敏があります。
知覚過敏という言葉を聞いたことはありますか?
最近ではC Mなどでもよく耳にしますよね?
皆さんはアイスクリームやかき氷などの冷たいものを食べた時に「キンッ」とした痛みやしみた経験はありませんか?
それが知覚過敏の症状なのです。

まず知覚過敏が起きるメカニズムについてお話ししていきます。
⑴歯のエナメル質がすり減って、中にある象牙質という組織が露出してしまう。
⑵象牙質を通じて神経に刺激が届く。
⑶歯に瞬間的な「キンッ」とした痛みやしみる症状が出る。

次に知覚過敏が起きる原因についてお話ししていきます。
⑴ストレスによる歯ぎしりや噛み締めの増加(今の時期、ストレスを感じやすい日々が続いていますよね…)
⑵歯ぐきが下がる。(加齢や歯周病によるもの)
⑶過度のブラッシングによるすり減り。
⑷酸性のもの(お酢や炭酸、ワイン、スポーツ飲料など)
これ以外にも様々な原因があります。
また毎日の積み重ねによって少しずつ症状が現れてくることがあります。

では、どういう対策をとれば良いのでしょうか?
⑴毎日、歯を磨き清潔に保つ。
  歯周病が進行するとどんどん歯ぐきが下がってしまいます。そうなると余計に症状が現れてしまいます。
  一度下がってしまった歯ぐきを元に戻すのはなかなかできないことです。
  歯石になる前のプラークという柔らかい汚れの段階でしっかり除去することで、
 歯ぐきの炎症を引き起こさずに済みます。
  毎日、2〜3回は必ず歯磨きをしましょう。
  またその時、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的清掃道具も一緒に使えるとさらに予防することができます。
⑵歯をゴシゴシ強く磨かない。
  綺麗に磨こうと頑張ることはすごく良いことです。
  しかし、強く磨くと表層のエナメル質が傷ついてすり減ってしまいます。
  プラークは先ほどお伝えしたように柔らかい汚れです。
  ゴシゴシ磨くのではなく、シャカシャカと音が聞こえるくらいの力加減で磨くよう意識しましょう。
  なかなか力加減が難しい場合は歯ブラシを鉛筆と同じ持ち方にすると力が入りにくくなると思います。
⑶寝る前にスマホを見ない。
  スマホなどの明るい光は寝ている間の脳への刺激に繋がり、歯ぎしりが起きやすく
 なります。
  寝る前は薄暗い環境で過ごし、しっかり体を休めるイメージをすることも大切かと思います。
  また、マウスピースをするのも対策の1つかと思います。

これ以外にもできる対策がたくさんあります。
悩んでいるのであれば、ぜひ歯科医院にきてご相談ください。
いつでもお答えします!

歯科衛生士 常川 怜奈

口の中のネバネバが気になる!その原因は?

こんにちは!名古屋市千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の島田実果です。
皆さんは朝起きたときや、いつの間にか口が乾いているときなど、口の中が粘つくことはありませんか?粘ついていると口臭が気になったりもします。なぜ粘つきは起こるのでしょう?今回はその原因と対処法などをご説明したいと思います。

まず、口の粘つきの原因は、口腔内の細菌が繁殖していることにあります。唾液の分泌が減ってしまうと、細菌が繁殖しやすい環境になるのです。そして、唾液が減る要因として次のことがあります。

◯ ドライマウス
薬の服用やストレス、口呼吸などが原因でいつも口の中が乾いた状態になる病気です。唾液が少なくなることで、口が乾いて粘ついてきます。同時に、唾液によって洗い流されていた菌が口の中にとどまるようになって細菌が繁殖しやすい環境になり、虫歯になりやすくなったり、口臭がしてきたりすることがあります。また、食べ物の味がわかりにくくなったり、飲み込みにくくなったりもします。

◯ 歯周病
お口の中にはおよそ300〜500種類の細菌が住んでいます。ブラッシングをしっかりしなかったりすると、歯の表面に細菌がくっついてきます。これをプラークといい、粘着性が強く、うがいをしたくらいでは全く落ちません。このプラーク1mgの中に10億個の細菌が住み着いているといわれ、虫歯や歯周病を引き起こします。歯周病とはこのプラークの中の細菌が作る酵素や代謝産物の影響によって、歯ぐきに炎症を引き起こし、やがて歯を支えている骨を溶かしていく病気です。細菌から作られた毒素や、炎症が起こっている歯ぐきから出てくる浸出液・膿などによって、口の中がネバネバになっていきます。

◯ 体調不良やストレス、加齢
風邪をひいていたり、疲れがたまったり、ストレス状態だと唾液の分泌が少なくなってしまいます。特に今の時期は、外出自粛による「コロナ疲れ」でストレスを感じている方もいると思います。また、年齢を重ねると、老化現象が起こります。これによって、唾液を作る場所である唾液腺の機能も低下してしまいます。また筋肉も衰えてきてしまうため、唾液腺を刺激する噛む力も弱まり、口の中に出てくる唾液の減ってしまいます。唾液には汚れを洗い流す作用もあるので、唾液の量が減ることでお口の中がネバネバした感じになってしまいます。

では、唾液の分泌を促すにはどのような方法があるでしょう?

① 唾液腺マッサージ
耳の下にある耳下腺をやさしくマッサージすると唾液が分泌されてきます。

② よく噛む
しっかりと噛むことで刺激されて、唾液が分泌されます。ガムなどで唾液が分泌されやすくすることも有効でしょう。

③ 口の中を潤す
口の中を潤すために水分を意識して摂るようにしたり、うがいしたりするのもよいでしょう。

また、ドライマウスの場合は、その原因を調べることも重要です。ドライマウスの原因は、薬の副作用やストレス、筋力低下や老化といわれています。ドライマウスが疑われる場合は専門機関を受診し、正確に原因を検査することが必要です。気管支炎や肺炎の原因となったりすることもあるため、専門医のもと、お薬の変更や、人工唾液を使用する、唾液腺のマッサージなど、お口の中の環境を変えていくことが重要となります。

また、口の中のネバネバは、歯周病や磨き残しが原因となることが多いです。歯科医院を受診して、適切なブラッシング方法やデンタルフロスなどの使用方法を身につけましょう。また舌苔がネバネバの原因にもなりうるので舌ブラシの併用も良いでしょう。

そして歯周病が原因であれば、適切な診査と診断を行い、歯周病治療を行うことが必要です。歯ぐきの炎症がなくなってくると、お口の中のネバネバが少なくなってきます。適切なブラッシングを行うことが必要ですが、残ってしまったプラークは歯石へと変化していってしまいます。歯石になってしまうと、ブラッシングでは除去することは出来ません。3・4ヶ月に一度は歯科医院を受診し、プラークや歯石の徹底的なクリーニングを行いましょう。

たなか歯科クリニック
歯科医師 島田実果

初期虫歯はなおるの?

皆様こんにちは。
先週に引き続き本日も三輪がブログを投稿します♪
前回は虫歯の進行具合について書きました。
その中で歯に穴があいておらず初期の虫歯で治療の必要がないCO(シーオー)という段階がありましたよね。
穴があいていなく、自覚症状もないのにどうやって見つけるかのお話をしたいと思います。
虫歯というと黒色のイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、初期虫歯の色は黒ではないんです!
健康な歯の透明感が消え、白く濁ったような見た目をしています。
この白濁を見つけるにはまず歯の上についている汚れ(プラーク)をしっかりと除去する必要があります。
そして風をかけて歯をしっかり乾燥させて観察する必要があります。
また歯と歯の間の虫歯は目だけではみえないので、その場合はレントゲン撮影をしてチェックしたりもします。

治療の必要はないとお話しましたがほっておくと穴があいてしまいます!
ではどうしたら初期虫歯はなおるのでしょうか?
穴があいてしまった虫歯は虫歯を削って詰め物をするしか手がありませんが、初期虫歯の場合はフッ素をうまく使うことによって治すことができるんです♪
フッ素は唾液の中に存在すると再石灰化のスピードをはやめる働きがあります。
虫歯は脱灰の速さが再石灰化の速さを上回ってしまうためにできるので、フッ素により再石灰化のスピードをあげてあげることで、歯が修復されていくのです!
フッ素は虫歯の予防だけでなく、治療にも有効なんですね。
ただしただフッ素をつかっていれば治るわけでなく、適切に使わなければ意味がありません。
適切にフッ素を使うためにはいくつかポイントがります。
1、正しいブラッシング法
 歯ブラシは歯の汚れをおとすだけでなく、歯磨き粉にはいっているフッ素を歯に供給することもできるのです。
 しかし正しい磨き方をしていなければせっかく磨いてもフッ素が歯に取り込まれないことがあるので、ブラッシング法は 重要です。
2、食生活
 だらだら食べや飲みは口の中に甘い物がずっと停滞している状態になるためよくありません。
 時間や回数をきめてたべるようにしましょう。
3、メインテナンス
 初期虫歯をみつけるのは歯医者さんでしかできません。
 なので検診でしっかりメインテナンスをうけていただくことをお勧めします。
なにかご質問などありましたらお気軽にどうぞ♪

たなか歯科クリニック
歯科医師 三輪万里子

虫歯の進行具合について

皆様こんにちは!たなか歯科クリニッック歯科医師の三輪万里子です♪

みなさんは歯医者さんで『CO(シーオー)』や『C1(シーワン)』などと言われたことはりませんか?
これは虫歯の進行具合を示す用語なんです!
用語のお話をする前に、まず歯の構造について説明していきます。
1、エナメル質
 歯の表面を覆っている硬い組織です。人体で一番硬く歯を周りの刺激から守ってくれるます
2、象牙質
 エナメル質の内部にある茶色または黄色味をおびた組織です。
 エナメル質がなんらかの原因で削れてしまい象牙質が露出すると冷たい物や熱いものがしみるようになります。
3、歯髄
 歯の中を通っている神経のことです
4、歯根
 歯茎に埋まっている歯の部分のことです。
歯は大きくわけるとこのような構造になっているんですよ。

では次に虫歯の進行度合いを表す用語の説明をしていきます。
これは5つあります。
.CO(シーオー)
 これは穴はあいていませんが、虫歯になりかけており歯の表面が白く濁っている状態です。
 この段階であれば正しい歯ブラシや歯の石灰化により元の状態に戻ることがあります。
 なので治療の必要はありません。
.C1(シーワン)
 初期の虫歯で歯に少し穴が空いている状態です。表面が茶色や黒色になっていることがあります。
 エナメル質内にとどめられているため痛みはありません。
.C2(シーツー)
 虫歯が象牙質まで進行した状態です。
 冷たいもの、甘いものがしみるようになってきます。ここからは治療が必要になってきます。
.C3(シースリー)
 虫歯が神経まで達し、なにもしなくてもズキズキ痛んだりします。
 痛み止めをのまないと寝られない時もあります。神経の治療が必要になります。
.C4(シーフォー)
 歯の上の部分がほほなくなってしまい、歯根だけのこった状態です。
 ここまで虫歯が進むと神経が死んでしまっていることがほとんどなためしみたりはおこりにくいですが、神経や歯茎が膿 んで炎症をおこします。

歯は神経を取ってしまうとかなりもろくなってしまうため、なるべくC2までのうちに治療してしまうのがいいですね。
もちろん虫歯0が理想ですが⭐︎!
わからないことがあれば気軽にご質問くださいね。

たなか歯科クリニック 
歯科医師 三輪万里子

「魔法の水」で空間除菌♪ たなか歯科クリニックをウイルスから守る!

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。

 

新型コロナウイルスの影響で、皆さま 大変で不安な 毎日を過ごしていらっしゃる事でしょう……(>_<)

私たち たなか歯科クリニック一同も、ウイルスに負けず 地域の皆さまのお口の健康に貢献するため、日々頑張っています!!

 

先日の院長ブログにもあった通り、高度で徹底した 感染防御対策を行っているのは、当然です(^^♪ 患者様やスタッフを守るためであり、院内感染を防ぐためには努力を惜しみません。

 

もしも、歯の治療が中断になり、必要なことが先延ばしになってしまうと、虫歯や歯周病などが進んでしまうリスクがあり、とても心配です…。

それに、口腔の健康に保つことは、ウイルス感染対策にとても有効なことです♪

ウイルスは、鼻・目・口から感染します。お口の中が不潔な状態だと、口に入ってきたウイルスが感染しやすくなってしまいます。水際でくい止めて、全身の免疫力も低下させないようにしていきましょう!

 

大切な患者様方に、安心して当院で治療・メンテナンスを受けていただけるよう 様々な取り組みをしているなか……、

これこれ! 来院された皆さまは、ご覧になったことありますよね?

受付・待合室・診療室で 白い水蒸気を上げている装置。あれは 実はただの加湿器ではありません。院内をクリーンにし、感染から守ってくれているのです!!

 

あのツンとした においのする水蒸気の正体は、『POIC(ポイック)ウォーター』。 優れた除菌効果を持つ 次亜塩素酸水です。(2019年9月13日の、衛生士 常川さんのスタッフブログ「魔法の水 POICウォーター」でも紹介されました)

次亜塩素酸水は、ほぼ全ての細菌・ウイルスに効果があり、厚生労働省も 新型コロナウイルスにも有効との見解を出しました。

そのPOICウォーターを噴霧し、院内を空間除菌することで、たなか歯科クリニックにいる全ての方々を ウイルスの脅威から守っているという訳です♪

 

POICウォーターは院内の精製器で、毎日作っています。原材料は、純水と高純度の塩のみ。それを電気分解して生成されるので、薬品は一切未使用していません。よって、人体にとって非常に安全です。(塩素くさいのに意外ですよね)

 

このPOICウォーター、診療においても 口腔内洗浄・根管治療・器具の消毒・清掃などに使用しているのですが、ご希望の患者様方には ボトルに入れてお分けする事もできます。

この ご時世、なかなか消毒用アルコールなども手に入りにくい状況です。そんな中、前述のように優れた除菌効果を持つPOICウォーターが、皆さまの役に立てば 私たちも嬉しいです(^_^)

いつもは3000円で販売しているのですが、より多くの方にご利用いただけるよう、今は半額の1500円でご提供しています。購入ご希望の方は、スタッフまでお声掛けくださいね。

 

 

追記)

これまで長く受付を務めてくれた石原麗華さんが、しばらく産休に入ります。

お腹が大きいなか、笑顔でいつも働いてくれましたが、この状況下 無理はさせられません。

石原さん、お疲れさまでした!! 元気な赤ちゃんを産んで、また たなか歯科クリニックのスーパースタッフとして帰ってきてね♪

三田村さん、長谷川さん。これからも たなか歯科クリニックの看板娘として、受付をよろしく!

 

千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 満田 誠

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