歯がなくなったらどうするの?

歯がなくなったらどうするの?

こんにちは、たなか歯科クリニックの歯科医師の岡島多翔幸です。

先日、歯が縦に割れてしまい、残念ながら抜歯になってしまった患者様が見えました。
皆様は、歯が抜歯になってしまったら、その後、どうするのかをご存知でしょうか。
本日は、抜歯になってしまったあとの処置についてお話したいと思います。

抜歯後のスペースの補い方としては、基本的には3つあります。
入れ歯(義歯、デンチャー)、ブリッジ、インプラントの3つです。
それぞれには、メリットとデメリットがあります。
患者様が一番気になるのは、その機能性だと思います。咀嚼機能については、天然歯と比較すると、インプラントが90%程度、ブリッジが70%、入れ歯が20%と言われます。
噛みごこちがより天然歯に近いものはインプラントなります。

こうお話すると「どんな時も歯が無くなった時はインプラントにすれば良いんじゃないの?」と思われる方もみえるかもしれません。しかし、なかなかそういう訳にもいかないのです。
インプラントは適応が限られます。
まず、抜歯後にインプラントを入れて支えてくれる骨の量があるのかをCT撮影などを行い評価する必要があります。
骨の量が足りない場合は、移植や人工骨によって補わなければなりません。
また、重度歯周病の患者様や糖尿病に罹患されてみえる患者様、喫煙をされてみえる患者様には一般的にはインプラントは適応外となってしまいます。
インプラントは、機能も優れ、見た目もよく、また長持ちもしますが、適応が限られる、費用がかかる、手術が必要となる、治療期間が長いなどのデメリットがあるのです。

ブリッジは、先にお話したように、噛みごこちはインプラントには劣るものの、充分な機能を発揮します。
手術は不要で、治療期間も短く、しっかりとした噛みごこちを得られるブリッジではありますが、隣の歯を削らなければならないことが最大のデメリットとして挙げられます。
もし奥歯の治療で、保険治療を選択された場合は、隣の健康な歯も銀歯になってしまいます。

入れ歯のメリットとしては、その適応が広いことが挙げられます。奥歯が何本も無くなっており、さらに後ろに支えとなる歯がなくても、反対側の歯を利用することで、装着することができます。
また、保険治療の入れ歯の場合、費用も比較的かかりません。
ただ、入れ歯は取り外しをする煩わしさがあり、また、保険治療を選択された場合、金属のハリガネが見えることが多いため、見た目も比較的劣ります。
物持ちも悪いので、修理したり、新しく作ったりすることが多いです。

以上のように、歯がなくなった後の補い方にはいくつかあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
もし、不運にも歯が無くなってしまった際は、ご相談ください。

たなか歯科クリニック岡島多翔幸

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