歯の溝の虫歯を防ぐにはどうすればいいの?

歯の溝の虫歯を防ぐにはどうすればいいの?

皆さんこんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の上條夏美です。
猛暑日も落ち着いて、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきましたが、まだまだ日中は暑さが続いているので、温度変化で体調を崩さないように気をつけてください。

話は変わりますが、子供の生え変わったばかりの奥歯の永久歯は、大人に比べて柔らかく虫歯に抵抗力がないのでとても弱く、溝が深く複雑になっていることを知っていましたか?まず、6歳ごろに1番奥に生えてくる6歳臼歯(第一大臼歯)という歯は食事をするときに1番活躍して、永久歯で最も早く生えてくる歯です。永久歯は大人になってからも生え変わることなく、ずっと一緒の歯なので大切にしたいですね。しかし、この歯の溝には歯ブラシでは届かないほどの細かい割れ目があり、食べかすやばい菌がたまりやすいため、そこから虫歯になることが多くみられます。そこで今日は、あらかじめ溝を塞ぐことで生えて間もない歯を守る予防方法をお話しします。
皆さんはシーラントという言葉を聞いたことがありますか?シーラントとは、子供の奥歯などの溝の深い歯に白いプラスチック素材を使用して歯の溝を埋める虫歯予防法です。シーラントは歯を削ることがないので、痛みがなくお子様にとっても負担の軽い虫歯予防処置です。歯と歯の隙間や歯と歯茎の間にするものではありません。シーラントで溝を埋めることで、歯ブラシも当たりやすくなり、汚れも溜まりにくくなります。また、フッ素成分が入っているので、徐々にフッ素が放出されて虫歯菌を寄せ付けない働きと歯を強くする働きの両方が得られます。さらに、乳歯から永久歯に生え変わる時期にシーラントをすることで、より効果的に虫歯予防を行えます。
シーラントはプラスチック素材を歯の溝に埋め込むもので、歯の詰めものと同じようなものなので、ある日突然シーラントが外れてしまうトラブルもあります。どちらかというとシーラントを1度やったら永久ということではなく、噛み合わせなどの様々な状況により、取れやすいものといわれているので、外れた場合はその都度やり直す必要があります。知らない間に取れていることもありますので、定期的に検診を行いチェックして、虫歯にならないように守っていきましょう。
また、シーラントをしても正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間や歯と歯茎の境目から虫歯になってしまいます。シーラントをした後も正しい歯磨きをしっかり行い、フッ素塗布や糸ようじ(フロス)の使用をお勧めします。

たなか歯科クリニック歯科衛生士 上條夏美

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