歯並びと噛みしめについて

歯並びと噛みしめについて

こんにちは。歯科医師の木方です。

最近は、気温が落ちてきて、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。風邪を引きやすい季節ですので帰宅後は手洗いうがいをしっかりと行いましょう!

さて、今日は噛み合わせや歯並びについて運動や日常生活と絡めて、色々と書かせていただきます。

人間は運動のときに力を発揮するためにくいしばります。バランスのとれた噛み合わせは、重心の動揺を抑制する効果があります。頭部の重さは、およそ5~6㎏あります。しかし、歯並びが悪いと十分にくいしばれません。くいしばれないと体の重心が安定せず、軸がぶれ、それを補正するために余計な力がかかってしまうと言われています。その為、疲れやすくなってしまいます。普段の食事や生活での噛み合わせのひずみが、骨格や筋肉のバランスに影響したりします。入れ歯の方が入れ歯を入れていないと、バランスが悪くなり、転倒の確率が高くなります。

咀嚼筋というかみしめに関与する筋肉があるのですが、この咀嚼筋が働くと、脳に刺激がいき、脳や脊髄にある全身の運動にかかわる神経が活性化され、全身の筋肉がより強く活動でき、ゆっくりと持ち上げるような運動のとき有用に働きます。かみしめすぎると筋肉が強く働き、動きが硬くなってしまいます。その為、素早い動きの時は、かみしめていないほうが有利と考えられています。

今までは運動中のくいしばりについて書きましたが、次に日常生活でのくいしばりについて説明していきます。普段は、上下の歯が当たっていないのが正常です。仕事中や運転中に気づいたら、くいしばっていた、という経験はないでしょうか。また、寝ている間もくいしばったり、歯ぎしりをしていたりします。くいしばりにより、歯や顎関節にダメージがいき、歯の摩耗が進行したり、顎関節症になってしまったりします。

対策としては、くいしばっているのに気づいたら歯を離してリラックスしたり、マウスピースをつくったりがあります。

ただし、顎関節症は、くいしばりだけが原因ではなく、他にも片噛み、ストレス、姿勢、ほお杖、硬いものを食べる、大きく口をあけるなど多くの事が複合的に重なり発症します。

今回は歯並びとくいしばりについて書かせていただきました。歯並びを治すためには矯正治療が必要となってきますが、時間と費用、精神的・肉体的な負担がかかる為、治療を開始するタイミングも大事です。当院では矯正の無料相談も行っていますので、ぜひ御相談下さい。

千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨

名古屋市 千種区 覚王山で歯医者・歯科医院をお探しの方はたなか歯科クリニックにご相談ください。

インプラント・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。

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