デンタルフロスできれいに保とう!
コロナウイルス、なかなか終息せず、心配な毎日が続いていますね。
お口の中をきれいに保ち免疫力をUPさせましょう!!
皆さんは普段から歯ブラシ以外に何か使ってきれいにしていますか?
今回はぜひ使って欲しいデンタルフロスについてお話ししていきます。
そもそもなぜ歯ブラシだけじゃダメなのかと言うと、
歯ブラシで歯の表面のプラークは落とせても、歯と歯のわずかな隙間や歯と歯茎のくぼみなどのプラークは落とすことができないからです。
そこで必要なのがデンタルフロスです。
デンタルフロスは何本もの細い糸を束ねたもので、狭い歯の隙間にも無理なく入ることができます。
デンタルフロスには、プラスチックの持ち手があるものと糸だけのタイプに大きく分けることができます。
今回は使い方の難しい糸だけのタイプの使い方についてお話ししていきます。
①デンタルフロスを指先からひじの先端まで(約30〜40cm程度)出す。
②両手の中指に巻き付けていく。(片方は短く、もう片方は長めに巻きつけると良い)
③人差し指と親指でつまんでピンと張る。糸の長さは10〜15cmくらいが使いやすい。
④ノコギリのように往復させながら使うことでしっかりプラークを取り切ることができる。
⑤奥歯や銀歯同士の部分は出し入れの際引っかかりやすく勢いよく入ってしまうことがあるので、大きくゆっくり動かすと良い。また糸だけなので抜く時は片手の糸を外し横から引き抜いても良い。
⑥次の歯間に移動する時は、1度使った部分が別の歯に触れないよう、フロスをどちらかの指に巻き取ってずらす。同じ場所ばかり使い続けているとせっかくかき出した菌が別の歯に付着してしまうので、しっかりとずらすことが大切です。
デンタルフロスには、ワックスが塗られているものと塗ってないものに分けられます。
ワックスがついてない方が、歯垢(プラーク)をかき取る効果は高いですが、滑らないぶん難しいです。
慣れないうちは、使いやすいワックスがついたタイプを選びましょう。
また、指だけのタイプの扱いが難しい場合は、Y字のプラスチックの持ち手があるものから使い始めると良いかもしれません。
フロスは必ず、1日最低1回は行うようにしましょう。
フロスを通した後はかき出したプラークが再び歯に張り付くことがないよう、しっかり口をゆすぎましょう。
当院では、治療や定期検診の他に歯磨きチェックのお時間をとることができます。
この時にお使いの歯ブラシやデンタルフロスなどの使い方をチェックしていきます。
また疑問に思っていることに答え、アドバイスをしたりおすすめのものを紹介させていただきます。
たなか歯科クリニック 歯科衛生士 常川怜奈
歯をもっと白く
皆様こんにちは。たなか歯科クリニック歯科医師の三輪万里子です。
最近は日中暖かく、いい気候ですね♪
しかし花粉症の方には辛い時期だったりもしますよね。。
鼻がつまっていると治療中鼻呼吸ができなくて、辛くなってしまう方もいらっしゃると思います。
治療前に一言言っていただけたらこまめにイスをおこしてゆすいでもらったり、なるべくお口に水がたまらないよう行いますので、気軽に仰ってくださいね。
さて話はかわり今回はホワイトニングについてお話ししたいと思います。
当院では神経のある歯(有髄歯)に行うホワイトニングと神経のない歯(無髄歯)に行うホワイトニングを行っています。
有髄歯のホワイトニングは自宅でおこなっていただきます。
患者様専用のお口のトレーを作り、そこに漂白剤をいれ自宅で一定時間装着していただきます。
自宅で行っていただくので来院回数が少なくすみ、比較的簡単に行えます。
しかし守っていただかなければいけないことがあります。
それは歯に着色する飲食物(コーヒー、お茶、赤ワイン、カレーなど)はホワイトニング中控えていただく必要があります。
また薬剤の影響で知覚過敏の症状がでたりすることがあるので、その際は使用をやめていただく場合があります。
また神経のある歯でも部分的に治療がしてあったりするとその部分は白くならないため、後から治療が必要になる場合があります。
次に無髄歯のホワイトニングについてです。
こちらは病院で行っていきます。
歯の裏側から薬剤をいれ、1~2週間に1回ペースで来院していただき、3.4回ほど薬剤を取り換えます。
個人差はありますが歯の内部に薬をいれるので、有髄歯のホワイトニングより白くなるスピードが速いです。
しかしこちらのホワイトニングも部分的に治療がしてあると、後から治療が必要になる場合があります。
またホワイトニングは1度しても後戻りがおきてしまうことがあるのでたばこや着色する印象物は極力避けていただいたり、定期的な検診をうけていただく必要があります。
症例によってはホワイトニングできない歯もあるので、気になったらお気軽にご相談くださいね♪
たなか歯科クリニック 歯科医師 三輪万里子
歯磨きしてもザラザラが気になる!その原因は?
皆さんこんにちは!
最近、
そこで、
1.歯垢・歯石が付着している
歯に歯垢(プラーク)が溜まっていると、
さらに、
2.歯の表面が傷ついている
歯磨きの時に力を入れすぎていたり、
また、噛み合わせが悪かったり、食いしばり・歯ぎしりをしたり、
他にも、
3.初期虫歯
初期虫歯は自覚症状がなく見た目にも分かりづらいですが、
4.乳歯はもともとザラザラしている
乳歯は未発達のため、永久歯と比べて表面がザラザラしています。
さまざまな原因がありましたが、
1.歯石の除去
歯石は歯磨きでは落とせないため、
2.ブラッシング指導
歯垢を落とすには歯磨きによるセルフケアが大切であり、
3. 虫歯・歯の欠け・表面のヒビ
表面がザラザラしている程度のむし歯は削ることもせず、
歯の欠けは大きさにより変わってきますが、
歯がザラザラする原因は様々あります。
たなか歯科クリニック
歯科医師 島田実果
生活習慣と虫歯のリスクについて
皆様こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。
『小児期の夜型の生活習慣は虫歯のリスクを高める』という気になる研究結果の記事を読んだのでご紹介します。これは北海道大学歯学研究院によつて発表されたものです。研究によって分かったことは大きく2つあります。
1つ目は、「就寝時刻や夕食時刻が遅い子」「夕食を決まった時刻に食べていない子」は虫歯が多いことがわかりました。
夕食時刻と就寝時刻の間にも関係があり、夕食を遅く食べる子は就寝時刻も遅いという結果でした。
→夜型の生活習慣が良くないということです。
2つ目に夜型の生活習慣が虫歯発生に及ぼす影響は、永久歯列をもつ小児より乳歯列をもつ小児の方が大きいということがわかりました。
→永久歯が生えてくるのは6歳前後ですので、小学生になる前の未就学児は特に早く寝ないといけませんよ、ということです。
なぜ、夜型の生活習慣だと虫歯になり易いかというと、「虫歯(う蝕症)はミュータンスレンサ球菌を中心とする細菌が糖質を摂取して産生する酸により起こる疾患ですが,永久歯における虫歯の初発は多くの場合が小児期です。
夜型の生活習慣をもつ子は,夜遅くに食事や間食をします。夜間は唾液が減少し防御機構が弱まるため,細菌が増え,虫歯発生・進行のリスクが高まると考えられます。」とありました。
さて、皆さんも子どもの頃、
「食後すぐに横になると牛になるよ~。」
「夜に口笛を吹くと蛇がでるよ!」
などと言われた記憶はありませんか?
もちろん牛になった子どもがいるわけではなく、蛇が出てくることも無く躾の一環としてこのような表現が使われています。
私は小さい頃はこの言葉はおばあちゃんからよく言われてた記憶があります。
当時たしか夜の9時頃を過ぎるとおばあちゃんから「早く寝なさい!」とリビングを追い出されていました。(そのおかげ?でよく寝る子に育ったと思うのですが…(笑)
この研究結果をみてあらためて早寝早起きをし夜更かししない方が良いことが虫歯予防の観点からも納得できました。
しかし、私が小さかった頃と比べて現代では毎日のように子どもの塾や習い事があったり、両親とも仕事で帰りが遅かったりなど、どうしても夜型の生活を避けるのは、難しいご家庭も多いと思います。
ですから各ご家庭のペースで、できることから始めていきたいですね。
少しでもリスクを下げられる歯磨きの方法のアドバイスや虫歯の早期発見にはぜひ定期検診にお越し下さいませ。
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花
妊産婦検診にいこう!
こんにちは(^^)♪
たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛南実です。
先日、私が去年の11月頃のブログで書かせもらったご家族で通っていただいている患者様が産後健診で来院してくださいました!!久しぶりにお会いできて元気な姿を見ることができてとても嬉しかったです。
育児はやはり大変のようではありますがとても楽しいよ!と言ってみえて、とても幸せな気持ちになりました。
久しぶりの健診でしたが大きな変化なく、症状もなく問題なく生活できていたとのことで安心しました。
妊婦さんのお口の中は、虫歯や歯周病菌が増えやすい条件が揃うので妊娠中、歯痛に悩んだり歯茎が腫れたりするかたが少なくありません。今回は妊婦さんのお口の中のリスクと歯科治療についてお話させていただきます。
妊娠すると、つわりで歯磨きがつらくなったり、食の好みがガラリと変わったり、一度に食べられないので間食が増えたりして、虫歯菌が喜ぶような変化がお口のなかに起きやすくなります。
そして妊娠中はホルモンの影響で唾液が減ります。それによってお口の中を洗い流す自浄作用も、歯を修復する再石灰化作用も弱まります。
また、子宮やおっぱいを大きくし、胎児が元気に育つように体を変化させる女性ホルモンを栄養源にする歯周病菌がいます。女性ホルモンが豊富な妊婦さんの歯茎が大好きでさかんに増殖し活発に活動します。そのため妊娠中は普段歯茎がはれない人も歯周病の初期症状「歯肉炎」になりやすく、歯周病の方は症状が進行しやすいのです。歯周病の炎症は低体重児出産と関連するといわれ、赤ちゃんの成長に影響を与えかねません。
妊娠中はお口の中の虫歯や歯周病のリスクがどうしても上がってしまいます、でもこれは赤ちゃんのために自然に起きる変化ですから、止められるものではありません。だからこそ、こういう時こそ歯科健診を受けて大切な歯を守っていきましょう!
妊娠前から予防をして、ずっと健康なお口で過ごせるのが理想とはいえ、もし妊娠中に悪化しても、時期によっては基本的には通常の歯科治療を受けられます。そのため受診を躊躇するお気持ちもわからないではないけれど、悪化する前に受診する方が小さな治療で終わることができます。治療の相談は早めにするようにしましょう!
また産後はどうしてもなかなか歯医者に来院するのが難しくなってしまうと思いますが、普段自分の時間をゆっくりとって歯磨きができなくなるぶん、定期検診でのチェックとクリーニングに来ていただけたらと思います。
スタッフみんなで全力でサポートしていきたいと思います!!(^^)
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実