治療の間どうしてる?

治療の間どうしてる?

 皆さんこんにちは!名古屋市千種区にある、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です
今年は梅雨入りが早かったので梅雨が長いですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?最近特に曇りや雨が多かったので、気分がなかなか上がらないと思いますが、来週ぐらいから晴れが続くようなのであと少し頑張りましょう!

 さて今日は、治療が複数回続くときにその間どうするかについて書いていこうと思います!
 まず、治療が複数回かかるものは、いくつかあります。根っこの治療、被せ物が必要なとき、インプラント、矯正、入れ歯等があります。それぞれ説明していきます。

 根っこの治療の場合、根っこの中に唾液と一緒に口腔内の最近が入らないようにする必要があります。そのため、治療中はもちろん、治療と治療の間もしっかりと塞ぐ必要があります。そのため、治療後は、歯に仮の蓋や仮歯をつけます。仮蓋も人によってはすぐに削れてきてしまう場合があります。そう言った場合は、仮蓋を二重にする場合があります。

 被せ物が必要な場合、型取りと装着で最低2回はかかります。神経に近い虫歯や削る量が多かった歯の場合、型取りの前に一度材料を詰めて、様子を見る場合があります。神経に近い場合、神経の反応を見るための期間です。型取りの後は仮の歯をつけますが仮歯は重要です。削っているので歯が染みないようにするため、セットまでの間に歯が動かないようにするため、削った面にプラークや汚れが付着し、接着効果を下げないようにするため、前歯の場合、見た目が悪くならないようにするため、噛み合わせのため等様々な理由があります。

インプラントはインプラント本体を埋入した後、ヒーリングキャップというものをつける事があります。これは、今後、アバットメントや上部構造物(被せ物)をつける前に歯茎の形を整える役割があります。

矯正は一番オーソドックスなワイヤー矯正の場合、治療の際にワイヤーを交換します。歯の並び方や動かし方によってワイヤーの種類を変えます。治療と治療の間に歯が段々と動いてきます。最近のワイヤーは昔のものと違い痛みは少ないですが、歯が動くので痛みの出る方はいます。

 入れ歯の場合、抜歯後傷が治りきってから作り始めますが、その間見た目が悪くなってしまう場合は即時義歯という一時的な入れ歯を作ってから抜歯をし、抜歯後すぐに入れ歯を装着します。

今日は治療と治療の間について、書かせていただきました。何か疑問点等ある場合は遠慮なくお聞きください。

名古屋市千種区覚王山通 たなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨

歯並びが変わることってあるの?

皆さんは、だんだん歯並びが悪くなってきたと気になることはありませんか?
それは、気のせいではないかもしれません。
歯並びは様々な原因によって、変化することがあります。
今回はその原因についてお話ししていこうと思います。

<歯が動く原因>
①親知らずがある。
親知らずが生えている場合や、親知らずが骨に埋まっている場合、奥から歯を押して動かすことがあります。
親知らずが原因で前歯が前に出てきたり、歯並びがガタつくことがあります。
②歯並びのバランスが悪くかみ合わせが均等でない。
歯並びのバランスが均等ではなかったり、噛み合わせが強い場所があると、そこに大きな負荷がかかり歯の動く原因になります。
また、噛み合わせは時間と共に少しずつ変化していくため、気づかないうちに一部の歯に大きな負担を与えてしまっているかもしれません。
③歯周病の進行により骨が退縮している。
歯周病によって歯の土台となっている骨(歯槽骨)が吸収されていくと、支えが少なくなり、歯はより動きやすくなります。
④矯正を中断した。
矯正治療を中断し、保定装置がされていないと、歯並びが後戻りしてしまう原因になります。
また、矯正治療を中断したことで部分的にお口の中にスペースがある場合も、歯が動いて歯並びが悪くなる恐れがあります。

歯並びが悪くなることは見た目だけの問題ではないのです。
歯磨きがやりにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、顎の痛みや肩こりを引き起こす顎関節症の発症原因にもなります。

<年々悪くなる歯並びを食い止めるには>
①矯正治療を受ける。
歯の位置や噛み合わせを理想的な状態に近づけることで、歯が余分なスペースに移動したり、傾くことをある程度防ぐことができます。
当院では月に2回の金曜日に矯正の無料相談を実施しています。
詳しい進め方や費用など気になることがあれば1度聞いてみてはいかがですか?

②矯正した歯は保定する。
矯正後は歯が動いて元の歯並びに戻ろうとする傾向があります。
そのため、矯正終了後、一定期間は歯が動かないようにする必要があります。
③親知らずを抜歯する。
親知らずが手前の歯を押している場合、その歯を抜歯することで、歯が動くリスクを減らすことができます。
当院での処置が難しいと判断した場合は、大学病院などへの紹介をさせていただきます。
④歯周病の治療をする。
歯周病の進行を止めることで、土台となる骨の吸収を食い止めることができます。
そのためにも、定期的な検診やクリーニングが大切です。

歯並びだけではく、自分には親知らずがあるのかな?歯周病はどの程度進行しているのかな?など気になることが出てきたのではないでしょうか?
現状を知ることはすごく大切なことです。
スタッフ一同、お待ちしております。

たなか歯科クリニック 歯科衛生士 常川 怜奈

かみ合わせの診査・診断

千種区たなか歯科クリニック、併設 覚王山プライベートデンタル院長の田中です。

僕の趣味というか気分転換はランニング。
いつもスマホとヘッドホンをつけてます。
緑の中を走るといろいろな考えが浮かんできて、そんな時は立ち止まってスマホに音声を記録してます。

 

今日は雨でしたが、装備をしっかりすればとても快適です。

写真は千種区の東山スカイタワーです。

中京テレビの東山タワー(名前が似てますね)とこのタワー周辺を回るのがいつものコース。
装備といってもほとんど水着(普段着っぽいものをチョイス)ですが😊
特に夏の雨のランニングは「シャワー・ラン」と言って子供の時の気持ちになれますよ!!

 

体を冷やさないようにインナーウェア選びと、滑らない新しいシューズがポイント。
古いシューズは履きなれて良いのですが、滑るのが心配。
僕はワークマンの1890円のランニングシューズを愛用してます。
最初は雨用で使用してましたが、最近は晴れでも使用してます。
そうそう、5本指のソックスも。足の指の保護のため。

最近のランニングシューズは踵のカップがしっかり作られているので、間違っても踵を潰すことがないように履くときに注意してくださいね。

 

 

ところで本題にもどりますが、

「噛み合わせがしっくりこない」って方、結構多いのです。

通常の治療では虫歯や歯周病の検査は普通に行われているのですが、
噛み合わせの診査はほとんど行われておりません。
それは保険治療ではその評価がないため。

 

その必要がない場合はもちろんありますが、僕は日常的に行っているのが

「フェイスボウトランスファー」。

歯科医師なら学校で必ず習っています。
上下の歯型を精密にとり、噛み合わせを数回取ります。
顎を右や左にずらしたり、こちらで下顎を誘導した噛み合わせだったり。

 

咬合器と言われる頭蓋骨を簡略化した装置で診査診断していきます。

僕が使っているのはパナデント咬合器。

様々な咬合器がありますが、矯正専門医や噛み合わせ専門医が好んで使う診査診断に優れたものです。

 

歯の凸凹で作られたかみ合わせ(習慣的な噛み合わせ)と、ホントは身体はこう噛みたいという噛み合わせの誤差を計測していきます。

このような装置で説明してもらった方はすくないのではないのでしょうか?

 

不思議なことに、この誤差を修正し治療が進むと肩こりや腰痛、頭痛が良くなったという方が結構います。
もちろん、噛み合わせがそれらの症状と直接つながっているわけではありません。

 

僕ら歯科医業に携わる人間はその範疇しか最善を尽くすことはできませんが、巡り巡って身体の他の部分まで影響があるのかもしれない、と日々感じています。

 

 

覚王山プライベートデンタル(自由診療)

田中伸尚

 

代用甘味料ってなに?

千種区のみなさんこんにちは、たなか歯科クリニックの長谷川です。
最近は毎日雨が続いていますね、足元の悪い中お越し下さってありがとうございます。
今回から2回に分けて、甘いけど虫歯にならない代用甘味料についてお話します。

皆さんは代用甘味料という言葉を聞いたことはありますか?代用甘味料とは、砂糖のかわりに使われる甘みのある物質の総称です。糖尿病でも安心して食べられる甘味料や肥満対策に使われるダイエット甘味料、そしてむし歯の原因にならない甘味料などがあります。

虫歯菌が好む砂糖(スクロース)は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が一分子ずつ結合した二糖類でブドウ糖はあらゆる動物のエネルギー源となり、果糖は主に果物に含まれるとても甘い物質からできています。これを我々が摂取することで甘いものが大好きな虫歯菌もそれを食べ、グルカンという身を守る衣服のようなネバネバした成分を身に纏います。このネバネバはブドウ糖からできており、どんどん繋がり層になって分厚くなり、衣服から生息する住居にと変わっていくのです。住居にかわるといろんな虫歯菌がやってきて、虫歯菌たちが暮らす家、バイオフィルムの完成になります。

バイオフィルムは砂糖の摂取が続くとどんどん成長し、大きくなります。一度形成されると、唾液の波にも抗菌薬にも強く、さらに頑丈になったバイオフィルムはきちんと歯磨きをしている方でもなかなか壊すことが難しくなります。そして虫歯や滞留していた菌によって歯周病を誘発してしまうのです。

では、代用甘味料を摂取した際はどうなるのでしょうか。まず、虫歯菌は代用甘味料を栄養にできないため、虫歯の原因となる酸をつくることができません。さらに、代用甘味料にはグルカンを作るブドウ糖が含まれていなかったり、含まれていても虫歯菌が分解できない構造になっているので頑丈な衣服、住居をつくれません。
また、砂糖と代用甘味料が同時にお腹のなかにあるとき、ある種の代用甘味料があるとグルカンをつくる邪魔をしてくれるそうです。とはいえ、この三つの作用は全ての代用甘味料が持っているわけではありません。作用の違いを知ることも大切になってきます。

今回は砂糖を摂取した際に私たちのお口の状態がどうなっていくのかをメインに、代用甘味料の作用を少しお話ししました。翌月のブログでは代用甘味料によってその作用はどう違うのかおはなししていく予定です。

学校歯科検診の結果はどうでしたか?

皆様こんにちは!
千種区たなか歯科クリニックの歯科衛生士佐々木彩花です。

昨日から7月になりましたね。
この時期になると学校で歯科検診を受けましたと定期検診で来院された患者様から報告を受けます。中には歯科医院の受診を勧められて来る方も多くいらっしゃいます。

学校歯科検診では、主に目視によるスクリーニング検査を行います。 スクリーニング検査とは、 大勢の人の中から「特定の病気の疑いがある人」の早期発見、早期治療につなげるための検査です。 お子さんのお口の中の状態を、「健康・要観察・要治療/要精密検査」の3段階にふるい分けしていきます。

歯科医院での診察と変わらないように思えますが、実は学校歯科健診ではあくまでもスクリーニング検査のみを行うので、歯科医院で行うような精密な検査はできません。見落としがないように先生が一生懸命気を付けていても、限られた時間と設備・目視のみでは、歯と歯の間の小さな虫歯まですべて確認する事は難しいです。

ですから「歯医者に通っているのに、歯科健診の結果の紙には虫歯ありとなっていた!」 「歯科健診の紙には異常なしだったのに、歯医者さんで虫歯が見つかった!」という事があります。
歯と歯の間や、顎の骨の状態などは目では見えません。目で見て分からない部分に「虫歯がないか」、「乳歯の下に大人の歯があるか」などレントゲンなど使って詳しく検査した上で、「診断」することが歯科医院では可能です。

歯科医院の検査は、歯、歯肉の状態、磨き残しの箇所のチェックなど様々な角度から細かくチェックし、目視の状態やレントゲン画像などを元に総合的に診断していきます。

この検査の目的は、現状をきちんと把握した上で診断をし、1人1人に合った治療や予防処置の方針を決めるためのものです。そのためには、明るい照明のもとレントゲンなどの専用の器具がそろった状態で「お口の中がしっかりと見える環境」も重要なポイントです。

子供の学校歯科健診の「結果の紙」の内容は、あくまでも目安のものですので、「絶対大丈夫!」とは安心できません。確実に診断するのであれば、歯科医院での受診をおすすめいたします。
お子さんが持って帰ってきた、学校歯科健診の「結果の紙」。
「痛くないみたいだし、歯医者に行くのも面倒だし、いいか。」なんて思うのは、危険信号です!

まずはきちんとした「診断」を受けに、歯科医院へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 佐々木彩花

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