スウェーデン式プラークコントロール

スウェーデン式プラークコントロール

みなさんこんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
1年でいちばん寒さの厳しい時期ですね。本格的な寒さが身にしみます。みなさま風邪など体調は大丈夫ですか?医院へお越しの際は暖かくしてきてくださいね。

今回のブログでは”スウェーデン式プラークコントロール”をみなさんにご紹介したいと思います。
スウェーデン式プラークコントロールは楽に成果を出すことのできるセルフケアです。
スウェーデンでは国民のほとんどが自主的にケアを行ない、高齢になっても健康な歯が守られています。そんなスウェーデンの人々の考えをもとにして生まれたプラークコントロールの方法です。

スウェーデンのセルフケアとは?
日本では「口腔内全体をまんべんなく磨く」のが一般的なセルフケアですが、一方でスウェーデンでは「リスク部位に注目したプラークコントロール」が行われています。
(リスク部位とは虫歯や歯周病になりやすく、細菌がたまりやすい部位です。)

具体的に意識されているのは次の3つです。
1、患者さんが自分のリスク部位を知ること
2、リスク部位に合わせた道具でケアすること
3、リスク部位から先に磨くこと

ここから考えられて「リスク部位を先に清掃するスウェーデン式プラークコントロール」が誕生したのです。
この方法を取り入れると、磨く時間は普段の歯磨きと変わらないのに、プラークの落ち方は劇的に変化します。
患者さまにとって取り組みやすく楽に成果を出すことのできるセルフケアなのです♪

意識する3つのポイントのうちまずは、リスク部位を見極めるところからです。
人それぞれ口腔内のリスク部位は異なります。そのため簡単に可視化できるのが染め出しです。細菌の溜まっている場所に色が着くのでどこに気をつけたら良いか一目でわかります。
ほかにも歯ぐきや被せ物の状態によってもリスク部位を見極める必要があるので、まずは担当の歯科衛生士と一緒にリスク部位をチェックしておきましょう!
次にリスク部位にあったアイテムを選びます。
ここで大切なのは患者さまご自身でも一緒に選んでいただくことです。歯科衛生士からすると「ここの汚れはこれが落ちやすいですよ!」というおすすめはあるのですが、実際に毎日使うのは患者さまなので、どのアイテムなら使いやすく続けられるかを一緒に考える必要があります。フロスにしても手に巻くタイプなのか、フォルダー付きのなのか、普段の生活に合わせて、一緒に考えて選ぶように私はしています。そして口腔内の状況は年々変わっていき、生活も変わっていくものなので、そのたびにアイテムを変えていく必要があるのです。
そして最後のポイントはリスク部位を先にケアすることです!
リスク部位がわかり、アイテムも選べたらあとはおうちでその部位を先にケアするだけです。この”先に”が実は重要なポイントです。
集中力はやはり「やり始め」がもっとも高く、徐々に低くなってしまいます。これはセルフケアも同じことで、集中力の高い最初のうちにリスク部位をケアすることで、効率よくプラークを落とせるのです。

『”リスク部位を先に”清掃するスウェーデン式プラークコントロール』をぜひ取り入れてみていただけたらと思います。

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛

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