フッ素の働きをたまごで実験!

フッ素の働きをたまごで実験!

こんにちは千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
夏休みも終盤ですが、お子さんと楽しい思い出はつくれましたか?
定期検診に来るお子さんからは夏休みの楽しい思い出話をたくさん聞くことができて私もとっても楽しい気分になっています。
小学生のお子さんから聞いたのですが、夏休みの宿題で歯磨きがあったそうです!すごくいいですよね(^^)
夏休みの宿題といえば自由研究が一番大変だったように思います。今回のブログでは自由研究に使えそうな実験の話をさせていただきたいと思います。

たまごを使った実験です。たまごの殻と歯の成分は同じカルシウムやリンなどのミネラルでできています。この実験ではたまごを歯に見立ててフッ素の働きを観察します。
用意するものは
・フッ素入りの歯磨き剤
・お酢
・たまご(赤いものが観察しやすいです)
・透明のコップ
・油性のマジック
・キッチンペーパー

<実験スタート>
①たまごの真ん中に油性のマジックで線を引き、半分に◯のマークを、もう半分に×のマークを書きます。
②◯のマークを書いた方に、フッ素入りの歯磨き剤を塗ります。
③ぬらしたキッチンペーパーでくるみ、約半日ほど置きます。
④半日後、歯磨き剤を拭き取り、2倍に薄めたお酢にたまごをいれます。
⑤たまごの様子を確認します。

<実験結果>
◯のマークのものは変化がなく、×のマークの表面には泡が発生します。

×のマークの表面に発生した泡は、たまごの殻がお酢の酸に溶かされて出てきたのもです。歯磨き剤の中のフッ素が、◯のマークのたまごの表面を酸から守り、たまごを強くしているのです。
普段からフッ素入りの歯磨き剤を使用することが歯を酸から守り、虫歯予防には重要になってくるのです。
またフッ素は年齢によって使用するべき濃度や量が異なりますので、みなさまご自身の口腔内にあった歯磨き剤を歯科院で確認してもらうと良いです。
そしてフッ素は水でゆすぐと流れてしまい効果が落ちるのでゆすぐ量は大さじ1杯で1回を目安にしましょう。ペットボトルのキャップだと2杯分くらいの水の量です。
また歯科医院でのフッ素の塗布後は30分お口をゆすいだり、飲食はしないようにしましょう。

そして今回の実験でもわかるように歯は酸に弱く、お酢以外にもジュース、炭酸飲料などをダラダラと飲み続けるのはとても心配です。まだまだ暑いので熱中症対策でこまめな水分補給は必要ですが、お水やお茶を飲むようにして乗り切りましょう!
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛

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