動物の歯と人間の歯

動物の歯と人間の歯

千種区覚王山の皆さんこんにちは、たなか歯科クリニックの長谷川です。
突然ですが、数ヶ月前に嬉しいことがあったので報告します。

この画像、皆さんは何に見えるでしょうか?歯だということはみてわかるかと思いますが、人間の歯にしては鋭すぎるような・・・?実はこれは猫の乳歯なんです。
私が一緒に暮らしている猫とぬいぐるみで遊んでいたところ噛み付いた拍子にぽろっと何かがとれました。最初はごみかなと思って捨てようとしましたが硬いし、血のようなものがついており、もしやと思いよくよくみてみたら米粒くらい小さな乳歯が抜けていました!
猫は乳歯を食事の拍子で飲み込んでしまうことも多くなかなか見つからないときくので3本も見つけられてラッキーでした
今回は犬や猫の歯について人間と比較しながらお話しします。みなさんは犬と猫、人間の大人の場合どちらが歯の本数が多いかご存知ですか?犬は合計で42本、我々人間は親知らずを含めても32本しか歯がありませんのでずいぶん多く生えています。ちなみに猫は人間とそんなに変わらない30本だそうです。
人間と比べると食べるものの違いからか形状もだいぶ違います。たとえば人間では一般的に奥歯とまとめられる箇所で犬歯に続く後方に上下左右に2本づつ小臼歯が、その奥に3本づつ大臼歯が生えていますが、犬猫の場合小臼歯が前臼歯、大臼歯が後臼歯とよばれ互い違いの噛み合わせになっており、肉を噛み切りやすくギザギザしたような形になっています。先ほどの画像だと一番右の歯が臼歯にあたると思われます。そして一番人間との差がわかりやすいのが犬歯です。犬歯は人間より長く犬猫が獲物を仕留めやすく鋭く尖っているのが特徴です。
歯の生え変わりは人間より早く、犬猫はだいたい生後3ヶ月から半年の間に全ての歯が永久歯になります。人間はだいたい6歳ごろから12歳ごろまでかかりますが、犬猫は1年くらいで大人になるためそれだけ歯の生え変わるスピードも早いのです。
また犬猫の歯の構造は人間とそっくりで、表面にエナメル質がありその中に象牙質、そして歯の神経が通っていて、歯を支える歯茎に歯根膜と呼ばれる歯と骨の間にある薄い膜状の組織があり、その下にあごの骨があります。となると、お口の病気も人間そっくりなのです。次回は犬猫がなりやすいお口の病気についてお話しします。
ちなみにたなか歯科クリニックは人間専門の歯医者さんなので皆さんの愛犬さん、愛猫さんはお近くの動物病院さんへ連れて行ってあげてくださいね!

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