咬んだ時に痛い!それ、何が原因?

咬んだ時に痛い!それ、何が原因?

こんにちは! 名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠 です。

さて、お題にある 『咬んだ時の痛み』。 皆さまは、ご経験がありますか?
その痛みは、何が原因なのでしょう?? 痛みは、“何かそこにストレスがかかっている”、“何らかの異常がある” というサインかもしれません。
現在、症状が落ち着いていれば安心ですが、ずっと気になっているようであれば不安ですよね…(>_<)

咬んだ時の痛みには、様々な原因が考えられます。例を挙げていきましょう。

歯に過剰な力がかかりすぎている
 咬む力を感じるのは、実は歯の内部にある神経ではありません。歯の周りにある “歯根膜” というクッションのような組織で主に感じているのです。
その歯根膜に過度な力がかかりすぎていると、歯根膜が圧迫され、充血して炎症を起こします。炎症を起こしている歯根膜は敏感になるため、同じ力でも 正常な状態より痛く感じるという訳です。
いわば、歯根膜が過度な咬合力への危険シグナルを出していると言えます。
どういう状況で、歯根膜炎が起きるかというと、
・ 歯並びや顎の形が悪く、一部の歯に負担がかかりすぎている
・ 嚙みしめ・食いしばりが強い
・ 被せ物や詰め物の高さが合っていない
などの原因があります。

歯周病で、歯の土台が弱っている
 歯を支えているのは、その周りの歯槽骨です(外見上は歯茎のように見えますが、実際はその中にある骨なんです)。その支えである骨が 歯周病で溶けて失われてしまうと、グラグラになり、以前のように咬む力を充分に受け止められなくなってしまいます。
土の中に埋もれている杭が、周りの土が無くなっていくにつれて、傾いて倒れてくるのと一緒ですね。

歯の中が膿んでいる
 歯の中の神経がバイ菌に感染したり、化膿したりすると、根の先に炎症を起こすことがあります。その炎症がある歯に力がかかると、そこが刺激されて痛みを感じます。

歯に外傷を受けて破損している
 外傷により歯にヒビが入ったり、割れていたりすると、その周りに炎症を起こし、歯に力がかかった時に痛みを感じます。

鼻の調子が悪い
 これも意外ですが、鼻の調子が悪いと上の奥歯に痛みを感じることがあります。
上顎臼歯の根先は、「上顎洞」という頬骨の中にある 鼻と繋がっている空洞と 近い距離にあるため、鼻炎があったりすると上顎洞にも炎症が波及し、その近くにある上顎臼歯にも影響を受けて 咬む力に対して敏感になります。

このように原因といっても色々で、その痛みの原因により 対処・治療法も異なります。
咬んだ時の痛みでお困りの方。どうかお気軽にご相談ください♪

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

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