恐ろしい動物の歯周病

恐ろしい動物の歯周病

千種区覚王山の皆様こんにちは、たなか歯科クリニックの長谷川です。
今回は前回の続きで犬猫さんの歯について人間と比較しながらお話ししていこうと思います。前回、犬猫の歯の構造は人間とそっくりだというところまでお伝えしました。心配なのがお口の病気ですが、実は人間と同じで歯周病が一番多いです。犬猫は人間のように言葉で痛みを伝えられないので突然ご飯を食べなくなったり、好き嫌いが多くなったりなどの変化で伝えてきます。動物は自分で歯を磨けないですし、このような変化があった時にはだいぶ進行していることが多いようで、3歳以上の犬猫で85%以上が歯周病になっているといわれています。ちなみに人間も成人の約8割が歯周病といわれています。
犬猫の歯周病は、まずお口のニオイ独特な刺激臭がしたら疑ってみても良いと思います。そのあと出血があったらかなり進行している可能性が高いです。歯周病は放置して悪化すると歯が抜けるだけではなく、上顎の骨が溶けてしまったり頬の皮膚に穴があいてしまったりすることもあります。さらに全身に色々な病気を引き起こし時には命取りになることもあるのです。
また、歯周病以外でも犬の場合は乳歯の生え変わりの時期に、乳歯がきちんとぬけてこなかったり、永久歯が埋まって出てこないなどのトラブルもあります。人間の乱ぐい歯(顎のスペース不足や歯が大きいために歯が重なって生えている状態)のように重なって生えてくることもあり磨きづらいためプラークがたまりやすく歯周病の原因にもなりやすいです。
猫の場合は、虫歯ではないのに歯がとけてなくなってしまう病気があります。この病気になると抜歯しないといけないことが多いです。また、犬も猫も若齢性歯肉炎といえるものがよく見られます。子猫、子犬のときから急激に歯周病が進行して歯茎が腫れたり、歯を支える顎の骨がとけてしまう子もいます。
人間は毎日フロスや歯間ブラシ、歯磨きをすることでケアをしていけますが犬猫はお口を触られることを嫌がる傾向があるためお口のケアは大変だと思います。実際に私の愛猫もかなり嫌がるため奥まで磨けずに断念することもしばしばです。ですが、痛みでご飯を食べられない辛さや、歯を抜かないといけない怖さを考えると飼い主として毎日のケアは怠れません。そして人間も歯周病やその他のお口の病気を防ぐために一緒に口腔内ケアをしていきましょう!
ちなみに基本犬猫は虫歯の要因になる砂糖はとらないので、虫歯はゼロの子がほとんどだそうです。羨ましいですね!笑

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