摂食嚥下

摂食嚥下

年があけてなぜか波にのれない歯科衛生士の三角(ミスミ)です。(^^;)
押し寄せる患者様の歯周病の波が多すぎて、毎日頑張って戦っているけど、体力的にも追いつけなくなっている今日この頃です。

 お口の機能と言ったら、食べる・話す・呼吸する・表情を作るという機能があります。この中で食べる機能についてお話しますと、食べ物を口に取り込み、咀嚼し、喉から食道に送り込み、胃まで到達するまでのこの一連の動きを摂食嚥下といいます。
 この一連の動きに何かしら障害がおきていて、口に入った食べ物が上手に胃まで送り込めない状態を摂食嚥下障害といいます。一般的によく見られる症状にむせといったものがあります。若い頃は、たまに何かの拍子に気管に入ってしまいむせていたと思いますが、年齢を重ねると回数が増え、集中して食べないでちょっとよそ事などしてしまうとむせてしまうということが増えてきます。
喉は、呼吸する空気の通り道と食べ物を飲み込んだ物が通る道が、交差していて、その部分が人間は長いので、あやまって気管に食べ物や飲み物が入ってしまいますと体は肺を守るため、空気以外の異物が肺に到達させることを防ぐために、咳をして異物をだそうとします。これがむせです。人間の一種の防御反応になります。
 歯科は治療するために水を使いますので、摂食嚥下機能が低下した方はむせることが多くなります。もちろん若い方はむせることは少ないのですが、年齢が高くなった男性ほど治療中にむせる人が増えてきます。摂食嚥下機能は、女性より男性の方が機能が落ちやすいことは、エビデンスがでていて私が観察していると50代ぐらいから男性が水を使う治療でよくむせていらっしゃるように感じます。このむせを放置すると、摂食嚥下機能は、ゆっくりじわじわと低下し、最終的には食事がしっかりとれなくなっていきます。食べたくても満足できるほど食べられなくなります。放置せずに摂食嚥下訓練を行うことで機能低下を防ぎ改善できるようになります。
 施設入居者のアンケートでも、だんとつで食事が一番の楽しみとなっています。年齢が高くなればなるほど、食べることは生活の唯一の楽しみになってきます。かくいう私も食べることが大好きで、特にお休みの日は美味しいスウィーツとコーヒーを探してカフェ巡りをしてしまいます。夜のヨガは自分を整えるためですが、カフェ巡りは食べたい欲求を満たすためですね。
 1994年に摂食嚥下機能療法が保険導入されて、歯科医師、歯科衛生士も摂食嚥下訓練ができる職種に名前を連ねています。
「食べることは生きること」、食べることで何かお困りでしたらご相談ください。

千種区 たなか歯科クリニック 
 歯科衛生士 三角洋美

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