舌の正しい位置ってご存知ですか?

舌の正しい位置ってご存知ですか?

千種区の皆様こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。

突然ですが、舌の正しい位置ってご存知ですか?
私は小さい頃に歯磨きや、その大切さを教えてもらったことはありますが、正しい舌の位置は教えてもらった記憶がありません。
しかし、人間の大切な機能である呼吸や発音、嚥下(飲み込むこと)には舌の位置が深く関連しています。
では、今あなたの舌先の位置 どこにありますか?意識しない状態での舌の位置をお聞きしています。

上下の前歯の間?
下の前歯の内側?
下の前歯に乗っかってる?
あるいは どこにも触れてない?
実は舌先は下の図の円の部分に触れて、尚且つ舌全体が上顎にひっついた状態が正しい位置です。

ポイント1舌が上顎に触れている 
ポイント2 舌先が上の前歯の少し後ろに触れている
ポイント3 舌先が前歯に触れていない

どうでしたか?ポイント1から3までが全て当てはまっていないと、正しい舌の位置ではない! ということになります。1から3が当てはまらなかった場合、ご自身では気づかぬうちに、歯並びに悪影響を及ぼす癖が4つあると思われます。

突出癖
舌を無意識のうちに、嚥下時、発音時に前方に突出させる習癖。舌が前歯を押すことにより、上顎前突(出っ歯)や交叉咬合(不正に交叉したかみ合わせ)、開口(奥歯でかんだ時、前歯が開いている状態)の原因になります。

低位舌
安静時に舌が下顎の方に落ちている状態。舌が下がると気道が狭くなり、イビキをかきやすくなったりします。上顎の成長を促す舌が下顎にあるため上顎の狭窄歯列による叢生(ガチャガチャの歯並び)や、また舌が下顎を押すため空隙歯列(すきっ歯)や反対咬合(受け口)の原因となります。

口呼吸
口呼吸と低位舌は関連しており、低位舌により気道が圧迫されることにより口呼吸となります。口での呼吸は、空気中の細菌やウイルスを直接体内に吸い込むことで、風邪などを引きやすくなります。また、お口の乾燥による唾液循環不全により虫歯や歯周病、口臭の原因になります。顔貌も、口周りの筋肉を使わないことにより、ボケーとした印象になります。慢性鼻炎や花粉症などで、口呼吸になってしまうかたもいます。歯並びへの影響は、上顎前突や空隙歯列などです。

指しゃぶり
乳幼児期の指しゃぶりは問題ありませんが、3~4歳頃まで続くと歯並びに影響が出てきます。上顎前突や下顎前突、開口。口を窄ませることによる狭窄歯列などです。
お子さまと癖について話し合ったり、爪に苦いマニキュアを塗ったりしてやめるようにしてみる方法もあります。

歯は、唇、頬、舌といった筋肉に囲まれ、それらの筋肉の圧力のバランスのとれた位置で安定します。

千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士佐々木彩花

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