飲んでいる薬は大丈夫?

飲んでいる薬は大丈夫?

千種区の皆さん、こんにちは。
皆さんはお薬を飲んでいませんか?
歯科治療において服用しているお薬の休薬を必要とするものなど把握しておくことが必要なものがあります。
今回はその一つであるビスフォスフォネート系薬剤についてお話ししていきます。

ビスフォスフォネート系薬剤は、骨粗しょう症の治療によく使われるお薬で、骨密度を上げ、骨折予防にとても有効です。
ただ、抜歯やインプラントなどの歯科外科処置でまれに顎の骨が部分的に死んで(壊死して)しまうことがあります。
長期にビスフォスフォネート系薬剤を服用している方(3年以上)は、顎の骨が壊死するリスクがより高まるので注意が必要です。
さらに、ステロイドを服用している、糖尿病がある、抗生剤治療をしている方はよりリスクが高くなります。
ビスフォスフォネート系薬剤は、お口の中が不衛生な方や、入れ歯が合わず歯ぐきに傷がある方にも顎の骨の壊死を起こすことがあります。

初診でかかった時や通院中で飲み始めた方は必ずスタッフにお伝えください。
①飲んでいる薬の名前は?どれくらいの期間飲んでいますか?など詳しく教えてください。
また、お薬手帳があればお持ちください。
②歯の痛みが続き、歯ぐきが腫れたり膿みが出る、口内炎が治らない、顎や下唇が痺れるなどの症状はありませんか?ビスフォスフォネート系薬剤の副作用の可能性があるので必ず教えてください。
③骨密度はどれくらいですか?70%未満なら骨粗しょう症と言われています。
④ステロイドを服用していませんか?糖尿病はありませんか?
ステロイドを長期に服用している患者様や糖尿病の患者様は骨粗しょう症を起こしやすく、ビスフォスフォネート系薬剤を併用していると抜歯の治癒が悪く、顎の骨の壊死を起こすリスクがあります。
⑤骨粗しょう症による骨折を起こしたことがありますか?
骨折のリスクが高い方は、歯科治療をする時にビスフォスフォネート系薬剤を休薬しない方がいい場合があります。

<治療前にお願いしたいこと>
①ビスフォスフォネート系薬剤の副作用を心配して、自己判断で中断するのはやめましょう。
②抜歯前に医師に相談していただき、休薬するか、他のお薬に変更していただく必要があります。

<治療後にお願いしたいこと>
①処方された抗生剤は、感染予防のため必ず服用しましょう。
②休薬していた方は、医師の指示通りお薬を再開しましょう。

お口の中を清潔にしていれば、ビスフォスフォネート系薬剤を飲んでいても顎の骨の壊死をかなり予防できます。
口腔ケアを徹底し、定期的にお口のチェックとクリーニングをしてもらいましょう。
いつでもお待ちしております。

たなか歯科クリニック 歯科衛生士 常川 怜奈

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