歯のマメ知識

2015/04/10
歯周病の放置が引き起こす結末...

子どもの頃の嫌な思い出が原因で、歯科医院から足が遠のいてしまっている方が意外にいらっしゃいます。
「自分の歯は丈夫だし、今のところ虫歯らしきものもない」と安心しておられる方、要注意です。日本では35歳以上の方のなんと8割が歯周病を患っていると言われています。
しかし、自覚症状がほとんどないため歯医者さんにかかることもなく歯周病が進行してしまい、気が付いたときには時すでに遅し...なんていうこともあります。ぜひ歯周病の徴候に注意して、予防、そして早期の治療に取り組んでいただきたいと思います。

歯医者さんは歯周病の進行を通常4段階に分けて把握します。すこしご紹介してみましょう。
第一段階は歯周組織は健康で、正常な状態を指します。しかし、ブラッシングが不十分だったり、プラーク(歯垢)の除去がきちんとなされないと、次の第二段階に入ります。
これは歯茎が赤く腫れている状態で、軽度の歯周病です。歯周ポケットが破壊され、歯肉と歯の間に隙間ができ始めている段階です。これが続くと、歯が歯肉が離れ始めます。
第三段階はまさにその状態です。中程度の歯周病で、場合によっては歯は水平に動揺するまでになります。
そして、最悪の状態、第四段階は、歯垢は歯石にかわり歯の根の部分にまで付着、歯肉と歯の間にはかなりの空間が生じ、歯は水平・垂直動揺するという恐ろしい状態です。ここまで来るともはや打つ手は抜歯しかありません。

歯周病にかかると、生活のさまざまな面に影響が出てきます。例えば、歯茎が痛んだり、口臭がしたり、歯が抜けたりすると、食べ物をかんで味わうことが難しくなります。また、話し方や外見も悪くなってしまうかもしれません。さらに、口内の健康状態は体全体と密接に関係しているということも、さまざまな研究からわかっています。

平成24年の調査によりますと、千種区は、働き盛りの40〜44歳の方の人口が一番多いようです。これは、歯周病になりやすい年代の方が多いともいうことができます。
まずは、歯周病にかかっているかにかかわらず、定期的な歯科検診をお勧めします。そして、正しいブラッシングと生活習慣で、歯周病を予防していきましょう。

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