歯のマメ知識

2014/09/22
子どもの虫歯

「痛いのはいや!」と言って、歯医者さんに行きたがらない子どもたちが大勢います。
残念ながら、歯科医をしている限り、子どもたちから多少恨まれてしまうのは避けられません。

しかし、わたしたちは子どもたちみんなにできるだけ痛くない治療を受けて欲しいと願っていますし、それ以上に子どもたちが虫歯治療を受けずに済むことを願っています。
さて、今日はそんな願いもこめて、子どもの虫歯の特徴についてお話ししたいと思います。
    
子どもと大人の大きな違いは、子どもの歯は永久歯ではなく乳歯だということです。
「どうせ生え変わるんだから、今は虫歯になっても大丈夫!」と考えて安心してしまいがちですが、残念ながら、乳歯のときに虫歯がたくさんある子どもは、大人になってからも虫歯ができやすくなってしまいます。
ですから子どものうちに、虫歯のない健全なお口の環境を整えてあげることはとても大切です。

子どもの虫歯には、いくつかの特徴がありますが、その一つは歯と歯の間にできやすいことです。
特に奥歯の歯と歯の間にできるため、見た目にはわかりづらく、虫歯が進行していても気づかずに、突然穴が空いてしまうことがあります。
予防のために、毎晩デンタルフロスなどを使って歯と歯の間の汚れをしっかり取ってあげましょう。

興味深いことに、子どもの虫歯は黒くなく、白いことが多いです。
白い虫歯は早く進行するタイプの虫歯で、虫歯になっていることがわかりづらいのが特徴です。
しかも、子どもは痛みの感覚が大人ほど発達していないため、痛みがあっても気づきにくく、知らぬ間に大きな虫歯になっているということも多々あります。
虫歯の痛みより、虫歯の穴に詰まった食べカスが、歯茎の炎症を引き起こし歯茎の腫れの痛みで歯科医院を訪れるケースもあります。

子どもたちの食習慣は乳児の時から刻々と変化していきます。その変化に伴い、甘い食べ物のおいしさを覚えてしまうと、糖分を取る量がだんだんと多くなり、気が付くと虫歯になりやすい口内環境が出来上がっているということもあります。虫歯を作らないためにも、日ごろの食習慣によく注意しましょう。

小さな子どもたちは、自分で自分の歯を守ることができません。千種区の親御さんたちが、子どもたちの虫歯予防に力を入れてあげるよう心から願っています。

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