歯のマメ知識

2014/10/18
ご注意!この習慣はお子さんの歯並びが悪くする!

千種区の子どもたちを見ていると、白い歯がきれいに揃ってかわいいなあ、と思います。しかし、時々、というか、以前に比べて、歯並びの矯正をしている子どもたちが増えていることに気づきます。確かに大人になって歯並びの悪いのは避けたいですから、小さいころにしっかり矯正するのは良いこと。ただ、一番良いのは矯正自体しないことですよね。なんといっても、矯正するには時間とお金がかかりますし、子どもたちもその間、なにかと大変です。

親御さんの中には子どもが矯正するようになったのは、子どもの発育と関係しており、自分たちではコントロールできない、つまり、自分の子が矯正をせざるを得なくなったのは「運が悪かった」と考えている方もおられるようですが、実はそんなことはありません。もちろん、中にはどうしようもできない要素も関係していますが、親の注意で防ぐことができることだってたくさんあるのです。歯医者さんの視点からすると、その習慣さえ改善しておけば、なんとか避ける事ができたのに、ということがあります。ちょっとご紹介しましょう。

まず、食卓テーブルで食事をするときに、子どもを大人用の椅子に座らせているようなら要注意です。子どもは足が届きませんで、食事の時にずっと足をぶらぶらさせることになります。実は足がしっかり地についておらず、ぶらぶらしていると、噛む力にも影響することが知られています。噛む力が弱くなったり、回数が少なくなったりするんですね。そして、そうなると子どもの顎の発育に影響します。顎の発育が不十分だと、永久歯が生えてきた時に、狭いスペースに無理に生えてくることになりますので、結果としてどうしても歯並びがガタガタになってしまう可能性がある、ということなのです。

じゃあ、床に座って食べさせていれば良いのか、というと、その場合も座り方に注意しなければなりません。ほとんどの子は正座をして食べたがらず、横座りをしたり、だらっとした格好をしてしまいます。そうすると、股関節や顎の関節の歪みに繋がるのです。「そんなちょっとしたことが?」と思われるかもしれませんが、子どもの体が発育過程であることを忘れないで下さい。すでに成長しきってしまった大人の場合と訳が違うのです。

ですから、歯科医院としては親御さんの皆さんにしっかりと座り方を指導してくださることを願うばかりです。ちょっとした習慣が子どもの一生を決めることをお忘れなく。歯科にお越しになることがあれば、わたしたちも喜んでお子さんにも指導をいたします。

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