歯のマメ知識

2014/11/10
むし歯を効果的に予防するにはどうしたらよいか?


歯科医院に行くと聞こえてくる「キーン」という機械音。あの音を聞くだけで、なんだか背中がぞくぞくして、歯がよけい痛くなるという人もいらっしゃるかもしれません。だれでも虫歯治療は嫌なもの、でもなってしまったら治療しないわけにもいきません。そこで、歯医者さん通いをなくすために、虫歯予防に力を入れるのは賢明な選択でしょう。

さて、よく「甘いものを食べると虫歯になる」と言われますが、実際は、甘いものを食べる人がみんなそろって虫歯になるというわけではありません。虫歯ができるのは、歯がミュータンス菌と呼ばれる細菌に感染するからです。しかし、このミュータンス菌は、歯に付着した糖分をえさとして酸を作りだすので、単独では悪さができません。また、ミュータンス菌が酸を作りだすまで、少し時間がかかりますから、その時間内に適切な処理をすれば、虫歯になることはないのです。では具体的にはどうしたら良いのでしょうか。

まず、根本的な方法として、虫歯菌、つまりミュータンス菌の数を減らすことができます。これは簡単にいうと、しっかりと歯磨きをするということです。ミュータンス菌は、プラークの中にたくさんひそんでいますから、歯磨きによってプラークと一緒にかき出してしまえば、数を減らすことができます。そうすることにより、作られる酸の量が少なくなり、結果として虫歯ができにくくなります。

また、ミュータンス菌が歯を溶かす酸を作る前に、酸のもととなる食べカスを口の中から取り除くことも大切です。酸が作られるまでに約3分かかるので、その間に歯をみがくことで、食べカスを取り除くことが大切です。

また、甘いお菓子や飲み物には、ミュータンス菌の大好きな糖分がたくさん含まれていますから、取り入れ方に気を付ける必要があります。お菓子をまったく食べないというのは難しいですから、食べるときには時間を決めて、食べたあとにはすぐ歯磨きをするようにしましょう。だらだらとお菓子や飲み物をとりながら何かするのは、虫歯のできやすい環境を作るようなものです

虫歯予防に役立つ習慣や方法はまだまだたくさんあります。千種区の歯医者さんでも歯科衛生士さんたちが、効果的な虫歯予防の方法を親切に教えてくれます。いま、虫歯がある人もない人も、しっかり予防して、健康な歯で毎日の生活を楽しみましょう。

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