2015/03/16
乳歯の生え変わりのプロセスは、とてもドラマティック
千種区にお住まいのかわいいお子さんたちも6歳くらいになると、体に大きな変化を経験するようになります。
骨格が成長し、それに伴って歯も乳歯から永久歯に生え変わっていきます。
そして、この変化によってこれまで噛めなかったような硬いものもしっかり噛めるようになり、十分の栄養を体が吸収できるようになるのです。
というのも乳歯は石灰化が不十分で柔らかいですし、当然ながら、永久歯に比べて大きさも一回り小さいです。また、もう1つ付け加えておくと、乳歯は色が白いですが、永久歯は黄色っぽい色をしています。
6歳から始まり、12歳まで続くこのプロセスをよく調べてみると、前もって設計されていたように、ある段階になると、乳歯が生え変わりはじめる非常にドラマティックな過程であることがわかります。
永久歯のもととなる歯胚(しはい)は実は妊娠3ヶ月後〜5ヶ月後にすでにあごの中で作られ始めます。
歯胚は何年もの時間をかけて形成され、子供が6歳になったころに生え変わりの第一陣が始まります。
永久歯の歯冠部が完成すると、乳歯の根本を溶かす細胞が働き始め、乳歯はグラグラし始めます。
以前は歯がグラグラしているときに、そこに糸を巻きつけて引っ張って乳歯を抜いたら良い、と信じられていました。
しかし、実はそんなに焦って乳歯を抜く必要はありません。時間が経てば自然と、舌でさわったくらいの力でポロッと落ちますから焦らないようにしましょう。
無理に向こうとすると過度の出血をしたり、痛みを伴うことがありますので、千種区の親御さんの方々には是非こうした点を覚えておいていただきたいと思います。
ただ、このプロセスの中で、例えば永久歯が本来なら下から生えてこなければならないのに、離れた場所から生えてきたり、あるいはなかなか乳歯がグラグラせずに抜けないとか、さらには乳歯が虫歯でボロボロの場合、乳歯がそのまま残ってしまったりすることがあります。そんな場合には歯科医院に足を運んでいただき、歯医者さんのアドバイスを受けることをおすすめいたします。
この時期の生え変わりは後々まで影響を及ぼしますので、歯科のチェックを気軽に受けましょう。
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