スタッフブログ

2015/01/21
根っこの治療が難しい理由

皆様、こんにちは、歯科医師の早川尚子です。

厳しい寒さの中にも清々しさが感じられる日々が続いております。いかがお過ごしでしょうか。

本日、父親の治療を行いました。歯の根っこの先に炎症が生じたため、現在、根っこの中を洗浄・消毒しています。

皆様ご存知かと思いますが、歯には根っこがあり、骨と歯ぐきで覆われているため、お口の中からは見えません。根っこの中は細く繊細であり、根っこの中の神経の部屋はいくつかに分岐しています。そして、根の先端にいくまでに枝分かれしていることがあります。

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上記の写真は根っこの治療で使用するファイルという器具です。奥歯は前歯に比べると根っこがより複雑になっていることと、根っこが弯曲しており、器具を根っこの中に入れるために、患者様には大きなお口を開けていただかなくてはいけませんので、特に難易度が高くなります。そして、この器具が入らない細い部分には、洗浄液による化学的な作用でアプローチをしていくのです。これだけでも根っこの治療が難しいことが伺がえますね。

 

しかし、ご安心ください。当院では、根の中を見るためにLEDライトで照らし、拡大鏡を使用しての精密な治療を行っています。そして、必要に応じて術前・術中・術後にレントゲンを撮影し、根っこの形態や長さ、ファイル等の器具の到達深さ、お薬の緊密状態を確認しながら治療を進めていきます。

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もちろん患者様の治療の前にも模型で何度も練習を重ね、多くの症例に対応できるように備えていますので、ご安心下さい。理想は、根っこの治療をしないことが一番ですが、根気よく通っていただき、ご自身の根っこを残すことが大切です。治療でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

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