スタッフブログ

2015/07/17
親知らずは、抜いたほうがいいの?

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。

 

診療において、皆様から聞かれることが多い質問で、
『親知らずは、抜いたほうがいいですか?』と、いうものがあります。
さて、どうなんでしょうか...?

 

「親知らず」は、別名 第3大臼歯。多くは10代後半以降で一番奥に生えてきて、"親から子がひとり立ちした年齢になってから生えてくる歯" すなわち、"乳歯や他の永久歯と違って、親が知らないうちに生えてくる歯"ということで、『親知らず』と呼ばれます。

 

なぜ、親知らずは「抜く・抜かない」の話になるのでしょう?
それは、"親知らずが、お口の中の悩みの原因になりやすいから" です。

 

その理由として、

 ①  清掃が、とても難しい!

まず、奥の方に生えているので歯ブラシが届きにくいです。生える場所が充分にない場合は、歯並びが傾いていたり、歯茎に埋もれているので、汚れの除去が更に難しくなります。
そのため、非常に虫歯になりやすく、周囲に炎症を起こしやすい歯なのです。場合により、手前の歯も巻添えになって そのリスクを背負う事があります。

 

②  歯並びが悪くなる原因となることがある!

前述のように、生える場所が不十分で親知らずが傾いている場合、生えようとする方向に存在する手前の歯を押して、歯並びを乱す原因になります。

 

③だんだん動いてきて、歯茎に食い込んでくることがある!

上顎の親知らずに多いのですが、噛む相手である下顎の親知らずが生えていないため、どの歯とも噛み合っていない状態の時があります。そうすると、その歯は噛む相手を求めて徐々に下方に動いていき、やがては下顎の歯茎に食い込むようになってしまいます。

 

......というような項目があげられます。
もちろん、親知らずが他の歯と同じようにキレイに生えていて清掃もしっかりできる状態であって、咬み合わせにも役立っていれば抜く必要なんてありません。どうしても、トラブルが生じる原因になる親知らずであれば、残しておくメリットが無いと考えるのです。

 

よって「抜いたほうが良いか?」に対する答えは、

・現時点で親知らずを抜歯することにより、苦痛から開放される。

・将来起こりうる不具合が、間違いなく患者様の負担になる。

・将来に虫歯などで歯の崩壊などが起こった結果、現時点よりも抜歯による患者様の負担や、抜歯の難しさが増すことが予想される。                          

 

以上のことがある場合は、ご相談のうえ抜歯を検討します。
もし、お悩みのことがあれば お気軽にお声かけください!

 

ところで、話は変わりますが......。

私、先日で43歳になり、誕生日を医院の皆から祝ってもらいました!!
心のこもった色紙、プレゼントの靴下、ありがとうございます!

 

あたたかい心遣い、普段からのチームワークに感謝です。たなか歯科クリニックで、皆と患者様のために働けることを幸せに思います。これからも、がんばりますね♪

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千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 満田誠

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