2015/09/19
歯医者さんでよく見かける、青い光!
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
皆様、ご覧になったことがありますよね? 治療において、ドクターがペンシル型の器械で「ピッ」と、患者様のお口の中に"青い光"を当てているのを。
これは、「光照射器」という器械を使って、材料やお薬を"光で反応させて固める"ための"光重合"という作業で、「ピッ」という音は光照射器のスイッチをオンするのと、数秒たってタイマー照射が終わる音なんです。
チェアサイドで最も多く用いる歯科材料である「コンポジットレジン」と呼ばれる白い詰め物は、この光重合操作により固まるので、虫歯の部分を削ってコンポジットレジンを詰め、形を整えてから、青い光を照射します。
この「光重合型」材料は、光が当たらなければ固まらないので、「化学重合型」と呼ばれる"時間の経過とともに少しずつ固まる"材料に比べ、作業時間が必要なだけとれて とっても便利なのです♪
照射器の光源には、ハロゲン・キセノン・LED等が用いられていて、効果に必要な波長の400~800nm(ナノメーター)の 青い可視光線を取り出し、照射します。
かつては紫外線で反応させていたのですが、近年は安全性を考慮し、人間の肉眼で見える可視光線を用いるようになりました。紫外線や赤外線をカットしていますので、歯や歯肉に悪影響がありません。
でも、あの青い色は大変眩しいので、皆様が目で直接見るのはご注意! キレイだからといって、ジーッと見つめるのはあまり目に良くないですよ~。 お子さんなどは、特にお気をつけくださいね。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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