スタッフブログ

2017/02/28
歯の神経の役割とは? また、もし神経を取ったら??③

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。

 

最近はポカポカした良い天気ですね。絶好のランニング日和です。もうすぐ名古屋シティマラソン、がんばるぞ!

 

さてさて、前回のお話の続きですね。

 

まず、『歯髄が失われた歯はどうなるのか?』。

これは前回のブログでお伝えした"歯髄の役割"を考えれば、それが無くなった時に歯がどうなっていくのか 答えが見えてきます。

 

・血管がなくなり、歯に栄養が行き届かなくなる

  → 歯が脆くなる

    欠けたり、割れやすくなります。元気なみずみずしい木と 枯れた木に、力を加えたときの 折れやすさの違いの様なものですね。

 

・神経繊維がなくなる

 → 歯の悪い変化に気づきにくくなる

    痛みを感じるセンサーの役割がある神経がなくなった歯は、虫歯ができるなど 悪い事が起きたときでも自分では気づきにくくなってしまいます。

 

・血管や代謝をつかさどる細胞が失われる

  → 歯が変色する

    新陳代謝がなくなって古い組織がそのまま残り、それが黒く変色していきます。

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  → 幼若永久歯の場合、根が未完成になる

    乳歯から永久歯に生え替わったばかりの歯は、実はまだ根が未完成なんです。根の成長を促す神経が無くなってしまった事で、未完成のまま成長が止まってしまいます。

 

・象牙芽細胞や免疫細胞がなくなる

→ 防御反応が低下する

  虫歯に対する防御反応である"二次象牙質(歯の内側に新しい組織を作って虫歯が急速に進まないようにする組織)"を作ることができなくなったり、免疫細胞が失われることで、炎症や虫歯が進行しやすくなります。

 

では、次回は最後に『神経を取った歯の治療法』についてお伝えします!

 

 

千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 満田 誠

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