2017/04/03
半埋伏歯
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
「半埋伏歯」とは、"歯茎や骨の中に半ば埋もれた状態で生えている歯" のことです。(ちなみに、全て埋まっている歯は完全埋伏歯と言います) これは、親知らずに多く認められます。皆さまのお口の中にも、こういう歯がありませんか?
半埋伏歯になってしまう要因のほとんどは、"歯が生える場所のスペース不足"です。
「そこにキレイに歯が生えたいのに、顎が小さくて生える場所が狭く充分に出てこれない! だから、半分歯茎に埋もれたまま...」とか、
「歯が真っ直ぐに出ていく場所が無いから、斜めに生えて行かざるを得ない...。でも、そこには他の歯があって、歯同士がぶつかったまま生えるのが止まっちゃった!」
などの理由により、半分埋もれたまま それ以上生えてこれないのです。
この半埋伏歯の問題点には、
・歯磨きがしづらいので、半埋伏歯とその前方の歯に虫歯を生じやすい
・周りに炎症を引き起こしやすい(智歯周囲炎)
・前方の歯を押して、歯並びを悪くする事がある
などがあります。
必ずしも抜かなくてはいけない という訳ではありませんが、トラブルになる前に対処しておいた方が安心です。心当たりがあって ご心配な方は、お気軽にご相談下さい。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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