スタッフブログ

2018/03/03
インプラント治療

こんにちは。

千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠です。

 

今回はインプラント治療についてです。

インプラントという言葉は近年では一度は耳にする言葉ではないでしょうか。

歯を失ってしまった時にその機能を回復する治療法の一つです。

 

 

長い歴史の中で歯科医療技術は様々な進化をしてきました。

その中でインプラントは革命的な技術として現れました。

 

 

きっかけは歯科とは関係のない動物実験中でした。

チタンが骨と一体化するということがたまたま発見され、歯科に応用できないかと考えられたのです。

 

そしてさらに基本的なベースはそのままに形態、表面性状などが研究され、より早くより強く骨にくっつくための進化が続いています。

 

 

 

ところで、歯を失ってしまった時に行われる治療は3つあります。

  

  

  入れ歯

  ブリッジ

  インプラント

 

この3つです。

 

それぞれに長所短所があります。

 

インプラントは条件によってはこの中で一番お口の中への侵襲が少ない治療といえるのかもしれません。

というのも手術こそ必要ですが、周りの歯を削らず機能をそのまま回復することができます。

 

お口の中には再生する組織とできない組織があります。

再生できない組織の代表が歯、神経です。

 

ブリッジは装着するのに失った歯の両隣の歯を削る必要があります。

そしてその精度は術者に大きく左右されます。

また入れ歯は一見侵襲がないように見えますが、バネがかけられる歯に負担がかかる事。入れ歯は20パーセント程度しか機能回復できないと言われています。つまり反対側の歯に負担がかかるということです。

またバネがかかる歯にはプラークがたまりやすく虫歯、歯周病のリスクが跳ね上がります。

 

 

つまり、再生できない組織への負担が大きいのです。

 

 

 

インプラントは手術が怖いイメージがあったり、事故も起こっているのが事実です。

ですが、現在はCTを撮影することにより3次元的に正確に骨の状態、神経の位置を把握することができます。その上で解析、シュミレーションをしっかり行い、適応症を見極めれば安全に行う事ができます。

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もちろん大きな手術になり負担の大きな症例もあります。

ですが、条件がしっかり整った場合とても低リスクなミニマムな治療にもなりえるのです。

例えば両隣に歯が存在する状態(中間歯欠損)や初めて一本歯を失ってしまった時が主な適応症になることが多いです。

 

また、インプラントは入れ歯とコラボレーションすることもできます。

 

 

それぞれの長所を最大限生かして低侵襲で長期予後を見込める提案をさせていただけたら幸いです。

 

千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 三井 誠

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