スタッフブログ

2018/09/11
ゴムのマスクについて

皆さんこんにちは。歯科医師の三輪万里子です。

9月に入り日中はまだ暑い日もありますが、朝晩は少しずつ涼しくなり過ごしやすい気候になってきましたね♪ただ、季節の変わり目は風邪をひきやすいため、皆さんも体調には気を付けてください。

 

さて飯嶋先生の記事にも書いてありましたが、私も先週の日曜日に一緒に歯内療法の勉強会に参加してきました。歯内療法というのは歯の神経の治療のことですが、この治療のときに要となるのがラバーダムシートというゴムのマスクです。

たなか歯科クリニックでは歯の神経の治療をする時、ラバーダムシートというゴムのマスクを使用して治療をします。今日はそのラバーダムシートがどういったものか、どんな意味があるのかお話していきたいと思います。

 

この写真は実際に治療する歯にラバーダムシートをかけた状態です。

sIMG_6527.jpg

治療する歯にクランプという道具を指輪のように掛けて、ゴムのシートを被せ固定しています。このクランプを歯に取り付けた時ぎゅっと挟まる感覚があるので、緩和するために麻酔を使用することもあります。一旦ラバーダムをつけ始めると思うように話せなくなるので違和感や痛みが生じた場合には、手をあげて合図をしてもらってます。

その後フレームという道具を使ってシートがたわまないように張っていくことで、治療する歯だけがきちんと明示されるというわけです。

 

ラバーダムの役割は術野の明示だけではありません。

まずは、治療する歯に唾液が入り込まないようにできます。口の中には口腔内常在菌がいます。様々な菌が歯の表面や唾液などに存在するので、治療する歯を隔離して歯の中へ細菌が入らないようにします。

また、治療中に使う薬液から粘膜を保護します。歯の消毒の薬が唇や舌、頬など必要でないところにつかないようにします。

それから、治療時に使用する器具を誤って飲み込んでしまうのを防ぐメリットもあります。治療中に使う器具は細く小さいものばかりです。患者さんにとってのメリットがたくさんあります。

 

しかしラバーダムはすべての患者様にできるわけではありません。金具をかけることが難しい歯の形・方向をしている方や鼻呼吸ができない方、ゴムのシートの素材はラッテクスなのでラテックスアレルギーの方などには行えませんので、治療前に予め説明いたします。

 

 

千種区たなか歯科クリニック

歯科医師 三輪万里子

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