スタッフブログ

2018/10/06
歯の構造

みなさんこんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士の堀部汐里です。

本日は、歯の構造についてお話しします。

虫歯と言われたけど、今の所痛みはないからこのまま放置する、という方も中にはいらっしゃいます。しかし、痛みが出てからでは遅いんです。

歯には大きく分けて4つの組織で構成されています。

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一つ目は、エナメル質です。

エナメル質は歯の一番上の覆う部分で、人間の体の中で一番硬い組織です。永久歯のエナメル質は半透明で白っぽい(乳白色)もしくは淡黄色になっています。だんだん歳を重ねていくと色は濃くなり、黄ばんだように見えてきます。

二つ目は、象牙質です。

象牙質はエナメル質とセメント質の内側にあり、歯の上から下までの歯を形づくる組織です。エナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。象牙質には象牙細管という目には見えない管が通っていて、象牙質全体にあります。その管には細かい神経が通っています。

三つ目は、セメント質です。

エナメル質は、歯肉の上に出ているところ、セメント質は、歯肉の中に入っているところです。根に当たる部分の象牙質を覆っているものです。歯根膜という膜によって骨とくっついてくれる役目があります。

四つ目は、歯髄です。

一般的に神経と呼ばれるところです。この歯髄から、象牙質に栄養を送っています。

以上、この4つが歯を構成する組織になります。

では、痛みを感じる時、またはしみる症状がある時、歯にはどんなことが起きているのでしょうか。

エナメル質に虫歯が限局している場合、エナメル質に神経が通っていないので痛みは感じません。

象牙質まで虫歯が進行すると痛みを生じることがあります。象牙質は細かい神経が通っているので虫歯ができると痛みを生じやすいです。

次に、虫歯が歯髄まで到達した場合、かなりの痛みが生じます。ここまでくると神経をとる処置が必要となります。

神経を抜いてしまった歯はとても脆くなります。神経を抜くと、象牙質まで栄養を届けてくれるものがなくなってしまうため、神経のある歯に比べると割れやすかったり、欠けやすくなってしまいます。そのため、歯の寿命が短くなってしまうのです。

歯が黒くなってきたり、痛みが出てきた、しみる症状がある、被せ物が外れた、など、異変が起こった時は我慢はせず、すぐに歯科医院を受診してください。

痛みはなくても虫歯が存在することもあります。痛くないから歯科医院に行かない、ではなく、定期検診でご来院頂き、虫歯の早期発見、早期治療を目指しましょう!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里

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