スタッフブログ

2018/10/17
歯の生え変わり

みなさんこんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の肆矢紗希です。

 

今年の夏は異常とも言える暑さでしたが、そんな暑さもなくなり、ここ最近はすっかり肌寒くなってきましたね。朝や夜は冷えますので風邪を引かぬようお気をつけ下さい。

 

秋らしくなってきたこの頃ですが、10月に入って当院では毎年恒例のハロウィンイベントを行っております!

院内はハロウィン仕様に飾り付けしていて、スタッフにハロウィンの合言葉である

「トリック オア トリート!」と言ってもらえると、キシリトール入りのお菓子を差し上げております

(^O^)お子さんはもちろん、大人の方にも言っていただいていますので、10月中にお越し予定の方はぜひご参加下さいね♪

 

さて、今回は小児の歯の生え変わりについてお話していきます。

 

乳歯(子どもの歯)は生後8ヶ月頃に下の前歯が生え始め、2歳半頃に上の奥歯が生えて全部で20本生え揃います。

 

生え揃った乳歯の歯並びを見てみると、歯と歯の間に隙間を見つけることがあります。これを生理的空隙と

呼びます。この空隙は将来、乳歯から永久歯(大人の歯)へのスムーズな交換に役立つ、重要なスペースです。

 

なぜこのスペースが重要かというと、永久歯のほとんどが乳歯よりもサイズが大きいためスペースがあることで生え変わった時に永久歯が綺麗に並んでくれるのです。

逆に、乳歯が生えそろった時点でスペースがなく綺麗に並んでいるとそれよりも大きな歯が後から生えてくるので、永久歯が生えそろった時には叢生(歯が重なる歯並び)になることがほとんどなのです。

 

乳歯の歯並びの歯間空隙と永久歯の歯並びにおける叢生との関係についてのデータがあります。

 

乳歯の歯並び

永久歯の歯並び

叢生がある

100%が叢生になる

歯間空隙量:0㎜

2/3が叢生になる

歯間空隙量:〜3㎜

1/2が叢生になる

歯間空隙量:3〜6㎜

1/3が叢生になる

歯間空隙量:6㎜〜

100%叢生にならない

 

乳歯が生えそろった時に歯と歯の隙間が少ない場合には矯正治療を検討していくのが良いかもしれませんね。

 

 

また、乳歯が永久歯へ生え変わる仕組みはどのようになっているのでしょうか?

まずは顎の骨の中(乳歯の下)で永久歯の元になる歯胚というものができ、時間をかけて成長していきます。

 

成長して永久歯の歯の頭部分が完成し、歯の根っこ部分が作られ始めると、乳歯の根っこを溶かす細胞が現れます。すると永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていき、やがて乳歯はグラグラになっていきます。

 

乳歯が抜け落ちると、永久歯が顔を出し、生えてくるのです。

 

生えたての歯は抵抗力がないので虫歯にならないよう、お家でしっかり磨いて下さいね!

 

千種区たなか歯科クリニック 

歯科衛生士 肆矢紗希

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