くさび状欠損(WSD)とは

くさび状欠損(WSD)とは

こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。最近一気に涼しくなって秋らしくなってきましたね。読書の秋、運動の秋、食欲の秋、健康で丈夫な歯でスポーツをしたり美味しいものを食べたり出来るようにケアを頑張っていきましょう!

さて、今回はくさび状欠損(WSD)についてお話したいと思います。
1.くさび状欠損(WSD)とは
歯の表面のエナメル質や象牙質、特に歯茎との境目である歯頸部が摩耗し、くさび状の窪みが出来てしまう状態のこと。
2.くさび状欠損(WSD)の原因
くさび状欠損(WSD)の原因には歯ぎしりやかみ合わせの強さ・不安定さ、強いブラッシング圧があります。
①歯ぎしり
寝ている間や集中しているときに無意識に歯ぎしりをしている場合歯に強い力が加わり続け歯と歯茎の境目(歯頸部)がくさび状にえぐれてしまいます。
②かみ合わせの強さ・不安定さ
歯ぎしりはしていなくても、歯並びやかみ合わせが不安定で過度なかみ合わせの力がかかることもくさび状欠損を誘発する原因になります。歯列に問題はなくても詰め物や被せ物でかみ合わせが不安定になることもあるので治療して長い年月が経つものは1度ドクターにチェックしてもらいましょう。
③強いブラッシング圧
強いブラッシング圧で磨くと徐々に歯が摩耗しくさび状欠損の原因になってしまいます。歯と歯茎の境目(歯頸部)に汚れが溜まりやすくしっかり磨くことは大切ですが磨く時に力が入りすぎないように優しく細かく動かすことに気をつけること、もしくは柔らかめの歯ブラシに変えることがおすすめです。
3.くさび状欠損の治療方法
くさび状欠損は自然治癒はしません。むしろ、症状が悪化したり食べかすや汚れが溜まって虫歯を誘発するリスクがあります。歯磨きや歯ぎしりなど日頃の習慣が原因となりますので、まずはこういった習慣を改善していきましょう。
また、歯並びが不安定な場合歯科矯正が必要となります。その場合費用や時間がかかりますので歯科医師とよく相談して決めてみてください。
くさび状欠損の改善には歯科医院で適切な治療を受ける必要があります。
①コンポジットレジンを詰める
コンポジットレジンとは、歯科用のプラスチック(樹脂)のことです。くさび状にえぐれてしまっているところにレジンを詰めることで知覚過敏の抑制や根面う蝕の予防にもなります。
②マウスピースで歯を守る
透明なマウスピースを使ってくいしばりなどの力を分散させる方法です。特に夜寝ている間の無意識下での力を分散させるのに使うケースが多いです。
③噛み合わせを矯正する
噛み合わせが不安定な場合矯正することも1つの手段です。矯正には主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

まとめ
くさび状欠損になってしまうと知覚過敏になってしまったり根面の虫歯になってしまうリスクがあがってしまいます。定期的に歯科検診を受診し症状が出る前に処置していきましょう。

千種区覚王山たなか歯科クリニック歯科衛生士川元

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