虫歯になりやすい習慣9選
こんにちは!名古屋市千種区 たなか歯科クリニックの冨里です。
ゴールデンウィークは楽しめましたか?お会いした際にお話を聞かせてくださいね♪
今日は、虫歯になりやすい習慣を9つご紹介し、生活の中で見直すべきポイントをお伝えします(^^
1. 就寝前の甘いもの
寝ている間は唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなります。
甘いものを食べたまま寝ると、口内で糖分が長時間残り、虫歯菌が活発に活動しやすくなります。
就寝前の甘いものは控えましょう。
2. 間食の頻繁な摂取
間食が多いと、口内に糖分が長時間残り、虫歯のリスクが高まります。
特に飴やチョコレートなどの粘着性のあるお菓子は注意が必要です。
間食をする際は時間を決めて摂取し、食後に歯磨きを心がけましょう。
3. 不規則な食生活
食事の時間が不規則だと、唾液の分泌リズムが乱れ、口内の自浄作用が低下します。
規則正しい食生活を心がけ、バランスの良い食事を摂ることが大切です。
4. 水分補給の不足
水分を十分に摂らないと、唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなります。
口内が乾燥すると、虫歯菌が繁殖しやすくなります。
こまめに水分を摂取し、口内の乾燥を防ぎましょう。
5. 歯磨きの時間が短い
歯磨きの時間が短いと、汚れが残りやすくなり、虫歯や歯周病の原因となります。
1回の歯磨きは3分以上かけて丁寧に行い、歯と歯茎の境目や奥歯もしっかり磨きましょう。
6. 歯ブラシの毛先が広がっている
歯ブラシの毛先が広がっていると、汚れが落ちにくくなります。定期的に歯ブラシを交換し、
毛先が広がらないように注意しましょう。
7. 歯磨き粉の使い過ぎ
歯磨き粉を多く使いすぎると、泡立ちが良すぎて磨き残しが生じやすくなります。
適量を使い、泡立ちすぎないように注意しましょう。
8. 歯の定期的な検診を受けていない
定期的な歯科検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見が可能となります。
半年に一度は歯科医院で検診を受け、口腔内の健康状態をチェックしましょう。
9. 喫煙習慣
喫煙は歯の着色や歯周病のリスクを高めるだけでなく口内の免疫力を低下させ、
虫歯の進行を早めることがあります。禁煙を検討することをおすすめします。
日々の小さな習慣が歯の健康に大きな影響を与えます。
少しの意識で虫歯のリスクを減らすことができます。
健康な歯を守るためにこれらのポイントを是非日常生活に取り入れてみてください(^^
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 冨里
レントゲン写真を「読む」チカラ
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
さて、歯医者さんでは診断のために、レントゲン写真を必ずと言っていいほど撮影しますよね? それは、そこから分かる情報が沢山あるからです。
見た目でわかるような疾患が全てではありません。むしろ、目視できない部分にこそ 悪い事は隠れています。私たち歯科のプロでも、視診だけでは100%の正確な診断はできません。
そして、そのレントゲン画像から得られる情報を読み解く力こそ、知識と臨床経験を豊富に積んだドクターの腕の見せ所です。
「異常」を発見するには、まず「正常」を熟知していなければなりません。解剖学的な形態を把握し、かつ立体的な構造をイメージできることが大切です。
レントゲン画像は様々な組織が重なり合って描く“影絵”です。その平面像から、実際の立体的構造を脳内で構築し、その中に正常像とは異なるものを発見して状況を診断します。
「異常」があった際に、どのような病態を呈し、それがレントゲン像ではどう写るのか? あらかじめ充分に知っておくのも必要です。
レントゲン撮影において、最初はまず “パノラマレントゲン写真” と呼ばれる 口腔全体が写る撮影をし、歯・顎骨・顎関節・副鼻腔などの広範の状況を判断。更に精査が必要であれば、“デンタルレントゲン写真” という 部分的高解像撮影を該当部位に行います。
前述のように、レントゲン写真は組織が重なり合って写るため、デンタル写真はパノラマ写真で分かりにくかった要診断箇所がなるべく明確に写るように、カメラとフィルムの位置を調整しながら撮影します。
その複数のレントゲン画像群を総合的に判断(場合によっては以前撮影した画像と比較検討)し、他の診査・検査結果と照らし合わせ、総合診断を導いていくのが 歯科医師という仕事。まるで、手がかりを基に犯人を割り出していく探偵みたいですね。
このように、見えない部分を判断するのに欠かせないレントゲン写真と、それを読み解く職人である歯科医師。時にはCT撮影も駆使して、イメージではない実際の三次元画像も参考に、病状・そして健康状態の維持性を解析していきます。
歯医者でのレントゲン撮影の必要性、ご理解いただけましたか?
医科と異なり、歯科領域でのレントゲン撮影による被爆量はごく僅かです。ご安心ください♪
病状の診断・経過観察・早期発見などに大きな役割を果たすレントゲン写真。皆様の健康のお役にたつ情報が得られる、大切な検査です。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
ドライマウスには昆布だし
こんにちは!たなか歯科クリニックのブログへようこそ。歯科衛生士の高山です。4月も中旬に差し掛かり、暖かい日が増えてきましたね。桜の季節が終わり、春の新緑が美しい時期です。この時期は新しいスタートの象徴でもあり、ぜひ皆さんの健康も見直してみてはいかがでしょうか?
特に口腔ケアはとても重要です。定期的な歯科検診や虫歯予防、歯磨きの見直しを通じて、皆さんの口腔健康をサポートしてまいります。今後も役立つ情報やお知らせをお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!
さて今回のブログでは前回に引き続きドライマウスについての続きです。今まで言われてきた対策は前回お伝えしましたが、さらに朗報があります。うま味で唾液腺を刺激する方法です!
唾液は唾液腺から出ますが、多くは耳下腺、顎下腺、舌下腺の三大唾液腺から出ますが、それ以外に口の中には小唾液腺が無数有ります。口腔乾燥症の人はこの小唾液腺から出る唾液が少なくなっていることが分かっています。この時多くの人は、大唾液腺十分に唾液が出ていても口腔乾燥を訴えられているのです。
そこで注目されているのが「うま味」です。うま味は、食品に特有の風味や味わいの一つで、特に日本料理において重要視されています。旨みは主に以下の成分に関連しています:
1. **グルタミン酸**:アミノ酸の一つで、昆布やトマト、チーズなどに多く含まれています。旨みの代表的な成分です。
2. **イノシン酸**:肉や魚などに含まれる核酸の分解産物で、特に鰹節や干しシイタケなどに多く存在します。グルタミン酸と組み合わせることで、旨みがより引き立ちます。
3. **グアニル酸**:主に乾燥シイタケなどに含まれる成分で、こちらも旨みを増強させる働きをします。
うま味は、5つの基本味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)の一つです。酸味も唾液が出ますが、乾いた口でもしみるような痛みがなく、長く唾液を出す効果があります。酸味は最初たくさん唾液が出ても、長くは続きません。うま味は20分以上マイルドな刺激が残ります。
うま味が小唾液腺を刺激するからと言って、うま味のあるものを多量に食べるということではありません。刺激を与えることが目的なので、うま味を感じさえすればいいのです、そこで推奨されているのが「昆布だし」です。昆布にはうま味の一つのグルタミン酸が多く含まれ、更に昆布含まれるぬめり成分のアルギン酸は保湿効果が高く潤いを与えくれます。料理で使うより濃いめで作ります。
口腔乾燥症対策「昆布だし」作り方
① 水500mlに、細かく刻んだ昆布30g入れる。
② そのまま一晩浸す。
※昆布だしは栄養が多く細菌が繁殖しやすいので、冷蔵庫に保存して、携帯するときはペットボトルや水筒に使う分だけ入れるといいでしょう。
一回30秒含み、飲んでも、吐き出してもいいです。
これを一日10回します。
症状がよくなったと思っても、2~3か月は続けてください。低下した機能を回復させることは簡単なことではありません、いろいろ試してみてご自身にあう方法を見つけてください。
また、専門の「くちのかわき外来」がある病院もあります。辛い症状が続く様ならぜひ受診してみてください。
ご不明な点やご相談がありましたら、気軽にお問い合わせください。それでは、引き続き元気にお過ごしください! 千種区覚王山 たなか歯科クリニック 歯科衛生士高山
エアフローについて
こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
みなさん歯医者でのクリーニングに、エアフロ―を使用したクリーニングがあるのをご存じでしょうか?
従来のクリーニングとは異なる清掃方法で、歯の表面の汚れを効果的に落とすクリーニングになります。
今回は、エアフローの仕組みやメリット、どんな方におすすめなのかをお話します!
エアフロ―とは、超微細なパウダーと水、エアーを噴射することで、歯の表面や歯周ポケット内の汚れを除去するクリーニング方法です。
従来のクリーニングで用いられるポリッシングブラシやラバーカップなどは、物理的な接触が生じた部分を中心にして綺麗になるのに対し、エアフローはジェット水流を使うため歯間や歯周ポケットなど、歯ブラシが届きにくい細かな部分まで綺麗にしやすく、従来のクリーニングでは取り切れなかった着色汚れや、バイオフィルムを効率的に除去できると言われています。
また使用されるパウダーは、体に優しい成分で作られており、歯や歯茎への負担が少ないのが特徴です。
〇メリット
・効率的なステイン除去
コヒーや紅茶、ワイン、タバコなどによる歯のステインをしっかり除去できます。
また、ホワイトニング前にエアフローで汚れを落とすことで、薬剤が歯に浸透しやすくなり、より効果的なホワイトニング効果が期待できます!
・歯や歯茎に優しい
歯のエナメル質や歯茎を傷つけにくく、歯周ポケット内も綺麗にすることが出来ます。
・バイオフィルムの除去
バイオフィルムとは、歯の表面に付着する細菌の膜のことで、エアフローはこのバイオフィルムを効率的に取り除くため、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
また、バイオフィルムをしっかり除去出来るため、口臭の予防にも効果的です。
ただし、歯石が多く溜まっている場合や、進行した歯周病の治療にはスケーリングとの併用が効果的になります。
歯石除去の時の痛みや、振動が苦手な方にも、エアフローはおすすめです!
また、インプラン部分はスケーリングで触ることが出来ないことや、天然歯と形態が異なるため、インプラントを長持ちさせるためにもエアフローでのクリーニングをおすすめしています。
〇デメリット
エアフローは保険適用外のため、自費でのクリーニングになります。
また、歯の元々の色を変えることは出来ないため、歯の色自体を白くしたい場合はホワイトニングをおすすめします!
呼吸器系の疾患を持つ方や、ナトリウム摂取制限を持つ方、妊娠中の方は注意が必要になります。
エアフローに興味がある方は是非定期検診でご相談ください!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷
赤ちゃんの歯磨きいつから始める?
こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。最近暖かくなってきて春らしくなってきましたね。新年度になり環境が大きく変わる方もいらっしゃると思いますが無理せず体調に気をつけてお過ごしください。
さて、今回は歯磨きはいつから始めた方がいいのかお話したいと思います。可愛らしい歯が生え始めたのを見て成長を感じるのと同時に虫歯(う蝕)にさせないためにはどのようなケアをすればいいのかと悩む親御さんも多いと思います。
まず大切なのは歯磨きに慣れることです。歯が生え始める前から赤ちゃんの歯茎や唇に触れてお口の中に物が入ってくる感覚に慣れさせることが大切です。乳歯が生えた後は成長に合わせて歯磨きの方法を変えて3歳くらいまでに自分で磨けるように練習していきます。
○歯磨き習慣
乳歯は永久歯に比べるとエナメル質が薄いため、虫歯になりやすく進行も早いです。実際に虫歯ができ始めるのは甘いもの(糖分)を摂る機会が増える1歳以降ですが、1歳前から歯磨きを習慣化しておくと虫歯になりにくい口内環境を作ることができます。
また、歯磨きは虫歯予防だけではなく歯並びや口の中の感覚の成長にも重要な役割を果たします。乳歯には永久歯を正しい位置に導く役割があります。また、口腔内の触覚・圧覚が育たないと成長後に歯磨きを異常にいやがる、嘔吐反射が強いなどの影響が出てきます。
○歯磨きは乳歯が生え始めたら始めましょう
歯磨きは最初の乳歯が生え始めたら始めましょう。最初の乳歯が生え始める時期は生後6〜9ヶ月ころで、下顎の前歯(乳中切歯)から生え始めることが多いです。生える順番や時期には個人差が大きいため大きな遅れが無ければ心配ありません。
○歯磨きの方法
生え始めた最初の頃はガーゼなどを使って歯を軽く拭ってケアします。上の歯が生えてきたら乳児用歯ブラシを使いましょう。0歳児から成長に合わせて歯磨きの方法を変えていきます。
・歯が生える前(生後6〜9ヶ月)
口の中に物が入るのに慣れる時期。期指にガーゼを巻いて優しくお口の中を拭ってあげてください。頬や唇に触るスキンシップの一環として口の中に指を入れ抵抗を無くしていきます。
・乳歯の生え始め(1歳ころまで)
歯を磨くことに慣れる時期。最初は水で湿らせたガーゼや綿棒、シリコン製の指歯ブラシを使って歯を軽くこすります。まだ歯が生えてない奥の歯茎も軽く拭っでみましょう。
・乳歯が生え揃うまで(1〜3歳ころまで)
自分で歯磨き出来るように練習する時期。1歳を過ぎると臼歯が生えてきて離乳食も進み虫歯になる子もでてきます。毎日の歯磨きの習慣化が大切になります。
大切なお子様を虫歯にさせないためにも歯磨きに慣れて習慣化することが大切です。そして歯の生え始めを見逃さない為にも仕上げ磨きを毎日したり歯が生え始めたら歯科検診でチェックもしてみましょう!
名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 川元