歯と口の健康週間
みなさんこんにちは!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士の小栗です。
6月に入り暑い日が続いたり、雨で少し肌寒い日があったりしていますね
みなさん体調の方はいかがですか?元気にされていますでしょうか(^^)
今日は歯と口の健康週間についてお話ししようと思います♩
実は6月4日から6月10日は歯と口の健康週間ということをご存知でしたか?
この週間は、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年から実施している週間で、1928年から日本歯科医師会が6(む)4(し)にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施したことが始まりです。
平成30年度のスローガンは
「のばそうよ 健康寿命 歯磨きで」です(^^)!
この週間の目的は歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣を図り、併せてその早期発見及び早期治療を徹底することにより、歯の寿命を伸ばし、国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。
みなさんはご自分で虫歯、歯周病の自覚症状がでてから歯医者さんに駆け込んだ経験、ございませんか?
「早期発見、早期治療を徹底することによって歯の寿命をのばす」
歯と口の健康週間の目的にあるように、虫歯や歯周病は早期発見してはやめに対処していくことが大切です!
、、、虫歯や、歯周病を早くみつけて、早めに治していく、虫歯や歯周病のリスクが高い部位を知っておき、お家で念入りにケアしていくことによって歯の寿命というのは伸ばしていくことができます。
これは歯科検診を受診することによって、虫歯や歯周病を早期発見し、早期治療することが可能になります。
実は痛いときに治療だけを受けに来た方と、検診を定期的に受けてきた方では80歳になったときに残っている歯の本数に約9本も差が出るというデータもあります。6本では噛めなかったものも、15本にもなるとだいぶ噛めるようになり、生活の質もあがりますよね!
当院の定期検診では、
歯周病の検査(歯周ポケットの深さを計ることによって歯周病の進行度をみます)
歯磨きチェック(歯磨きの苦手部位を確認します)
クリーニング(歯石や歯垢をとります)
虫歯のチェック(穴があいたりしていないか、今後虫歯のリスクが高いところはないか)
を行い、ご自宅で注意いただきたい点やご自宅での予防の仕方についてアドバイスさせていただいています。ですが、残念ながら、定期検診で早期発見はできますが、予防するということはなかなか難しいです。予防にはやはり、ご自宅でのフッ素の応用や、365日毎日行う歯磨きが一番の予防につながります!当院で取り扱っているフッ素洗口液も虫歯予防に有効的なので、ぜひ活用してくださいね!
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 小栗沙紀
日々勉強
こんにちは。
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠 です。
歯科医療は日進月歩でございます。
技術も然り、材料も様々なものが常に開発され勉強するのが大変です。
なので僕たちも日々勉強をしています。
日曜には名古屋駅ミッドランドスクエアにて行われたインプラントの勉強会。
木曜には伏見でが開業されている歯内療法の専門医である高橋先生の医院で実際の手術をお手伝いさせて頂きました。
インプラントに関しては骨をいかにして作るかということにトピックされた内容でした。
というのも、インプラントも飾りではなく機能しなければ意味がありません。つまり上下の歯がうまく噛み合ってこそ心地よく機能するわけです。
また、うまく噛み合った歯はお互いに機能しやすいだけでなく、無理な力がかからないように支え合ってくれます。つまり長期的な予後が望めるわけです。
以前は外科主導型(骨があるところにインプラントを入れる)がメインでしたが、現在は補綴(ホテツ)主導型(最終的なゴールを見据えた位置にインプラントをいれる)にシフトしつつあります。
そうなるとどうしても骨が足りないケースが出てきます。
歯が抜けるのは虫歯や歯周病で骨が吸収してしまっているからです。
また、日本人の方は骨が薄い傾向にあります。
なので、インプラントには規格がありますので、それを満たせないこともあります。
そこで、注目は骨造成になるわけです。
骨造成には様々な方法があります。
全部がすべての方に適応するわけではないですし、また一つの画期的な一つ方法があるわけでもありません。
たくさんの手技、材料の中からその方にあったものをチョイス・ミックスしなければなりません。
今回の勉強会でも従来のやり方から最新の方法まで沢山のケースを見ることができました。
また、伏見の歯内療法専門医の高橋先生による手術も実際の現場で勉強することができました。
内容は歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)
歯内療法は歯の根っこの治療のことです。
基本的には歯の中の細菌除去することで治るのですが、時々歯の外にばい菌が漏れて出てしまい、根っこの先端に歯石を作ることがあります。
そうなると、外科的なアプローチが必要になります。
根っこの先3ミリを切って原因の徹底除去を図るわけです。
そこまですると90%くらいは治ると言われています。
今回の勉強会で再確認できたことが2つあります。
1つ目は原因の徹底除去が必要不可欠で有ること。これは治癒の過程でも、予防の意味でも必ず必要です。
2つ目は人間の治癒力は素晴らしいということ。生体の底力を感じられる症例に触れることができ感動しました。
これからも、日々勉強し患者様がより健康になれるお手伝いができたらと思います。
また、このような勉強ができる機会をくださった院長、歯内療法専門医の高橋先生に感謝します。
千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠
装置のお手入れ
みなさんこんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士の堀部汐里です。
本日はお口の中に入れる装置の洗浄方法についてお話しいたします
お口の中に入れる装置は色々あります。
・入れ歯
・マウスピース
・取り外しの矯正装置
入れ歯は失った歯を補ってくれるものなので、
また、
入れ歯も、マウスピースも、矯正装置も、歯と同様、
取り外し出来る装置だからといって油断してはいけません!
では今からお手入れ方法(洗浄方法)をお伝えしていきます。
・入れ歯
入れ歯用の歯ブラシを用意します。
歯ブラシでまずは歯の部分を綺麗に磨きます。
次は裏側を磨きます。お口の中の粘膜に着くところです。
部分入れ歯の場合は金属の留め具(クラスプ)
歯磨きでは落ちない汚れも付いていますので出来れば毎日入れ歯洗
次にマウスピースと矯正装置です。
入れ歯と同様、表側、裏側両方とも磨いてください。
1週間に1回は入れ歯洗浄剤に入れて洗浄してください。
矯正装置は金属が付いていますので総入れ歯用のものを使うと金属
そして、入れ歯、マウスピース、
まず1つは歯磨き粉はつけてはいけない!
口の中に入れるものなので歯磨き粉で磨いても大丈夫、
なので、歯磨き粉をつけて磨くことはやめてください。
もう1つは、お湯で洗わない!
入れ歯やマウスピース、矯正装置は樹脂で出来ています。
せっかく型どりをして作っていますので変形してしまったら一から
これらをしっかり守って頂き、しっかりお手入れすれば、
お口の中だけでなく、装置も清潔に保ちましょう!
千種区たなか歯科クリニック 堀部汐里
泡で出てくる歯磨剤
噛むことで脳の活性化
皆さんこんにちは
歯科助手、管理栄養士の加藤実沙子です。
GWもあっという間に終わりだんだんと温かくなってきましたね(^^)
患者様の服装が半そでになっていたり、子供たちも日焼けしていたりと、夏が近づいてきました。当院の4月入社の新人さんも入社して約2か月たち、出来ることが増え、だんだんと頼もしいスタッフになってきました(^^)
さて本日は噛むことの重要性についてお話しします。
昔よりも歯ごたえのある食べ物が減り、噛むことが必要なくなってきた現代。じつは噛むことで、脳が活性化され、認知機能が鍛えられるということがわかってきました。
脳の働きによって占める口の役割の図
このように口の中には小さな刺激も敏感に感じ取る能力があります。口の中は全身の多くの刺激を司る特別な器官ということがわかります。
脳の活性化
噛むことによって上記の図の運動野、感覚野が活性化され視床、運動の学習や記憶に関わる小脳などの活性化が起こります。
① 脳の前頭前野の活性化
「知」「情」「意」と深く関わっています。考える、コミュニケーションをとる、喜怒哀楽を制御する、集中する、意欲を出すなど、知的で論理的な機能があります。
② 記憶力のUP
噛むという行為は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚すべての五感をフル稼働させます。これにより、脳に刺激がいき、記憶力がUPします。
高齢者の場合、脳の記憶を司る海馬にも刺激が伝わることにより、認知症の予防につながることがあります。
③ 生活習慣病の予防
脳梗塞や、心筋梗塞といった病気は、血がドロドロになる動脈硬化が原因とされており糖尿病、高血圧、脂質異常症の方がなりやすいと言われています。生活習慣病の予防には、肥満に気を付けなければなりません。
しっかり噛む回数増やすことによって、満腹中枢が刺激され、おなか一杯と脳に思わせることができ、少量でも満腹感を得ることが出来ます。しかし歯ごたえのない食べ物ばかり食べていると、いつまで食べていても脳に刺激が行きづらく、いつも食べすぎの状態になってしまいます。
④ ストレスの解消
過度なストレスがふりかかると、心身の不調をまねくばかりか、脳の海馬の神経細胞死が加速したり、神経細胞同士の伝達に支障が生じて、記憶力が悪ってしまいます。
ストレスに関わるのは脳の扁桃体とです。ストレスが激しいと、この扁桃体が活動しますが、ガムなどを噛むことによって、この扁桃体の活動を押えることができることがわかりました。
イヤなことがあったとき、イライラしたときは、ガムを噛んでみてください。気持ちが楽になるはずです。
歯ごたえのないものがあふれている現代。確かにおいしくて、食べやすいのがメリットかもしれません。しかし、噛むことにはしっかりとした役割があるので、食事の際少しだけでも意識して食事を楽しんでください(^^♪
たなか歯科クリニック
歯科助手、管理栄養士の加藤実沙子