あれから3年
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
たなか歯科クリニックのバックヤードには、とある絵が飾られています。
タイトルは、『3年後の理想の たなか歯科クリニック』。
医院の見取り図の中に、似顔絵でマンガ風に描かれたスタッフや 沢山の患者様たちが あふれています。
皆 それぞれ楽しそうで、夢いっぱいの歯科医院の姿が描かれたイラストです。
この絵が描かれたのは2015年11月。
医院移転から間もない その時期、当時の院内ミーティングで、
「3年後の たなか歯科クリニックがどんな医院になっていたいか、全員で理想の歯科医院の姿を考えてみよう!」
という話し合いが行われました。
そして、スタッフ皆が 制限時間内に思いつく限りのアイデアを紙に書きだします。
“こういう医院だったらステキだよね!”
“その頃には こんな風になっていたいな”
“こんな歯科医院だったら、患者様はもっと喜んでいただけるかなぁ…”
8名が それぞれ何十個ものアイデアを出し、それを まとめて話し合い、我々の目指す “3年後の理想の医院” の姿を具体的にしていきます。
そして、それを現実にするためには 今何をするべきなのか? どういう事を計画立てて進めていけば そこにたどり着けるのか? 皆で志をひとつにしていきました。
ミーティングが終わった時、「せっかくだから、これを何か形にして残そう!」ということになり、最初にお話しした 絵が描かれた、という訳です。(ちなみに、この絵を描いた頃のスタッフブログが、バックナンバーに残っています)
その後、絵は スタッフ誰もが目に付く場所に飾られ、私たちのモチベーションアップの素材となり続けています。
……ところで、先日こんな事がありました。
絵をじーっと眺めていた 若いスタッフから、「カワイイ絵ですね。誰が描いたのですか?」と聞かれたのです。
ハッ、と思いました。
「そうか。新人スタッフの子たちは、この絵のことを知らないんだ! あれから、随分スタッフの人数も増えたものな。この絵を僕が描いた頃には8名だったのが、今や総勢30名近い人数。医院も成長してきたんだな……。」
そこで気がついたのです。
もうすぐ、この絵に描かれた3年後になる! と。
現在の たなか歯科クリニックは、どれだけあの頃思い描いた 理想の歯科医院に近づけたのでしょうか?
分院化も果たし、旧たなか歯科クリニックだったテナントも、ホスピタリティや高度技術診療を重視した TDCコンセプト医院として生まれ変わりました。
最新の医療機器も次々と導入し、当時にはできなかった より高度な診療ができるようになってきました。
矯正や歯内療法の専門医との連携がさらに強まり、難症例にも対応できます。
研修制度も整い、優秀な新人スタッフを育成できる環境ができました。
講演の壇上に立つスタッフも、続々と輩出されました。
スタッフ数も圧倒的に増え、少人数で きりきり舞いだった頃がウソのようです。
長時間勤務かつ、休みも満足に取れなかった体制から、脱却することができました。
そして、その理想のなかのひとつ “女性が一生働ける医院” をめざしていたのが、実現しつつあります。
歯科助手&トリートメントコーディネーターの 伊藤晴香は、この3年の間に、結婚・妊娠・出産・子育て を経て、先日 職場復帰しました。
彼女は、女子大学卒業後 たなか歯科クリニックに入社し、ずっと苦楽を共にしてきた仲間です。この仕事が大好きな伊藤は、休職後も復帰を熱望していました。私たちも それが叶うように応援し続け、ついにそれが達成されたのです。
歯科医院は女性が多い職場です。彼女たちが、生涯を通して働き続けられる医院づくりを これからも 医療法人TDCたなか歯科クリニック は目指していきます。
あの3年前に 思い描いた理想が、実現されたこともありますし、未だ達成できていないこともあります。その頃の夢の形が 違うものになった事もあります。でも、今の たなか歯科クリニックは、かつての自分たちに対し 胸を張って誇れる医院になっていると思います。
厳密な3年後まで、あと半年。改めて当時の志を思い出し、さらに先の理想の歯科医院を目指して スタッフ一同がんばります!!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
TEPE NEWサイズが入りました
みなさんこんにちは!
千種区 たなか歯科クリニック 受付・管理栄養士の水野友梨です。
最近、当院で人気のTEPE 歯ブラシに新しいサイズが仲間入りしました!
コンパクトという名前で、今までのサイズよりも1回り小さめのヘッドです。
私は口が小さめなので、もう少し小さめの歯ブラシの方があっていますよ!と
以前に定期健診に行ったときに歯科衛生士さんに言われたのですが、やはり使いなれた柔らかいTEPEがよくて、変えていなかったのですが、小さいサイズが出て、とても嬉しかったです。
ぜひ、みなさんもご自身にどちらがあっているのか使ってみてはいかがでしょうか?
話は変わって、食育のお話です。
スーパーに行くと、この季節は新じゃがをよく目にしますよね。
新じゃがとは、冬に植えたじゃがいもを通常よりも早採りしたもののことを言います。
一般的に、春先に出回ることが多く、みずみずしさがあり皮が薄いので、皮ごと食べることができるのが特徴です。
栄養面では、何が違うのでしょうか。
多く含まれている栄養素は、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム、ナイアシン
などがあります。
特にビタミンCが豊富で、この時期のじゃがいもにはレモンに匹敵するほどのビタミンCが含まれているそうです。
新じゃがは、通常のじゃがいもと違い、みずみずしさがあるじゃがいもで、水分が多い新じゃがは日持ちがしないのです。
新聞紙にくるんだりして、日光を当てないように保存しましょう。
明るいキッチンではいもが緑色になることもあります。
私は先日、カレーライスを作りました。
私はカレーの具は大きめが好きなので、ゴロゴロ入っています。
じゃがいものビタミンCは熱に強いので、茹でても栄養価が落ちにくいです。
千種区 たなか歯科クリニック
受付・管理栄養士 水野友梨
虫歯予防のため飲み物にも注意しましょう!
皆様こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花です。
G.W(ゴールデン・ウィーク)もおわりいよいよこれから夏やってきますね。
さて、これからの時期夏になると気をつけたいのは熱中症です。対策には水分補給が大切と言われていますが、水分補給をせずに体が脱水の状態になってしまうと倒れてしまうこともあります。毎年そんなニュースを目にしますね。
脱水症状は身体にとって必要な水分量が足りなくなって引き起こりますが、体の中の約2%が足りなくなると吐き気がまず現れるそうです。熱中症は最悪死に至ることもあるため、そうなる前には「こまめな水分補給」をして予防していくことが大切です。
このことは皆様すでに承知なので出かけるときや、スポーツ時には水分補給が出来るように対策されていると思います。
特にスポーツ時には汗で外に出てしまった糖分や塩も水分と一緒に補給する必要があり、その際スポーツドリンクは糖分、イオン、ミネラル、塩分などを水と一緒に補給することができるので効率がよく運動する時にはスポーツドリンクを選ばれる方も多いのでは??と思います。
…がしかし!!
歯にとってはスポーツドリンクの中の砂糖が虫歯のリスクを高めてしまっているかもしれません。
スポーツドリンク500ml中には平均およそ糖分は33.5gといわれていてスティックシュガー11本に相当すると言われています。イメージですが、紅茶を入れてスティックシュガーを一本…ではなく11本も使ったらおそらく甘すぎてしまいますよね。
そして、「こまめな水分補給」も飲み物によってはこまめに砂糖を取りつづけてしまっているのと同じことになり虫歯のリスクを高めていることがあります。
甘い砂糖いっぱいの飲み物を飲むとお口の中に入ってきた砂糖を虫歯菌が利用して虫歯菌は歯にべったりとくっつくことができ、くっついたところは虫歯菌の酸で歯が溶かされていきます。溶けていったところから虫歯は感染しやすくなってしまいます。ですから、こまめな水分補給は必要なのですが、何を飲むのか注意して選んで欲しいです。
また、普段から歯磨きをしっかり行ってお口の中の虫歯菌を減らしておくことも大切ではないでしょうか?また定期的にクリーニングなど検診も歯医者さんで受けて、虫歯になりにくいようなお口の中にしておくのも良いのではと思います。
そういえばずっと歯医者さんに行っていないなと心当たりあれば、夏が来る前に一度歯医者を受診してみてはいかがでしょうか?
たなか歯科クリニックでも受診をお待ちしております!!
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 佐々木 彩花
過敏
こんにちは。
・
お久し振りです。歯科医師の三浦です。
・
冷たい水を飲んだとき、歯茎あたりにヒヤッとしたものを感じることがありますか。あるいは歯磨きをしたとき、同じく歯茎付近に一時的な違和感を覚えたことがありますか。
虫歯かなと思い、一生懸命歯磨きをしたとして、歯茎が傷んだり、一向に良くならないことがあったりするかもしれません。
・
知覚過敏、もしくは知覚過敏症という単語が耳に覚えがあるかもしれません。
・
▲歯の分断模型。黄色付箋矢印の部分が歯茎で、知覚過敏の症状が出やすい。
・
食事などで歯を使うとき、ご自身の体重と同じだけの重量が歯にかかると言われています。睡眠中における無意識下の歯ぎしりであると。更にその数倍が歯にかかるとされています。その負担が最もかかりやすく、かつ出やすいのが、上記模型で示した歯茎のところです。
過剰な力が慢性的にかかると通常、歯茎やエナメル質(模型の白い部分)で覆われている部分が剥がれ露出することがあります。冷たい水や歯磨きのときにしみたり、違和感として現れ、過敏な反応として現れることになります。
・
知覚過敏を発症したときまずは知覚過敏防止薬を用いることになるでしょう。これで露出した歯の面へ粒子を付着させ、冷水や歯ブラシといった刺激の伝播を緩和させます。しかしながら、これで治る方もいれば、そうでない方もいます。あるいは一度収まった症状が再び現れて来る方もいます。
知覚過敏には、たとえ治ったとしても反復しやすいという特徴があります。また薬だけに頼らず、歯ブラシの当て方を変えたり、毛先が柔らかいものに変えて刺激を減じたりと、継続的な観察と治療が必要になってきます。頻度も症状も人によって異なります。また虫歯ではないため、根本的な原因除去が出来ず、症状に対する処置をメインに行なって来るでしょう。
・
歯ブラシによる歯へのダメージは大きなものです。特に、普段なら隠れている部分(歯の根っこ)へ毎日のように歯ブラシを当ててしまうと、毎日少しずつ削れ、目で見て分かる程のえぐれとなって来ていることもあります。こういう場合は麻酔をかけて樹脂で埋める場合もあります。
熱心な歯ブラシによってかえってしみやすくなってしまうこともあります。また硬めの歯ブラシによって歯が削れてしまうこともあります。鏡を見たときやふとした瞬間、歯茎が気になることがあった場合は一度お見せください。
・
たなか歯科クリニック 三浦
象牙質知覚過敏症
みなさんこんにちは。
千種区たなか歯科クリニックの歯科医師 飯嶋晴弥です。
5月になりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
4月から新生活が始まった方は慣れない環境でお疲れだと思います。
一般的に言われる「五月病」というのも4月に入社した人や、入学した人によくある精神的な疲れらしいです。
私の場合は新生活が始まったときは、ゴールデンウィーク前に風邪をひき、体調を崩した覚えがあります。適度に遊びしっかり休んでゴールデンウィークを満喫しましょう。
そして今日は知覚過敏についてお話ししたいと思います。
歯科医院に来院される患者様の中には「しみる」という症状の方が多くいらっしゃいます。
しかし、ただしみるという症状でも、様々な種類があります。
冷たいものがしみる、熱いものがしみる、歯ブラシのときにしみる、食べ物を食べるとしみる、などなど。
しみる原因としては、大きく分けて2種類あります。
ひとつが「知覚過敏」もうひとつが「虫歯」です。
知覚過敏についてですが、虫歯や歯の神経に炎症がありません。
神経に炎症がない場合、多くは原因がなくなった時点で痛みはすぐ治まります。
例えば、冷たいものを口に含み、飲み込んだらすぐ治まる、ということです。歯髄に炎症がある場合は数十秒痛みが持続するのが特徴です。
歯は表層から「エナメル質(根はセメント質)」→「象牙質」→「歯髄(神経・血管)」という構造になっています。ではどういうときに象牙質に刺激が伝わるのかというと、
① 経年的に歯茎が下がってきて歯の根っこが露出してきたとき。
② 歯ブラシの圧が強く、エナメル質が磨耗してきたとき。
③ 歯ぎしりなどでエナメル質が欠けてきたとき。
④ 歯のすり減り。
⑤ 歯に亀裂や破折。
⑥ 酸性物により歯が溶ける。
⑦ エナメル質があっても象牙質まで刺激が伝わるくらい冷えた物など。
などの理由が挙げられ、予防が難しいです。
次に治療法についてです。
多くの場合、知覚過敏を抑制する薬剤を塗布したり、露出した象牙質を歯科材料で覆い、塞ぐことをします。
塗り薬を塗るだけで本当に良くなるのか?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ただ、この薬剤は歯の表面でハイドロキシアパタイトという結晶に転化することにより歯髄への細かな通り道(象牙細管)を塞いでくれるのです。
これからの時期、気温もあたたかくなって冷えた飲み物や、アイス、かき氷など食べる機会が増えてくると思います。ただ、これらは健康な歯でもおこりうることなので気になるようならお気軽にご相談ください。
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥