医院ブログ

Jokanスクール 卒業

皆さまこんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です!

先日、Jokanスクールの学習発表会がありました。
歯科衛生士の堀部、美頭の3人での参加です。
堀部、美頭の発表はとても堂々としておりそんな姿がとてもうれしく思いました!!
他の受講生の発表も素晴らしくこんな歯科衛生の仲間がいるなんで心強いです。

さてJokanスクールとは歯科衛生士の卒後の研修グループとして、知識や技術そのほかたくさん学ぶことができるスクールです。
スクールに通い始めて一年がたち卒業前の学習発表がありましたのでその時の様子を報告いたします。

発表は自分たちが担当している患者様についてまとめたこと、Jokanスクール1年を通して学んだこと、また日々の診療、自分自身を見つめなおしたことについてお世話になった先生方や一緒に学んできた同期のみんな応援に駆けつけてきてくださった方々の前で発表しました。
私もある一人の患者様とかかわることで学んだことなど発表しました。
sIMG_5065.jpg
患者様のご協力や先生方のアドバイス、また院長やスタッフの支えもあり無事に終えられることができて今はとても安心と、やりきることができたとすっきりとした気持ちで迎えることができました。


スクールのなかで「なぜこの発表会をするのか?」ということについて、「この発表会の意味すること」も教えていただいたのですが、それは自分の仕事を記録に残すことができるようにするためです。

記録に残すことで、今まで気づかなかったことや見落としていたことがたくさん見えてきます。私も今回自分自身の仕事を見つめなおすことで課題点も見つかりました。また患者さんのことを見えているようで患者様のことがいかに見えていないのかを痛感させられました。
ここで学んだことや気づいたことを生かしていきたいです。
1年間技術面を磨くため通っていました。技術面の成長はもちろんありましたが、歯科衛生士として(一人の女性として)たくさん学ぶこともありました。
スクールの研修内容はけっして簡単なものではなかったですが、大変さを感じる一方で歯科衛生士の仕事のすごさをとても感じました。
この1年は上間校長先生や講師の先生、アシスタントの先生方の愛情に包まれ育てていただきましたが、卒業してからは自分自身でセルフチェックし自身で見つめ研鑽していこうとそう感じました。

千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花

歯科今昔10

こんにちは。


お久し振りです。歯科医師の三浦です。

「歯痛の史」ジェイムズ・ウィンブラント著(2017年)では、現代アメリカ人口の約10パーセントは、歯の治療を異常にまで嫌がる歯医者恐怖症である、と述べられています。

歯を削る振動が嫌、かん高い音が嫌、水が口の中に出るのが嫌、歯医者独特の臭いが嫌、白衣が嫌、そもそも歯科医院という空間が嫌など、原因は様々あるかも知れません。

現代に限った話ではなく、例えば16世紀終わりのイングランド(及びアイルランド)に君臨した女王エリザベス1世も極度の歯医者嫌いでした。紅茶に砂糖を入れることが富の象徴であった時代、砂糖を毎日のように摂り続けた結果、女王の歯は彼女の口の中で崩壊を続け、昼夜の間断なく痛みを発し続けました。いよいよ抜歯しかなくなりましたが女王は強硬に反対します。そこで主治医はやむなく女王の目の前で、しぶしぶ自分の歯を抜き、抜歯は恐怖ではないと身を以て教えたのです。

さて、虫歯は歯に出来ます。放置すると歯の中で広がります。ここまでで治療を行えたならば、樹脂あるいは金属で治すことが出来るでしょう。しかし歯の中央には神経があり、ここに達してしまうことがあります。そうなると、炎症が波及してしまった神経を抜く必要が出て来ます。

もし神経を取る事態となったとき、必要な治療法があります。それは根管治療というものです。今では歯内治療学として確立されているこの治療方法がいつ成立したのか、はっきりしていません。1831年のイギリスの教科書や、同時期のアメリカではこの治療が見られるので、この時期までには成立していたと考えられます。

さて、根首治療はまず、虫歯を全部取るところから始めます。次に神経を取ります。神経は歯の根っこの先まで、細く細く伸びています。ここの内部も全て取る必要がありますが、この作業には時間と回数がかかります。

根っこの先まで消毒の道具を通す必要がありますが、管は細く、そして存在する場所もまちまちであることが多く、石灰化といってさらに細くなってしまっている場合があります。すんなりと先端まで届かないのです。

どうにか先端まで到達させても、根管治療はそこからがスタートです。道具で感染の及んだ神経を取り、感染が及んでいるその周囲歯質を削り、消毒効果のある薬剤を貼ります。この効果は1週間かけて、細菌の95パーセントを徐々に殺滅させます。虫歯のようにすぐさま取り除くことが出来ず、手順を多く踏まねばならない治療が、根管治療です。


▲根管治療に用いられる道具。針金のように細い。色の違いは太さの違いによるもの。1本右に行くごとに0.02mmもしくは0.05mm太くなる。

このように神経を抜くことはご自身にとっては極めてショックであると同時に、治療に多くの時間を要します。虫歯が神経に及んでしまう前に、お早めにお越しください。

たなか歯科クリニック 三浦

歯の寿命

みなさんこんにちは(^^)
たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
みなさんは歯の平均寿命(歯が生えてから失うまでの年数)はどのくらいあると思いますか?
下の図のように前歯と奥歯で最大16年もの差があります。
日本人の平均寿命(男性で78.4歳、女性で85.3歳)と比べても歯の平均寿命は短く、特に奥歯は早く失われてしまいます。
歯を失う原因のほとんどは生活習慣病である「むし歯」と「歯周病」です。
むし歯や歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。
特に「奥歯」や「歯と歯の間」はプラークがたまりやすく、また歯ブラシで磨きにくいため汚れが残りやすい部分です。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシのみではなかなか落とすことはできません、なので歯間部清掃用具を使用する必要があります。(歯間部清掃用具とは歯間ブラシやフロスのことです)
日本ではどのくらいの人が歯間部清掃用器具を使用していると思いますか?
厚生労働省による「平成21年国民健康・栄養調査」のうち、歯間部清掃用器具の使用状況を示しています。40~60歳代の使用率は約40%を越え、健康日本21の目標値だった「平成22年までに40歳(35~44歳)、50歳(45~54歳)での使用率50%以上」はそれぞれ55.4%、54.5%となっており達成されています。平成5年時点の使用率は19.3%、17.8%でしたから、以前に比べて歯間部清掃用器具を使用する人がかなり増えたことがわかります。
薬局などで簡単に購入できるようになったため、多くの方に使っていただけているのをすごく嬉しく思います(^^)しかし、使用方法を知らないまま使用している人も増えていることが心配です。歯間ブラシやフロスは使用方法を間違えてしまうと歯肉や歯を傷つけてしまう原因になることもあるからです。逆に少し使い方を工夫するだけで汚れを効率よく落とすこともできます!せっかく歯間部清掃用具を使用するのであれば、たくさんの汚れを落としてもらいたいですよ♪
歯間ブラシやフロスもたくさんの種類があるのでどれを選んでいいのかわからないと思います。まずはどのようなものがご自身の口腔内にあっているのかをアドバイスさせていただきますので、ぜひスタッフにたくさん質問してみてくださいね♪しっかりお答えします(^o^)そして歯間ブラシやフロスをマスターしてもらえるように、持ち方から動かし方などしっかりポイントもお伝えさせていただきます!ぜひ練習をして歯と歯の間の汚れをしっかり落として、歯の寿命を少しでも長くできるように一緒に頑張りましょう
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

抜歯について

みなさんこんにちは。
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。

3月になり、ようやく春の暖かさが訪れましたね。
男性のみなさんは、しっかりホワイトデーのお返しはしましたでしょうか?
たなか歯科のスタッフルームも男性ドクターからスタッフのみんなへお返しで、いろいろな種類のお菓子があふれています。
もちろん食べたあとはしっかり歯磨きしましょう。



3月のこの時期は出会いと別れの季節でもありますね。
新たな道に進む人、新生活が始まる人、また新しく入ってくる後輩。
それぞれが自分の目標に向かっていくのを見ていると自分も負けていられないな、とやる気がでてきますね。


今回は抜歯に関してお話ししたいと思います。
抜歯は、私たち歯科医師にとっても最終手段のようなもので心苦しいものですが、患者様にとっても大変ショックなことだと思います。
では、どんなときに抜歯を検討するのか。いくつか例をあげてみたいと思います。

①    虫歯が根の方に深く進行してしまっているとき。
歯は歯茎ではなく、骨に埋まっています。虫歯がその骨の下まで及んでいると、虫歯の治療自体が難しく、かぶせものによる治療も大変難しくなるため抜歯が検討されます。

②    重度の歯周病で歯がぐらぐらのとき。
歯周病が進行すると歯茎が下がっていき、歯が埋まっている骨も溶かしていきます。すると、歯は支えを失い、揺れてきます。歯の揺れを「動揺度」と呼んでいますが、この揺れが激しくなり、歯周病の治療をしても回復が見込めない歯に関しては抜歯が検討されます。

③    歯の根が割れているとき。
根が割れているときや、ひびが入っているときは、そこから細菌が侵入し炎症を起こし、歯だけではなく歯茎にも炎症が波及し腫れてきたりします。この細菌を取り切るのは非常に難しく、割れた根を治すことも困難です。被せものをつくろうにも土台が割れていては難しいです。こういった理由から抜歯が検討されます。

④    治療しても回復しないとき。
根の治療や、歯周病の治療をしても炎症がおさまらなかったり、悪化してしまったりすることがあります。こういった場合は最終手段として抜歯が検討されます。

こういった事態を防ぐために、正しい歯磨きの方法を身に着け日ごろから予防していくことや、定期検診で早めに虫歯をみつけ、早めにに治療していくことが大切になってきます。また、治療を途中でやめてしまわないよう一緒に頑張っていきましょう。

sIMG_8267.jpg

千種区たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥

小児歯科

みなさんこんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の肆矢です。
今日は小児歯科についてお話したいと思います!
乳歯は全部で20本あり、まずは平均生後8か月頃に下の前歯が生えてきます。2歳半頃に上の奥歯が生えて全部の乳歯が生えそろいます。もちろん生えてくる時期は個人差がありますのであくまでも目安です。なので歯磨きを始めるのは歯が生える生後8か月頃からとなりますね!
永久歯はまず6歳頃に下の前歯、あるいは6歳臼歯が顔を出し始めます。そして最後、上の奥歯に12歳臼歯が生えて全部で28本の永久歯が生えそろいます。
また乳歯の虫歯ができやすいところは、
①    2歳頃までは上の前歯の表側
②    2~3歳頃までは上の前歯の歯と歯の間
③    3歳を過ぎると上下奥歯のかみ合わせ
④    3歳6か月からは上下奥歯の歯と歯の間
と言われています。もし仕上げ磨きをどうしても嫌がってしまう時にはこういった虫歯になりやすいポイントをおさえてそこだけを行っていくとよいですよ(*^^*)
しかし歯と歯の間は歯ブラシでは十分に汚れを落とすことが出来ないため糸ようじを使って頂く必要があります。夜の仕上げ磨きのときだけでよいので、いつもの歯ブラシにプラスして糸ようじをしてあげてくださいね(^^)
また”仕上げ磨きはいつまで行うべきか?”という質問をよく受けるのですが、小学校6年生くらいまで行ってあげるとよいと思います!”そんなに?”と思った方もいらっしゃると思いますが、わたしたち大人でも磨き残しは必ずしているのです。なのでお子さんの場合はもっと磨き残しをしているはずです。嫌がる場合は無理に行う必要はありませんが、そうでない場合は中学校へあがるまではぜひ行ってあげてください(^^)私たちも全力でサポートしますが、やはりお子さんのお口を守れるのは親御さんだけだと思います!

また、永久歯が生え始める6歳頃まで乳歯に虫歯がなければ永久歯にも虫歯ができる確率は激減します。実際に私も、母が小さい頃に仕上げ磨きをとても頑張ってくれたようで、そのおかげで今まで虫歯になったことが1度もありません。母が頑張って仕上げ磨きをしてくれたことで私の健康な歯が保つことができているので感謝しかないです(^^)
私たちと一緒にお子さんのお口を守っていきましょうね!

千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 肆矢紗希

1 103 104 105 106 107 108 109 110 111 254

Pick up contents

ページトップへ