『一生を 共に歩む 自分の歯』
千種区の皆様こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。
6月の4日〜10日を歯と口の健康週間といい、歯や口の中の健康を見直す一週間というのを知っていますか?歯と口の健康週間ということで千種区の皆様にも自分の歯とお口の中の健康を考えてみてほしいなと思いご紹介します。
令和3年のテーマは
一生を 共に歩む 自分の歯
とのことでした。
一生自分の歯で生きていくってすごいことですよね。
そのために何をしているのか?これからどうしたら良いか考えてみるきっかけになればと思います。
ちなみにこの一週間は適当に決まったのではなく理由はあります。元は6月4日が6→む、4→し、と読めることから6月4日はむ・し歯予防デーにしましょうとしていたのが始まりで6月4日からの一週間は歯とお口の健康週間となったようです!
歯やお口の中が健康であればよく噛むことができて体の健康にもつながります。
よく噛むメリットとしてよく言われているのは8つあります。
一つ目は胃腸の働きを促進するということ
二つ目はむし歯、歯周病、口臭を予防する嬉しい効果
三つ目は肥満を防止するといくこと
四つ目は脳の働きを活発にすること
五つ目は全身の体力の向上
六つ目は味覚が発達すること
七つ目は発音がはっきりする
八つ目はがんを予防すること
8つのメリットでよく噛むことでお口の中も体も健康になるのです。
日本人の平均寿命は80歳を超えていますが、残念ながら歯の寿命は50〜60歳代から高齢になるに従って歯を失う人が多いのが現状です。
しかし、日頃からの歯磨きや定期検診をうけるなど口腔ケアをしっかり行っていけば歯の寿命を少しでも伸ばせます。
この一週間を通じて歯とお口の健康を見直し、歯も長生きさせるための口腔ケアを考えてみてほしいです。
たなか歯科クリニックではそういった予防に興味があったり治療に頑張って通ってくださっている方に自宅での歯磨き指導や定期検診を行っております。
コロナ禍で皆様の健康意識も高まってきているかと思います。お口の健康も一緒に高めていければと思います。

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 佐々木彩花
歯周病が糖尿病の入り口?!
みなさんこんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
6月になり天気の良い日は初夏のさわやかな風が心地よい季節になってきましたね♪お休みの日には衣替えと一緒にお部屋の模様替えもしてスッキリしました!みなさんはお休みの日は何をして過ごされていますか?
最近ではコロナの影響によりセミナーや学会がオンラインでの開催になることが多く、今までは県外まで行かないと参加できなかったのがおうちから参加することができています。最近はおうちで日本歯周病学会に参加して講演を聞かせてもらっています。

今回のブログでは歯周病学会でも発表されていた歯周病と糖尿病の関係についてお話したいと思います。
糖尿病はインスリンの作用不足で血糖が上昇する病気です。簡単に説明すると毎日食べている食事には糖がたっぷり含まれています。糖は小腸から吸収されて血管の中に入ります、それにより糖が血管に入ると血糖値が上がります。
インスリンは糖をエネルギーに変換してくれます、そうすると糖分が減るので血糖値が下がります。
大切なのはインスリンです。インスリンが足りていなかったりインスリンが効かなかったりすることが糖尿病の原因になります。
歯周病菌の毒素が体内に入って過剰に起こる炎症がインスリンの作用を弱めるため「歯周病が口の糖尿病」と言われています!
歯周病と糖尿病には相互関係があります。糖尿病をお持ちの方では歯周病は悪化しやすく、歯周病があると糖尿病の血糖コントロールが難しくなることがわかっています。
歯周病があると歯周ポケットから血流にのった炎症関連の化学物質は体の中でインスリンを効きづらくします。そのため糖尿病が発症・進行しやすくなります。歯周病治療により歯ぐきの炎症をコントロールできればインスリン抵抗性が改善され、血糖コントロールも改善されます。
インスリンが効きづらくなる原因に内臓脂肪が関係します。そのため運動や食事にも配慮して行かなければなりません。
また食べ物をよく噛み砕いて、味わって飲み込めば飲み込むほど、食後のインスリンがよく出て、糖分が効果的に筋肉に取り込まれ、血糖が下がると共に、栄養源として利用され筋力低下の予防に役立ちます。
糖尿病のためにも、定期的な歯科治療によって過剰な炎症を可能な限り減少させることや、高齢者の方では可能な限り栄養の経口摂取をサポートし、よく噛んで味わって栄養を摂取することで、筋力の低下予防に努めることが大切になります。
全身の健康のためにはやはりお口の健康が大切ですね(^^)
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実
できるだけ避けたい「歯根破折」
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
梅雨空の中、元気にお過ごしですか? 私たち たなか歯科クリニックのスタッフは、木方先生のブログで先日お伝えした通り、新型コロナウイルス ワクチン接種も無事に終わって、ますますパワーアップ!! コロナ対策も万全に、千種区の皆さまのご来院をお待ちしています♪
さて、今回のお話は「歯根破折」。
すなわち、“歯の根っこが割れてしまった” “ヒビが入ってしまった” 状態を意味します。

その原因としては、“力”。もちろん、ぶつけた 転んだ などの外傷でも起こるのですが、どうやら 多くの場合は、“繰り返される咬合による 応力の蓄積によって起こる疲労破壊” から歯根破折が起こるようです。
歯根破折の怖いところは、治療の手段が 「原則として抜歯」 であること!!(>_<)
皆さまご存じの通り、歯を失う原因の第1位は「歯周病」 第2位は「虫歯」ですが……、実は第3位が「歯根破折」なのです!
歯の割れている部分が 歯冠(歯茎の位置より上の、歯の頭部分)に留まっていれば、被せ物にすることで補強して歯を残せるのですが、それが根まで割れてしまっていると 困難となります。
無理やり被せ物にしても、土台が弱いので すぐに取れてしまいますし、割れている歯根は段々炎症を起こして化膿してきます。やがて、その炎症によって周りの骨を溶かして弱らせたり、破折した歯根そのものが 隣の歯や歯周組織を巻き込んで症状が悪化していく 病因(感染源)となっていくのです。
そんな怖い歯根破折ですが、なにぶん歯茎の中に隠れている「根」は 目では見えないため、患者様がご自分で気づくことは稀です。多くの場合は、何らかの自覚症状があり、それがきっかけで検査をしたところ発見されます。
具体的にどんな症状かというと、
・歯茎が腫れている
・歯茎にニキビの様な できものがある
・歯がぐらつく
・被せ物がゆれる、取れた
・咬むと痛い
などです。
そして、どのような歯・どんな方に歯根破折が多いかと言うと、
・神経が無い歯(特に金属の土台が入っている歯、ブリッジの支台となっている歯)
・歯ぎしり・食いしばりの傾向がある
・咬む力が強い
などに破折のリスクが高くなります。思い当たる方、大丈夫ですか? ご心配であれば御相談くださいね♪
色々と歯根破折の問題点をお話ししましたが、ご安心ください! 以上の事をふまえれば、おのずと破折を避ける予防法も見えてきます。
まず、“神経を取らなければならないような 虫歯を作らないこと” は勿論です。
他には、神経の無い歯の被せ物は “金属の土台ではなく、グラスファイバーの土台を入れること”。金属よりグラスファイバーの方が柔軟性があり、歯に優しいため破折リスクを軽減できます。
そして、歯ぎしり・食いしばりがある方は、“日中は、自分で意識して その癖をコントロールする” “就寝中はマウスピースを使用する” ことで、過度な力から歯を守ります。
そして、硬い食べ物はお気をつけください! ちょっと食べやすくしてからの方が良いかも。
歯周病・虫歯と違って、なかなか意識しにくいけれど、実は身近にあって怖い「歯根破折」。大切な歯を失わないように予防していきましょう!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
歯並びと噛み合わせについて
皆さんこんにちは!名古屋市千種区にある、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。
さて、今日は噛み合わせについて書かせていただきます。噛み合わせは食事はもちろん運動にも重要な役割を持っています。
人間は運動のときに力を発揮するためにくいしばります。バランスのとれた噛み合わせは、重心の動揺を抑制する効果があります。頭部の重さは、およそ5~6㎏あります。しかし、歯並びが悪いと十分にくいしばれません。くいしばれないと体の重心が安定せず、軸がぶれ、それを補正するために余計な力がかかってしまうと言われています。その為、疲れやすくなったり、肩こりや頭痛の原因となったりします。普段の食事や生活での噛み合わせのひずみが、骨格や筋肉のバランスに影響を与えます。歯並びが悪いだけでなく、虫歯や歯周病で歯を失ってしまった場合も同様に噛み合わせが狂ってしまうため症状が出てきたりします。入れ歯の方ですと、入れ歯を入れていないと、バランスが悪くなり、転倒の確率が高くなります。
悪い噛み合わせができる原因としては、顎の成長や永久歯の萌出方向、乳歯の交換時期がありますがそれ以外にも子供の頃の癖が原因になることもあります。次に悪い噛み合わせについて一部紹介していきます。

開咬
開咬とは上下の奥歯は咬みあっているが前歯が咬みあっていない状態です。原因としては 上下の歯の間に異物が挟まり、歯の軸が唇側に傾いてしまうためです。指しゃぶり、咬爪癖、舌を前にだす癖、口呼吸が原因でなる事があります。
指しゃぶりは1歳半から二歳頃に見られます。この時期は発達段階において自然ですが、その後もやめられない子供がいます。三歳半を過ぎても指しゃぶりが続いてしまうと歯並び顎の骨に悪影響が残る可能性があります。
過蓋咬合
過蓋咬合は開咬とは逆に噛み合わせが深くなっている状態です。くいしばり等により、奥歯の噛み合わせが低くなる事でおこります。また、頬杖やうつ伏せで寝る事で下顎を押し付ける力がかかり、過蓋咬合が悪化する場合もあります。
正中のズレ
上顎前歯と下顎前歯の中心が左右にズレている状態です。パターンとしては2つあり、顎の骨に対して歯の位置がズレている場合と上顎に対して下顎の位置がズレている場合です。前者は歯の生え方の問題ですが、後者は偏咀嚼等の口腔習癖が原因になっていたりします。
噛み合わせについて何かわからない事があれば遠慮なくご相談ください
名古屋市 千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨
麻酔って種類があるの!?
皆さんこんにちは!名古屋市千種区にあります、たなか歯科クリニックの木方です!
先日、2回目のワクチン接種が無事終わりました!ワクチンの注射思ってたより全然痛くなく終われました!
歯科治療で行う注射といえば麻酔ですね!今日はその麻酔について書かせていただきます!麻酔は、虫歯の治療、抜歯、インプラント等麻酔は色々な場面で使います。麻酔は薬剤や打ち方など種類があります。
麻酔薬の種類としては、主にアドレナリンやフェリプレシンといった血管収縮薬が配合されているものがあります。これにより、麻酔が長くとどまり、作用時間や効果を上げてくれます。普段もっとも使う麻酔薬にはアドレナリンが添加されています。アドレナリンは心臓にも作用するため、麻酔をうった後、多少心臓がドキドキします。歯科用麻酔薬に添加されているアドレナリン量は多くはないので管理されている循環器疾患であれば2本程度はつかえます。
アドレナリンが使えない人にはフェリプレシンが添加されたものを使用します。フェリプレシンはアドレナリンと違い心臓には作用しません。血管収縮作用はアドレナリンより弱い為、麻酔が効きにくかったり、使用量が多くなったりします。
普段の歯科治療では、麻酔を2回に分けて行うことが多いです。1回目に表面麻酔、次に浸潤麻酔を行います。しかし、下顎の奥歯は麻酔が効きにくく、浸潤麻酔だけでは、麻酔の効果を十分に得られないことがあります。そんな時に行うのが伝達麻酔です。通常麻酔は骨の中にある神経に作用させますが、下顎の奥歯は骨が厚いため薬液が骨の中まで浸透しません。ですので、神経が骨の中に入るための入り口付近にうつことで、十分な麻酔効果を得られます。

表面麻酔:口腔内の粘膜は痛みを感じやすいので、そのまま麻酔をすると痛いときがあります。その為、麻酔を注射する前に粘膜をしびれさせて、痛みを和らげます。種類は色々あり当院では液体の物を使用していますが、ゼリー状の物やテープタイプのもあります。表面のみにしか作用しない為、歯までは麻酔が効きません。
浸潤麻酔:歯科で最も使う麻酔です。治療を行う部位にのみ麻酔が効きます。場合により歯茎だけでなく歯根膜や骨膜にもうつことがあります。麻酔は2~3時間程度効いています。
伝達麻酔:主に下顎の奥歯の治療の時に行う麻酔法です。奥歯のさらに奥にうち、顎全体をしびれさせます。親不知の抜歯や奥歯の治療の時に使います。下顎の場合、上顎に比べて骨がしっかりしているため麻酔が効きにくい為、伝達麻酔を使うことが多いです。5~6時間程度麻酔が効きます。
最後に麻酔後の注意事項ですが、お食事は麻酔が切れてから食べるようにしてください。頬をかむ危険性があります。特にお子さんの場合は、感覚がないので、噛んだり、触ったりして、傷つける危険性があります。
歯科治療でかかるストレスや負担を減らせるよう努力しますので心配なことがあればお気軽にご相談ください。
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨



