高血圧とは
こんにちは!歯科助手・管理栄養士の三田村です。
ただ今受付にてコロナウイルスの感染拡大防止のため、来院時は問診表を書いて頂いてます。
そのなかでも基礎疾患、免疫疾患の項目でチェックをつける欄がありますが、私が見ているかぎり高血圧にチェックをつける方が多いと感じます。
そこで今日は高血圧についてのお話をしようと思います。
高血圧とは、安静時の血圧が継続的に高い状態をさし、脳卒中や心筋梗塞、心疾患、慢性腎臓病の罹患率を高くする重要なリスクファクターです。
高血圧症の種類は大部分を占める本能性高血圧と二次性高血圧に分けられ、高血圧の人の90%以上が、原因疾患が不明であり、遺伝因子と生活習慣が原因となる本能性高血圧と言われています。
ちなみに収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の人は高血圧症に該当します。
気をつけていただきたいのが、高血圧治療薬であるカルシウム拮抗薬をお飲みの方はグレープフルーツと一緒に摂取するのを避けて頂きたいです。薬が分解されずに効きすぎてしまって、急激な血圧低下、めまいなどが起こる恐れがあります。
栄養指導としては、適度な運動、規則的な食事、十分な睡眠、休養と基本とし、食事面では、食塩の過剰摂取を改めて薄味に慣れさせ、さらに過食を避けて肥満を防止しましょう。
生活面では喫煙、飲酒、ストレス、過労、不眠、寒冷などに対する意識な必要です。
●エネルギーコントロール
肥満を伴うときは、標準体重を目標に減量すると降圧効果があります。
摂取エネルギー量を減らし、適正体重の維持を心がけましょう。(BMI25を超えないように)
また、アルコールの制限としエタノール量1日日本酒役1合を目安にしましょう。
●食塩制限
食塩摂取量と高血圧症が密接な関連をもっていて、制限すると降圧薬の量を少なくできます。6g/日未満が目安です。漬物や塩分の高い汁物は避けたり、野菜の旨味などを利用した 、塩分を控えましょう。
●カリウム・カルシウム・マグネシウムの摂取
植物性食品に多く含まれており、降圧に関連している栄養素です。
ただし、重篤な腎障害を伴う方は高カリウム血症をきたす可能性があるので推奨されません。
●食物繊維の摂取
インスリンの過剰分泌を抑え、血圧上昇を抑えます。また低エネルギーであり、水溶性食物繊維がナトリウムの排泄を促進するためとても良いです。
●適度な運動
有酸素運動を毎日30分以上を目標に定期的に行いましょう。
受付にて来院された皆さまに検温を実施しておりますのでご協力お願い致します。
歯科と金属アレルギーについて
皆さん、こんにちは!たなか歯科クリニックの木方です!東海地方もようやく梅雨明けしましたね!今年の梅雨は長かったですね。過去3番目に遅い梅雨明けみたいです。これから、さらに暑くなりそうなので、皆さんこまめな水分補給など熱中症対策していきましょう。
さて、今回は歯科治療と金属アレルギーについて書かせていただきます。
歯科治療では金属を使う場面が被せ物や入れ歯、インプラント等様々あります。特に被せ物が頻度としては多いです。口腔内の金属が金属イオンとして溶けだし、少しずつ蓄積する事でアレルギーが引き起こされます。
金属の中でも金属アレルギーを引き起こしやすいものとそうでないものがあります。歯科で使う物の中では、インプラントで使われているチタンや被せ物等で使う金は比較的金属アレルギーを引き起こしにくいです。
1:金属アレルギーの症状
金属アレルギーの症状としては、以下の2種類があります。
接触性皮膚炎
金属が触れている部分が赤く晴れたり、かぶれたりします。
全身型金属アレルギー
金属イオンが体内に取り込まれる事で手のひらや足の裏に症状が出てきます。掌蹠膿疱症という手や足に水疱や痂皮を認める病気を発症する事もあります。
2:検査方法
金属アレルギーの検査としてはパッチテストがあります。パッチテストとは、皮膚にアレルギーの原因と思われる物質を含んだ検査用絆創膏を貼り、その部分にアレルギー反応が見られるか調べる検査法です。
他にも歯科金属検査、口腔内検査、リンパ球刺激検査などがあります。
3:金属アレルギーの予防と治療
金属アレルギーの予防として、メタルフリー治療と言うものがあります。メタルフリー治療とは文字通り金属を使わない治療法の事です。メタルの代わりにレジンやセラミックの被せ物で詰めたり被せたりします。また入れ歯の場合、ノンクラスプデンチャーという金属のバネを使わない入れ歯もあります。
メタルフリーの目的としては3つあります。
Ⅰ:金属アレルギーを予防する為
Ⅱ:金属アレルギーがあり、治療の為に口腔内の金属を外し、金属以外の物にする為
Ⅲ:審美性向上の為
被せ物で金属以外を使う場合強度が心配と思われる方もいると思います。今はジルコニアと呼ばれる非常に硬度の高いセラミックがあります。ジルコニアは化学的に安定しており、生体親和性も良く、歯科以外にも人工股関節に用いられたりもしています。
今回は、アレルギーの中の金属アレルギーについて絞って書かせていただきました。しかし、歯科に関わるアレルギーは、金属アレルギーだけでなく、レジンアレルギーやラテックスアレルギーなどもあります。なので何か異常があった時に金属アレルギーと決めつけるのではなく、色々な可能性を考え、検査を行うことが重要です。
もし何か気になる事がある時は、お気軽にご相談下さい。
たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨
お子さんの歯を守ろう
こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の奥田です。
最近、3歳のお子さんを歯磨き指導しました。
3歳だと乳歯も生えそろってきている時期で、歯磨きも大事な時期です。
しかし歯磨きが苦手なお子さんも多いです。
そして親御さんの協力が必要不可欠です。
親御さんと一緒にお子さんに声をかけながら歯磨き指導しました。
3歳になるとたくさん話すようになり、自己主張も強くなります。仕上げ磨きも嫌がることもありますが、必ず保護者による仕上げ磨きは重要です。本人のみでは、十分に磨けず虫歯リスクは高くなります。しかし、保護者による仕上げ磨きが正しく磨けてないと意味がないものになってしまいます。検診や歯磨き指導で正しい磨き方をレクチャーしてもらうことはとても大切なことなのです!!
この時期の親御さんは、虫歯に対する強い不安があり、「歯を磨かないと虫歯になる」という使命感に燃えて歯磨きを行おうとすることが多いです。
無理に行おうとすると、歯磨きが楽しくなくなり歯磨き嫌いの子供に育ってしまう可能性があります。
歯磨きは楽しいものだと理解させることが大事です。
例えば、歯ブラシを好きなキャラクターものにしたり、家族で楽しそうに歯磨きをする姿をお子さんにみせることで興味をひくなど、工夫が必要になります。
お子さんに合わせて対応していくことが大切ですね!わたしたちも一緒に考えて提案させていただいています。ご相談ください。
仕上げ磨きをするときに時間をきちんと決めてお子さんに声をかけながら行います。
仕上げ磨きの時間が長いと飽きてしまい集中力が切れて嫌がってしまいます。
短い時間でポイントを押さえて磨くためにも正しい磨き方をレクチャーしてもらうことが大切ですね!
3歳からは、歯と歯の間が特に虫歯になりやすいです!フロスを通すことがとても大切です!この年齢からフロス使うの?と驚かれる保護者の方も少なくありません。歯が生えそろうこの時期だからこそ食生活や歯磨きの環境が相まって虫歯のリスクが高くなるため、保護者のかたがお子さんにフロスを通すことが必要なことなのです。
また食生活も虫歯リスクがあります。3度の食事と1日2回の間食を規則正しくとる習慣をつける必要があります。
とくに間食では、スクロースを含まない食品で、3度の食事に影響しない程度の量を与えてあげることが大切です。
この時期に甘味嗜好を覚えてしまった幼児は、保護者のかたが虫歯予防にあまり注意を払わないこともあり、虫歯リスクも高くなりやすくなります。
知識と技術を覚えることによってお子さんを虫歯から守っていきましょう!
検診でお待ちしております!
たなか歯科クリニック 奥田眞由
フッ素を多く残すには?
今回はフッ素を効果的に利用する方法についてお話ししていきます。
フッ素には虫歯菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進し、歯の表面を強化して虫歯になりにくくする働きがあります。
そんなフッ素を効率的に取り込む方法としてイエテボリ法があります。
<イエテボリ法とは>
歯磨き方法の1種でフッ素入り歯磨き粉の虫歯予防効果を最大限に引き出す方法。
これは虫歯予防で有名なスウェーデンのイエテボリ大学というところで発案された歯磨き法です。
最近発売されている歯磨き粉の多くにはフッ素が配合されているので、やり方さえ覚えればすぐに実践できます。
<やり方>
①歯磨き粉を出す。
・6ヶ月〜2歳:3mm程度
・3〜5歳:5mm程度
・6〜14歳:1cm程度
・15歳以上:2cm程度
②歯磨き粉を歯全体に広げる。
③3分を目安に磨く。(磨いている間に歯磨き粉を吐き出さない。)
磨き方は患者様1人1人違って来るので、それぞれにあったやり方があるので、詳しくは定期検診や歯磨き指導の際、歯科衛生士に聞いてください。
④磨き終わったら、水を15mlほど口に含み、ぶくぶくと5秒ほど口の中隅々に行き渡るようにうがいをする。
15mlの目安:大さじ1杯分、ペットボトルキャップ約2杯分
フッ素洗口液やPOICウォーターを使っている方はぜひ測ってみてください。
⑤フッ素洗口剤などを応用する。
⑥吐き出した後、最低2時間は飲食を控える。
皆さん、これならすぐに実践できそうですよね?
定期検診に来てくださる患者様にこのイエテボリ法についてお話しさせていただくと、1番驚かれるのが口をゆすぐ量や回数です。
今これを読んでくださった、あなたも驚いたのではないでしょうか?
ではなぜこんなにもゆすぐ回数を少なくすることが必要なのでしょうか?
それは、歯磨き粉に含まれるフッ素が流れて薄まってしまうからです。
フッ素には初期の虫歯をもとに戻そうと再石灰化を促進させる働きがあります。
虫歯予防だけではなく、初期の虫歯にもフッ素が大切なのです。
そんなフッ素をできるだけ濃い濃度の状態で多く歯にとどめることが必要なので、最初は歯磨き粉が残った感じがして嫌な気持ちになるかもしれませんが、少しずつ減らしていきましょう。
最後に濃度の話を少ししていきます。
今現在、決められているフッ素濃度は1500ppm以下とされています。
日本で販売されている歯磨き粉のフッ素濃度は安全性も考慮し、1番高くて1450ppmとなっています。
皆さんが今使っている歯磨き粉のフッ素濃度は何ppmのものですか?
1度チェックしてみてください。
また年齢によっても使えるフッ素濃度が異なってきますので、詳しくは歯科衛生士にお尋ねください。
歯科衛生士 常川 怜奈
初めまして!
ゴールデンウィーク後、久しぶりの連休いかがお過ごしですか?
初めまして!今年の4月から新しくたなか歯科クリニックの一員になりました、歯科助手の長谷川麻央です。今回が初めてのブログ更新になるので、自己紹介も兼ねて以前私が行っていた矯正治療について少しお話しさせていただきます。
私は高校生の時から矯正専門の医院で矯正治療をしていました。
矯正の良い点は見た目が綺麗になるだけでなく、虫歯になりにくくなったり、顎の関節の負担を和らげたり、顔のバランスが整うこともあります。
私が矯正治療中特に注意していたのは歯磨きです。治療中は、装置の取り外しができないのでお口の中に汚れが溜まりやすくなります。装置にも汚れがたくさんついてきますので、歯磨きは毎日より丁寧に行わないと虫歯になりかねません。しかし歯磨きを頑張っていても歯ブラシが届いていない、うまく磨ききれていない箇所は存在します。磨き残しをそのままにしないためにも、定期的なメンテナンスで歯科に通い、プロに見てもらうようにすることはとても重要であると感じました。
私は約4年間治療を続けていました。治療中はワイヤーに食べ物が挟まり気持ちが悪かったり、装置をつけた後は痛みが出て柔らかい物でも食べられず辛かったりなど苦労した覚えもあります(;_;)
しかし治療を終えいざ装置を外した時、自分の歯が見違えるほど綺麗に整っておりとても感動したことは今でも忘れられません!人前で整った歯で思いっきり笑えるようになったのが嬉しく、“歯が綺麗になるだけでこんなに気分がかわるんだ!”と喜びを感じることができました。
矯正治療では装置を外した後も、リテイナーという取り外し可能な保定装置をつけて過ごす期間があります。後戻りを防ぎ治療後の良い状態をより長く保つためのもので最初は1日中、日が経ったら夜間のみなどつける時間は変わってきます。ここでサボってしまうとすぐに歯が動き、今までの努力が水の泡になってしまいます。また加齢により歯を支えている歯周組織が弱り、歯が動いてくることもあります。できるだけ綺麗な歯のまま歳を重ねていくためには、ご自身の毎日のケアと歯科での定期的な検診やクリーニングが大切です。
たなか歯科クリニックでも専門医による矯正治療を行なっています。
興味のある方はぜひ一度、矯正無料相談にお越しください(^_^)
歯が痛くてものが食べられない不自由さや、うまく笑えないというような悩みは虫歯治療、歯周病治療の患者様でも共通して抱えているのではないでしょうか?そんな悩みを抱える多くの患者様の笑顔の手助けを私なりにしていけたらと思っています。
お気軽にお声がけください!
たなか歯科クリニック 歯科助手
長谷川麻央