歯並びのお話 その①「すきっ歯」
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
暑い日が続きますね。皆様、夏バテしていませんか? 高気温や湿気、クーラーなどに負けないような体力をモリモリつけて、一緒に残りの2017年最後の夏を楽しみましょう♪
体力といえば、私事ですが 目標だった脚力トレーニングMAX300kgをついに達成しました! ヤッターー!! 次は、ジム内全部の重りを合わせた 総勢340kgを脚で上げるという新たな目標に向けて頑張ります!!! 45歳、まだまだ成長中!
今回と次回のブログは、歯並びについてのお話です。
まずは、こんなふうに 前歯の間に隙間がある方はいらっしゃいませんか?
これを『正中離開』といいます。
原因としては、
・上唇小帯(上唇と歯茎をつなぐスジ(ヒダ))の異常
・歯の横幅と顎の大きさとの不調和
・過剰歯(骨の中に埋もれている歯がある)
・咬み合わせが強く、下の歯が上の歯を 突き上げる
・歯周病による歯の移動
・不良習癖(指や唇を吸う癖、爪を噛む癖、舌で歯を押す癖)
などがあげられます。
正中離開があると、見た目の問題があるのはもちろんですが、歯の間に隙間があることで息が漏れて 発音がしにくくなることもあります。
でも、正中離開があるのが 小さいお子さんだった場合は、必ずしも異常とは限りません。
乳歯の時期の すきっ歯は “発育空隙” といって、永久歯が生えるスペースを作り出すために必要で、正常なものなのです。乳歯より大きな永久歯に生え変わることにより、その空隙は無くなっていきます。よって、この発育空隙がある6~8歳を “Ugly Duckling Stage みにくいアヒルの子の時期” と呼びます(童話になぞらえて、この時期に見た目が悪くても いずれ綺麗な白鳥になる、という意味です)。
しかし、永久歯の場合は事情が異なります。上記のような原因に対する治療が必要です。
上唇小帯の異常に対する歯肉整形手術や 過剰歯の抜歯は、歯や顎の成長に合わせて 適切なタイミングで行うことが大切です。不良習癖も早期に止めたほうが良いでしょう。
実際に歯の隙間を埋める処置は、その程度や全体の歯並びのバランスにより方法が異なります。
矯正治療、被せ物・詰め物による歯冠形態修正、それぞれの特性や利点欠点を考えて治療方法を選択するのが良いと思います。
次回は『八重歯』についてお話しする予定です。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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