歯石はどうやってつくの?
こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です!6月ですが夏みたいに暑い日が続いてますね。熱中症にならないように水分補給をしっかりして過ごしてください。
さて、今回は歯石についてお話したいと思います。歯石とは何か、付着したままだとどうなってしまうのか、歯石はどうしたら除去できるのかを説明していきます。
1.歯石とは
歯に付着したプラーク(歯垢)が除去されないまま長時間堆積し唾液中のカルシウムやリンと結びついて石灰化したものです。唾液と結びついて歯石を形成するため唾液腺があるところに歯石は出来やすい傾向にあります。
2.歯石をそのままにしておくとどうなるのか
歯石自体には病原性はないとされていますが新たなプラークが付着しやすくなるため歯肉炎や歯周病、口臭、全身の健康へのリスクに関わってきます。歯周疾患の原因とされ歯石の除去は歯周治療としてとても重要です。
3.歯石の対処
歯石の対処方法として歯石になる前のプラーク(歯垢)の状態のときに除去することです。歯ブラシだけではなく歯間ブラシ、フロスを使って丁寧な歯磨きをすることが大切です。しかし、付着してしまった歯石は歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスでは除去することはできません。専門器具を使用し専門家の処置が必要になります。
スケーリングやポリッシング
我々歯科衛生士がスケーラーという器具を使って歯石を除去します。スケーラーにはお水と超音波の振動で歯石を落とす超音波スケーラーや知覚過敏の症状が強い方や痛みを感じやすい部分は手用スケーラーを使用します。歯石を落としたあと、歯面研磨であるポリッシングを行います。電動歯ブラシのような機械で磨くため細かい汚れや歯の着色を落とすことが可能です。また、歯の表面を滑沢にすることによって新たな汚れを付きにくくします。
4.まとめ
このように歯石をそのままにしておくと歯肉炎や歯周病といった歯周疾患はもちろん、口臭や全身疾患にまで影響を及ぼしてしまいます。そうならないように毎日の歯磨きも丁寧にすることを心がけてみてください。またお口の状態が悪化してから治療を行うのではなく歯石やプラーク(歯垢)を定期的にクリーニングで除去し健康な状態を保っておくことが結果的に歯を長持ちさせることに繋がります。またわからないことや気になることがございましたらお気軽に定期検診・クリーニングのときに聞いてください。
千種区覚王山たなか歯科クリニック歯科衛生士川元
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