顎関節症はこのように治す
顎関節症の原因が日常生活のストレスや生活習慣によるあごにかかる負担であることは別の項でもご紹介しました。千種区のあごの痛みや悩みを抱えておられる方々も、原因を理解したあとは「じゃあ、どうしたら治るんですか?」とお尋ねになるのですが、どの治療もそうですが、段階的に進めていく必要があります。すぐに外科的手術ということにはなりません。
まず、歯科で指導するのは運動療法です。これはあごの筋肉や関節の負担を減らすためにマッサージをしたり、その方法を患者さんに学んでいただいたりします。
また、日常生活の何気ない姿勢、例えば頬杖をついたり、うつ伏せに寝たり、また自分では意識していなくても仕事に集中しているときに歯を食いしばったりしていることがありますので、それを改善するようにしていきます。
要はこれまで意識していなかったことに対して意識的であろう、とするわけです。それで、例えば、パソコンやテレビなど目につきやすいところに「歯を食いしばらないように」というメッセージを貼り付けたりして、自分の習慣に対して自覚的であるように、指導いたします。これに加えて初期段階ではもし痛みがあるようなら、薬物療法を組み合わせます。
それでも改善がみられないときは「スプリント療法」の段階に進みます。
スプリント、というと聞き慣れないかもしれませんが、もっと馴染みのある言葉でいうと「マウスピース」の装着です。
寝るときなどにマウスピースを装着することによって、噛み合わせを安定させ、矯正を加えていきます。しかし、興味深いのはこのスプリント療法の真の効果は「プラシーボ効果」と言われています。言い換えますと、マウスピースをつけることによる「思い込み効果」というのです。
顎関節症の原因がかなりの程度ストレスとも関係していることからして、患者さんの多くがマウスピースをつけることによって、
「自分はストレスに対処し、この症状を克服しようとしているのだ」
という自覚を得ることができ、それが症状の改善に繋がるのです。
しかし、歯科医では、これらの段階の治療を試みても効果がなく3か月〜半年が経過した場合に初めて外科的な治療をおすすめすることがあります。ですから、まずは、歯医者さんの指導のもとも段階的に治療をすすめることをおすすめいたします。
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