口臭・唾液検査
こんには、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
「最近口臭が気になる、、」「口臭を指摘される」「人と話す時不安」そんな悩みをお持ちの方はいませんか?
実は口臭の原因は、食べ物や胃腸の問題だけではなく、唾液の質やお口の環境が大きく関わってきています。
当院では、見えないお口の状態を調べるために唾液検査と口臭検査を行っています。
今日は唾液検査と口臭検査についてお話していきます!
唾液は、お口の中を清潔に保つ重要な働きをしています。
唾液検査では、以下のようなことを調べることが出来ます。
・唾液の分泌量(乾燥のしやすさ)
・唾液の㏗(酸性、アルカリ性のバランス)
・唾液の緩衝能(虫歯菌が出す酸に抵抗する力)
・虫歯菌の数
・歯周病のリスク
これにより、虫歯や歯周病になりやすいかどうかを判断することができます。
ガムを5分間噛んでもらった時の唾液の分泌量のボーダーラインは5mlになりますが、5mlより唾液が少なかったり、酸性に傾いていたりすると虫歯のリスクは高くなります。
また、ストレスや加齢、薬の副作用でも唾液の量や質は変化します。
口臭の主な原因は、お口の中の揮発性硫黄化合物(VSC)というガスです。これには、主に3種類あります。
・硫化水素(腐った卵のような臭い)
特に歯周病菌や舌苔が原因となることが多いです。
・メチルメルカプタン(野菜の腐敗臭)
特に歯周病になってしまった人に多く発生します。
・ジメチルサルファイド(血のような金属臭)
胃や腸などの消化器系の不調が原因で発生することがあります。
専用の測定器でこれらの数値を調べ、どんなタイプの口臭か、口臭はどの程度かを数値で見ることが出来ます。
実際に検査を受けてみると、思っていたより問題なかったという方もいれば、自分では気づかなかったけど強めの口臭があると分かる方もいらっしゃいます。
唾液と口臭の検査を受けることで、自分のお口の状態がはっきりと分かり、予防や改善に向けた具体的なアドバイスができるようになります!
特に口臭が気になる方は、気になるけど誰にも相談が出来ないという方が多いです。
唾液検査と口臭検査をすることで、客観的に口臭の有無を確認することが出来るので、安心感にも繋がります。
自分のお口の状態をちゃんと知りたい、口臭が気になって人前で話すことに抵抗がある方は、是非一度唾液検査と口臭検査を受けてみてください!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷
突然、歯が欠けてビックリ!! でも 慌てないで♪
こんにちは! 千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
お口の中のトラブル、色々ありますが……。 その中のひとつに 『歯が欠けた』 があります。突然起きる事なので、誰でもビックリしますよね!? 「うわわわ! どうしよう……!!(>_<)」とパニックになりますし、痛みが伴っていたら 不安で仕方ありません。もし、前歯だったりしたら見た目も気になって困っちゃいます。
実際、歯医者に急患来院される患者様の中でも、この「歯が欠けた」というのは割とあるんですよ…。
そんな状況の時には、迷わず たなか歯科クリニックへ お電話してください♪ たとえ予約が空いていなかろうと、緊急事態の時は即対応します! 放っておいては大変ですからね。
では、なぜ歯が欠けたのでしょう? そして、どこが どんな風に欠けているのでしょう??
・ 欠けた原因
・ 欠けた後に、どのくらい健全な部分が残っているか?
・ 欠けたのが、天然歯か人工物(被せ物・詰め物)か?
に よって、治療法や その後の予防法 が変わります。
まず、歯が欠けた原因は 「大きな力が歯に加わった」 あるいは 「歯が脆くなっていた」 と考えられます。
「大きな力が歯に加わった」 例としては、
・ 硬い物を咬んでしまった
・ 外傷(ぶつけた・転んだ等)
・ 継続的な歯ぎしり・くいしばりの力
・ 歯並びが悪く、咬み合わせの力が一部に集中
いっぽう 「歯が脆くなっていた」 例としては、
・ 虫歯で歯の内部が溶けてボソボソになっていた
・ 歯がすり減っていた
・ 被せ物・詰め物が壊れた、割れた、外れかかっていた
などがあげられます。
そして、治療方法です。“何がどのくらい欠けているのか” によって異なります。
欠けたのが 「被せ物・詰め物」 だった場合は、それを修復します。
「天然歯 」 が欠けたり、虫歯でボソボソになっていた場合、それがどの程度かにより 方針が異なります。
欠けている部分が歯冠(歯茎より上に出ている部分)に限局していて、歯髄(歯の中の神経)に至っていない場合は、その部分を 被せ物・詰め物にすることで補います。このくらいで済めば、安心です(*^-^*)
しかし、欠けている範囲が歯髄まで到達していた場合は、その感染している歯髄を取ってキレイにし、更に補強してから 被せ物を作る事が必要です。(状況によっては 稀に歯髄を残せることもあります)
また、歯根(歯茎より下の部分)まで欠けや虫歯が及んでいた時は、残念ながら抜歯が適応となります。こうなると怖いですよね……。
なので、皆様!! もしも 歯が欠けたら、更に大きく欠けたり、感染が歯の奥深くに至ってしまう前に、早めに歯医者へいらして下さい。
その時、欠けた破片があったら 念のために御持参していただけますか? それを再び着けられない事がほとんどですが、欠けた状況の参考になりますし、被せ物であったら 稀に利用できるケースもあります。
それと、欠けた所をいじったり、咬み過ぎたりしないようお気をつけください。状況が悪化してしまう原因になることがあります。
最後に、欠けた部分の治療が終わった後も、「なぜ欠けたのか?」という原因に対処しないと、また同じことが起こる可能性があります。
歯科医師とよく相談して、再発予防に努めましょう♪
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
妊娠中のお口のトラブル
> こんにちは!たなか歯科クリニックのブログへようこそ。歯科衛生士の高山です。
> 暑中お見舞い申し上げます。
> 連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
> 暑い夏を乗り切るためには、十分な水分補給とバランスの取れた食事が大切です。
さて今回のブログでは妊娠中のお口のトラブルについてお伝えします。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化やつわり、食生活の変化などにより、口腔内のトラブルが起こりやすくなります。以下に、妊娠中に起こりやすい口腔内のトラブルとその原因、対処法について詳しく説明します。
**1. 妊娠性歯肉炎**
* **原因:** 妊娠中はエストロゲンといった女性ホルモンの分泌が増加します。これらのホルモンは、歯周病菌の増殖を促進し、歯肉の炎症を引き起こしやすくします。また、つわりなどで歯磨きが不十分になりがちなことも原因の一つです。
* **症状:** 歯肉が赤く腫れる、歯磨きや食事の際に歯肉から出血する、口臭が強くなるなど。
* **対処法:**
* **丁寧な歯磨き:** 柔らかめの歯ブラシで、歯と歯茎の間を丁寧に磨きましょう。
* **デンタルフロスや歯間ブラシ:** 歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間も清掃しましょう。
* **歯科医院での定期検診:** 歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングや指導を受けましょう。
* **うがい薬:** 殺菌効果のあるうがい薬を使用するのも有効です。ただし、アルコールが含まれていないものを選びましょう。
* **食生活の改善:** 甘いものの摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。
**2. 智歯周囲炎**
* **原因:** 妊娠中のホルモンバランスの変化や、つわりなどにより親知らずの周りが不衛生になり炎症が生じます。特に生えかけの親知らずは注意が必要です。
* **症状:** 親知らずの周りの歯肉が腫瘍、痛み出血しやすい状態になります。
* **対処法:**
* **経過観察:** クリーニング消毒をし炎症を抑えます。
* **抜歯:** 原因である親知らずを抜きます。いづれの場合も歯科医院で診てもらいましょう。
腫れを繰り返す場合には妊娠前に抜歯をお勧めします。
**3. 虫歯**
* **原因:** 妊娠中は、つわりなどで食生活が不規則になりがちです。また、唾液の分泌量が減少し、口の中が酸性になりやすいため、虫歯のリスクが高まります。
* **症状:** 歯の痛み、歯の表面に穴が開く、冷たいものや甘いものがしみるなど。
* **対処法:**
* **丁寧な歯磨き:** 歯垢をしっかり落としましょう。
* **フッ素配合歯磨き粉:** 歯質を強化し、虫歯予防効果を高めます。
* **キシリトールガム:** 唾液の分泌を促進し、虫歯菌の活動を抑制します。
* **歯科医院での定期検診:** 早期発見・早期治療が大切です。
**4. ドライマウス**
* **原因:** 妊娠中のホルモンバランスの変化や、つわりによる脱水症状、薬の副作用などが原因で、唾液の分泌量が減少することがあります。
* **症状:** 口の中が乾燥する、口臭が強くなる、食べ物が飲み込みにくいなど。
* **対処法:**
* **こまめな水分補給:** 水やお茶などをこまめに飲みましょう。
* **保湿剤の使用:** 口腔保湿ジェルやスプレーを使用するのも有効です。
* **ガムを噛む:** 唾液の分泌を促進します。キシリトールガムがおすすめです。
**5. 歯周病**
* **原因:** 妊娠中は歯周病が悪化しやすい傾向にあります。歯周病菌が産生する物質が、早産や低体重児出産のリスクを高めるという報告もあります。
* **症状:** 歯肉の腫れ、出血、歯がグラグラする、口臭が強くなるなど。
* **対処法:**
* **丁寧な歯磨き:** 歯周病菌を減らすために、歯と歯茎の間を丁寧に磨きましょう。
* **歯科医院での定期検診:** 歯周病の早期発見・早期治療が大切です。
**妊娠中の歯科治療について**
妊娠中でも、応急処置や必要な治療は可能です。ただし、妊娠初期(妊娠1~4ヶ月)と妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)は、胎児への影響を考慮して、できるだけ治療を避けることが望ましいと言われています。
いずれにせよ妊娠前に歯科医院で定期的に健診を受けましょう。
出産後すぐはなかなか歯科医院への受診は難しくなります。早めの受診をお勧めしています。
たなか歯科クリニック歯科衛生士高山
口内炎について
みなさんこんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。暑い日が続いていますが体調に気をつけて素敵な夏を過ごしてくださいね!
さて、今回は口内炎についてお話したいと思います。口内炎とは何か、原因、治療方法を順に説明します。
1.口内炎とは
口内炎とは口腔内や唇、舌の粘膜に炎症が生じ、水疱やびらん(ただれ)、潰瘍、白苔などの粘膜病変を生じるもののことです。
ストレスや疲れがたまって抵抗力が低下したときに起こりやすいです。多くは数日から10日程で自然に治ります。
2.口内炎の原因
口内炎には大きく4つの種類があります。
①アフタ性口内炎
円形または楕円形の白っぽい潰瘍で、もっとも一般的な口内炎です。
免疫力の低下、栄養障害、ストレス、疲労、睡眠不足などが主な原因です。
②外傷性口内炎
外的刺激により粘膜が傷つくと、細菌が繁殖して炎症が起こりびらん、潰瘍ができます。
口腔粘膜の損傷、虫歯、入れ歯の不具合などが原因です。
③ヘルペス性口内炎
高熱が数日続いた後、舌や唇の裏の粘膜に多数の小さな水疱が出来るものです。
単純ヘルペスウイルス、水痘帯状ヘルペスウイルス、A郡コクサッキーウイルスなどが原因です。
④カンジダ性口内炎
白くてやわらかい苔状の斑点ができ赤くただれます。口内全体のあらゆる部位にできます。
真菌が原因です。
3.治療方法
①身体を休ませる
口内炎は心身に疲労が溜まっているサインとも言われています。多くの口内炎は肉体的や精神的疲労から身体が弱っている時に発症するからです。
口内炎になったらまずはしっかり休養をとり、身体の抵抗力を高めて免疫力を回復させることが大切です。日頃、充分な睡眠が確保できない場合は質の良い睡眠をとることを意識してみてください。
②歯磨きうがいを心がける
口腔内のケアは口内炎の予防に欠かせないものですが、なってしまった後も細菌の増殖を防いで悪化させない、また治りを早めるために口の中を清潔に保つことが大切です。
粘膜を傷つけないためにやわらかめの歯ブラシを使ってみたり、刺激の少ない歯磨き粉を使うのもポイントです。
③胃に負担をかけない食事をとる
口内炎になった原因として胃腸が弱っていることも考えられます。口内炎ができている間は消化の良い食事を意識しましょう。胃に負担をかけないためによく噛んで食べることも大切です。
口内炎にはビタミンを摂取することも効果的です。特にビタミンB群が口内炎緩和におすすめです。
まとめ
口内炎は基本自然に治癒していきますが口内炎に似た症状で舌がんや白板症と言った病気があります。これらは自然には治らないため口腔外科の受診が必要になります。2週間以上症状が続いたり患部が徐々に大きくなるようなら受診してください。
千種区覚王山たなか歯科クリニック歯科衛生士川元
歯周病とは
こんにちは!名古屋市千種区 たなか歯科クリニックの冨里です。
今日は、「歯周病」についてお話ししたいと思います。
歯周病とはよく聞く単語ですが、一体どんな病気か、ご存じでしょうか?
歯周病とは何か、どうして起こるのか、そしてどんな対策ができるのかを紹介します(^^
歯周病は、歯を支える歯茎や骨が炎症を起こし、最終的には歯を失う原因になることもある病気です。
初期段階では、ほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
歯周病の主な原因は、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)です。
プラークの中に含まれる細菌が歯茎を刺激して炎症を引き起こします。
初期の段階では、歯茎が赤く腫れたり、出血が見られることがあります。
炎症が進行すると、歯茎が下がったり、歯がグラグラするなどの症状が現れます。
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け始め、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
歯周病が進行する過程で自覚症状が薄いため、多くの方が「歯茎が少し腫れているだけ」
「歯が少しグラグラしてきた」くらいの軽い症状を見逃してしまいがちです。
また、歯周病は単に歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響を与えることが知られています。
最近の研究では、歯周病が糖尿病や心臓病、さらには認知症といった病気のリスクを高めることが分かってきています。
つまり、歯周病を放置しておくことは、口の中だけでなく、全身の健康にも関わる重要な問題です。
では、どうすれば歯周病を予防できるのでしょうか?
まずは、毎日の歯磨きが基本です。歯ブラシで歯の表面をしっかり磨くことが重要ですが、
歯ブラシだけでは取り切れない歯垢もありますので、フロスや歯間ブラシを使って歯の隙間も
しっかりケアすることが大切です。また、歯科医院での定期健診を受けることも予防には欠かせません。
歯周病は、初期段階ではあまり症状が出ないため、気づかないうちに進行することが多い病気です。
しかし、早期に発見し、適切な予防や治療を行うことで、歯を守り、全身の健康を保つことができます。
定期健診を受け、日々の歯磨きを丁寧に行うことが、健康な歯を保つための第一歩です。
もし歯茎が腫れているなどの気になる症状があれば、早めに受診してくださいね。
健康な歯を長く保つために、今日からできることを始めましょう!
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 冨里