誤嚥性肺炎とは

誤嚥性肺炎とは

みなさんこんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。

数ある病気の中で、口の環境と高い関連性が指摘される誤嚥性肺炎についてみなさんはどんなものかご存知でしょうか?
今回のブログでは誤嚥性肺炎についてお話していきたいと思います。
まず誤嚥とは、食道を通るべき食べ物や唾液が、誤って気管に入ってしまうことです。通常むせることで外に押し出されます。
誤嚥性肺炎とは誤嚥した際、異物と一緒に細菌が肺に入り込んで炎症を起こす肺炎のことです。
高齢になり飲み込む力が弱まると、誤嚥しやすくなります。加えて唾液や食べ物が気管に入ったとき、それ以上の侵入を防ぐ反射機能が低下していた場合むせることができなくなってしまうのです。すると食べ物はそのまま肺へ。このとき、歯ぐきから出血があったり歯がグラグラしているなど口の状態が悪いと、食べ物や唾液にくっつく細菌の量も増加します。誤嚥性肺炎発症のリスクが高まります。
肺炎の典型的な症状には激しい咳・発熱・膿のようなたんが出るといったものがあります。しかし高齢者になると、はっきりした症状が出にくくなり、軽い風邪だと思っていたら誤嚥性肺炎が進行していた!なんていうこともあります。重症化して初めて気がつくこともあるので注意が必要です。
60代以降から患者数が増加。高齢になるほど死者数も増えていきます。
寝ている間などに、無意識のうちに誤嚥を起こし肺炎のリスクと高めるのが「隠れ誤嚥(不顕性誤嚥)」でこれは高齢者だけでなく若年僧も注意が必要です。
近年、誤嚥性肺炎の死亡者数は年間約4万人と報告されています。ただその数は増え続けており、2023年になると12万人を超えるという予測されています。これは日本の死因で3番目に多い老衰とほぼ同じレベルの数です。誤嚥性肺炎は決して他人事ではない病気です。早いうちから口の中の環境を整えて、リスクを下げることが何よりも肝心になります。
細菌の少ない綺麗な口腔内とキープすることが全身疾患のリルクを下げるカギになるのです。
千種区の皆さんの口腔内だけでなく全身に目を向けて健康をサポートできるように頑張っていきたいと思います。

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

顎の下の痛み、何が原因?

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。

患者様のお悩みを伺っている際に、時々あるのが 『顎下の片側部分が痛い…』という訴え。

これには、様々な原因が考えられます。

① リンパ節の炎症
体内の免疫の関所として働くリンパ節。リンパ液に入り込んだ細菌・ウイルスなどの異物をせき止めて排除し、外敵から体を守る働きがあります。顎下部にもリンパ節があるので、病原体が体の中に入り込むと、炎症が起きて痛みや腫れを生じることがあります(風邪をひいたりしたとき、たまにありますよね)。

② 唾液腺の炎症
顎の下に唾液を分泌している顎下腺という組織があり、ここで作られた唾液は管を通して舌の下から流出します。病原菌により感染を起こすと、顎下腺が腫れ、痛みを起こします。
他の原因として、唾液の管が詰まってしまっている事があります。唾液はカルシウムが豊富なため、それが固まって石の様になり、唾液の流れをせき止めてしまうのです。特に食事の時に唾液が出る際に顎下腺が腫脹し、繰り返して症状が起こりやすいです。

③ 顎の筋肉の緊張
睡眠中に 無意識のうちに歯ぎしり・食いしばりを起こすことで、顎周囲の筋肉に負担がかかり、筋肉が緊張して顎の痛みや違和感が出現する場合があります。

④ 顎顔面神経の神経痛
顎顔面・頸部領域をつかさどる三叉神経、舌咽神経などの神経痛により、その支配領域に痛みを生じる場合があります。

⑤ 親知らず周囲の炎症
下顎の親知らずの周囲に起きた炎症が 周りの皮膚・脂肪組織・筋肉などの隙間に波及し、蜂窩織炎という広範囲の炎症となって痛みや腫れを生じます。

⑥ 放置された虫歯から顎骨への感染
虫歯が進行すると、歯の神経の炎症である歯髄炎をおこします。それが更に悪化すると神経が壊疽を起こし、根の先端から感染が周囲組織へ広がった状態を根尖性歯周炎といいます。 根尖性歯周炎は、歯根の周囲に限局した炎症ですが、進行すると、広範な顎骨炎などに進展します。感染の広がりとともに症状も顕著となっていきます。

……というように、顎の下という場所はいろいろな組織があり、その何が原因かによって対処・治療法も変わります。前述のように、原因がリンパ節炎・顎下腺炎・神経痛などであれば、歯医者ではなく他の専門医(口腔外科・耳鼻咽喉科)の受診が必要となるかもしれません。
でも、まず何でもお困りごとがあればご相談ください。どうすれば一番良いのか、しっかり診断して相談し 解決していきましょう。

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

そばの魅力

こんにちは!覚王山にあるたなか歯科クリニックの歯科助手・管理栄養士の三田村です。
先日連休があったので、久しぶりに帰省しました♪コロナの影響で全く帰省できなかったので家族にも会えてすごく嬉しかったです。家族でお蕎麦を食べにいきました。私の地元ではそばといったらおろしそばが有名です。実家の近くのお蕎麦屋さん、越前そばの里は他県から観光バスでも来るようなところで、そば打ち体験などもできるのでとてもおすすめなので福井県に行った際は是非よってみてください♪
そばを食べていた際に、優秀な食べ物だったな~と思いだしたので皆さんにも知ってもらおうと、今回はおそばについてお話しようと思います。

そばはうどんや米と違い、精製しないで挽くため栄養価がとても高いです!
そばは栄養豊富な胚芽部が実の中心部にあるため取り除くことができません。さらに、皮の下の甘皮にも栄養が多く、精製しないで作るそばはとても栄養が豊富に含まれていると言えます。
そばの原料であるそば粉はビタミンB1、B2といったビタミンB群ミネラル(マグネシウムや鉄、亜鉛)ポリフェノールの一種であるルチンなどが豊富に含まれています。
そして良質のたんぱく質が豊富に含まれていて、そのたんぱく質を構成しているアミノ酸のバランスが良くアミノ酸スコアがとても高いです。(アミノ酸スコアとは食品に含まれる9種類の必須アミノ酸のバランスを点数で評価したものです。)
注目すべきは他の穀物には少ない必須アミノ酸の「リジン」が豊富に含まれている点です。アミノ酸が不足すると体の疲れや体力の衰え、脂肪蓄積などを招く場合もあるので、そばを食べることで解消できるのがうれしいですね♪
また、そばはGI値(グリセミック指数)が低いため、血糖値が上昇しにくくてダイエットに最適な食べ物です。(GI値とは炭水化物が分解され糖に変わるまでのスピードを現した数値の事)一般的にGI値の低い食品は血糖値が急激に上がることの抑制効果が期待できる食品と言われています。逆にGI値の高い食品は血糖値を急に上げてしまい、肥満の原因になるインスリンが多量に分泌されてしまいます。糖質が多い穀物の場合のGI値の目安は「GI値70以下の食品」です。70以下であれば血糖値の上昇がゆるやかになり、太りにくく、糖尿病などの病気にもかかりにくくなります。
お米や、うどんは炭水化物で気になるな、、、と思ったときおそばにすると罪悪感は少なくなるかもしれませんね!

矯正治療ってなにするの??

 皆さんこんにちは!千種区にあります、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。
 最近段々と暖かくなってきてますね!花粉症の方は大変な季節がきましたが、頑張って乗り切りましょう!

 さて今回は、矯正について少しお話ししたいと思います。
矯正で一番イメージされるのは、装置を歯につけて、ワイヤーを通しているのだと思いますが、それ以外にも年齢や状態により色々なものがあります。
 まず、矯正治療には、一期治療と二期治療があります。一期治療とは主に骨の発育を助けるための治療になります。二期治療は歯を動かして歯並びや噛み合わせを変える治療になります。したがって、主に一期治療が子供、二期治療が大人がメインになってきます。

 一期治療は骨の成長を助けるための装置をつけますが種類がいくつかあります。大まかな種類としては、口腔内につけたままの固定式、口腔内から取り外して使う可撤式、口腔外まで装置がある顎外固定装置などがあります。
 治療を始めるタイミングとしては、大体小学校1、2年生ぐらいからになります。ですので6~8歳ぐらいですね。装置は基本的には、長時間使う必要があります。そのため、患者様の協力度が非常に重要になります。ですので、開始が早すぎるとそもそも装置を使えないことがあります。逆に遅すぎると成長が止まってしまい、装置の効果が最大限得られないことがあります。治療の期間としては、大体2年以上になります。そして、骨が十分成長したら、元に戻らないように固定する期間が追加で2年ほど必要になってきます。ですので子供の矯正治療は大体小学校の間になります。
 子供の矯正治療終了はあくまで中間地点だと考えてもらったほうがいいです基本的には歯が並ぶためのスペース作りの期間になるので、その後、大人の治療でより歯を綺麗に並べる必要が出てきます。


 次に二期治療ですが、歯並びを変えるために歯に装置をつけてワイヤーの力で歯を動かします。場合によっては、便宜抜歯やインプラントアンカー(ネジみたいな物)を骨に打ち、それを固定源にして力をかける場合や、外科的に骨切りが必要な場合もあります。
最近では、ワイヤーが目立たないように裏側につける矯正やマウスピース矯正もありますが、当院では、表側にワイヤーのくる矯正治療になります。
 治療を始めるタイミングとしては大体高校生以上であれば、いくつからでも始めることが出来ますが、年齢とともに歯が動きにくくなったりします。

 今回は、矯正治療について書かせていただきました。矯正治療は、見た目をよくするためだけでなく、虫歯や歯周病の治療をしていく上でしたほうがいい場合が多々あります。そのため、当院では治療計画を伝える際に、矯正治療を進めさせていただく場合があります。

 矯正無料相談も行なっておりますので矯正にご興味のある方は遠慮なくご相談ください。

千種区 覚王山 医療法人TDC たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨

お子さんの歯磨きについて知ろう!

千種区の皆さんこんにちは!
たなか歯科クリニック歯科衛生士の奥田です。
今日は、お子さんの歯磨きについてお話したいと思います。

小さいお子さんは特に歯磨きが苦手、嫌がったりすることが多いと思います。
歯磨きは虫歯にならないためにもとても重要なことですが、お子さんにとっては嫌な行為と思われてしまうことが多いです。
まず歯磨きを嫌がる理由を考えてみましょう!

① お口の中が痛い
まずお口の中は髪の毛1本でも入ると気づくようにとても敏感です。歯磨きを始めたばかりのころは特にお口の中に異物が入ったと思い違和感を感じたりします。
痛がってる場合は、仕上げ磨きの力が強い場合があります。
② 怒られるのが怖い
ほとんどのお子さんが歯磨きが嫌だと駄々をこねたことがあると思います。
そのときに、「我慢しなさい!」「きちんと歯磨きしなさい!」などと怒ってしまってはいませんか?
何度も怒ってしまうと「歯磨き=怒られる」と恐怖感が植え付けられてしまいます。
歯磨きをする際は、なるべく怒らず、悪いイメージを与えないように心がけていきましょう。
③ 機嫌が悪い
機嫌が悪いタイミングで歯磨きしようとすると嫌がります。
寝る前のタイミングで歯磨きをすることが多いと思いますが、特にこの時間は眠たいので不機嫌になりやすいと思います。
そのときに無理やりするのではなく、ごはんを食べてすぐなど機嫌がよさそうなときに磨いてあげるのがよいです。
④ つまらない・楽しくない
歯磨きは虫歯から歯を守るためにも大事な習慣です。しかし、お子さんにとっては、まだ必要性が理解できず無理やりやらされているので、楽しくないと感じてしまいます。

では、お子さんが歯磨きを前向きに取り組んでもらえるためにはどうしたらよいでしょうか。
① 子供用の歯ブラシを使う
大人用のものより小さめに作られているので違和感少なく歯磨きできます。
また毛先が丸いものを選ぶと歯茎に当たった際の刺激も少ないです。
② 歯磨き粉を美味しい味に変える
お子さんが使いやすい歯磨き粉を使うことも大事です。
成人が使用する歯磨き粉は、ミント系など刺激が強いものが多いです。
③ キャラクター入りの歯ブラシを使う
お子さんが好きなキャラクターの歯ブラシやコップを使うのもよいです。
歯ブラシを買うときはお子さんに選んでもらうのがよいです。
④ ご褒美をあげる
ご褒美といってもお菓子をあげては意味がなくなってしまうので、1回の歯磨きごとに好きなシールを貼っていくなど楽しめるようにしていくことが大事です。
⑤ 機嫌がいい時間を選ぶ

お子さん一人ひとり歯磨きに対する感じ方は違います。
歯磨きが楽しくなるようにわたしたちもサポートしています。
お気軽にご相談ください! たなか歯科クリニック 歯科衛生士奥田眞由

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