歯ブラシの選び方

歯ブラシの選び方

皆さん、こんにちは名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。もうすぐゴールデンウィークですね!皆さんはもう予定は決まっていますか?せっかくのお休みなので何処か旅行するのも楽しいですし、お家でゆっくり過ごすのも良いですよね。また休み明けの健診でお話を沢山聞かせて下さいね!

さて、今回は歯ブラシの選び方についてお話したいと思います。
皆さんは歯ブラシを選ぶ時に何かこだわっている事はありますでしょうか?ただ何となく、家にあったからなどで使っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は電動ではなく手用歯ブラシに着眼点を置いてお話します!

1.毛の硬さ
歯ブラシの毛の硬さには「硬め」「ふつう」「やわらかめ」があります。それぞれのメリット、デメリットとどんな方におすすめかをお伝えします。
「硬め」
メリット:プラークの除去率が1番高い
磨き終わったあとすっきり感がある
デメリット:歯肉を傷つける可能性がある
歯や歯肉をすり減らす可能性がある
おすすめの方:歯を磨く力が弱い方
「ふつう」
メリット:歯と歯茎の境目や歯間にアプローチしやすい
大人から子供まで扱いやすい
デメリット:硬めの歯ブラシより耐久性が劣る
おすすめの方:歯磨き時歯肉から出血が無い方
「やわらかめ」
メリット:歯や歯肉を傷つけず磨くことが出来る
細かいところまで毛先が届きやすい
デメリット:汚れを落とす効果が低いため丁寧にブラッシングする必要がある
おすすめの方:歯肉から出血がある方
ブラッシング圧が強い方
長い時間歯磨きをする方
2.柄の形
持ち手の部分はご自身が使いやすいものであればどのような形でも問題はありません。ただし、持ちづらかったり、余計な力が入ってしまうものは避けましょう。
3.毛先の形
毛先も山形になったり極細の物だったり様々なものがありますが、1番おすすめなのは平らになっているものです。なぜなら山形になっているものだと当たりすぎてしまうところとそうでない所が出来てしまうのに対し平らだと均等に圧力をかけられるからです。

歯ブラシにもたくさんの種類があり選ぶのに迷う方もいらっしゃると思います。なので、まずはご自身の歯肉の状態や虫歯予防歯周病予防など目的にあった歯ブラシを選ぶことが大切になります。今皆さんが使っている歯ブラシはどうでしょうか?もし、歯ブラシ選びに迷っている方は1度健診で歯ブラシをお持ち頂けるとチェックすることも出来るので是非お持ちください!

お子さんの仕上げ磨きについて

こんにちは!
名古屋市千種区たなか歯科クリニックの丸山です。

4月になりやっと春らしい暖かさになってきましたね!

今日はお子さまの歯磨きの仕上げポイントについてお話したいと思います。
仕上げ磨きは生後6か月ごろ歯が生えてきたころから永久歯が生えそろう
10~12歳くらいまでが推奨されています。

赤ちゃんにはじめて歯が生えてきたら仕上げ磨きをはじめましょう。
しかし、赤ちゃんにとってはじめての歯ブラシは見たこともなければ
触ったこともなく、なんだろうこれは?という感じです。

歯ブラシどころか人にお口を触られることにも慣れていないので
指でお口の周りを軽く触れたり、お口の中をのぞかせてもらったりして
慣れてもらい機嫌の良いときにお膝にゴロンと寝かせ清潔なガーゼで拭ったり
ちょんちょんと歯ブラシで触れたりして遊び感覚で慣らしていきましょう

赤ちゃんは唾液量も多く食生活も虫歯のリスクが低い時期なので
少しずつ準備しておけるとよいですね。

3歳ごろからなかなか歯磨きを嫌がる子も多いかもしれませんが
子供向けの歯磨き剤はグレープやアップルなど香味のものがたくさんあるので
今日はどれにしよう?と一緒に選んで上手にできたら褒めてあげると
楽しい気分でできるかもしれません。自分でなんでもやりたい頃なので
そのやる気を歯磨きする習慣につなげられるといいですね!

お子さんが立ったままでは危ないのでお膝にあおむけに寝てもらい
爪を立てないよう指の腹を使ってくちびるや頬をやさしくよけて
歯ブラシはペンを持つようにして小刻みに動かしてください。
奥歯の内側は45度の角度で歯ブラシを当てましょう◎

6歳~9歳くらいになると乳歯の奥歯の後ろに
新しい永久歯(6歳臼歯)が生えてきます。
虫歯になりやすいところなので自分で歯磨きしたあと親御さんが仕上げ磨きをしましょう。

9歳~12歳くらいになると基本的にお子さんが自分で磨き必要に応じて
届きにくいところを仕上げ磨きやチェックしてあげてください☆

食生活も大事なのでジュースやおやつをダラダラ食べたり飲んだりしないよう
時間を決めておきましょう!

理想は毎食後の歯磨きと仕上げ磨きですが、なかなか難しいと思うので
虫歯のリスクが高まる夜の寝る前には仕上げ磨きしてあげてください(^_^)
歯の裏側、歯と歯の間、歯と歯茎の境目などを特に気にして磨いてあげてください。

歯が生え始めたら歯科医院で検診もしてもらいましょう。
歯磨きのチェックや磨き方を教えてくれたり虫歯予防のフッ素を塗ったりしてくれるので
しっかり一緒に予防していきましょう◎

名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 丸山

歯医者は、タバコの怖さをしっているので 決して吸いません

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。

タバコが体に良くないのは、今や誰でも知っていますよね。
我々、たなか歯科クリニックのスタッフの中にはタバコを吸う者は1人もいませんし、全国の歯科医療関係者の喫煙率も 他の職種に比べてかなり低いといえます。

それは、“喫煙によるお口の中への悪影響を、充分すぎるほどに痛感している”からなのです。

毎日、患者様のお口の中を見ていると、「この方は、毎日タバコを沢山吸っていらっしゃるのだな…」と、すぐに分かります。喫煙者は、単にヤニが付いているだけでなく、特徴的な所見が色々あります(重度の歯周病状態、独特の歯肉肥厚や色、歯肉のメラニン色素沈着、歯面の着色、等々…)。
そうなのです。タバコを吸う習慣がある方は、お口が臭い・ヤニがついて汚いだけではなく、歯周病にかかりやすく、かつ重症になって治りにくいのです。
ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。

お口の中は、タバコを吸ったとき、最初に煙が通過する入口です。よって、喫煙の悪影響が最初に貯留する歯周組織は、直接その悪影響を受けることになります。
タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。これにより、歯周組織の代謝が著しく低下し、免疫力も落ちてしまいます。更に傷を治そうとする細胞の働きまで抑えてしまうので、損傷後の治りも悪くなります。(よって、喫煙者はインプラントをすることができません)
また、有害物質が「ヤニ」という形で歯の表面に残っているので、歯がザラザラして汚れが付きやすくなるのはもちろん、いつまでもお口の中にニコチンが染み出し続けることになるのです。

また、怖いのは、タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくなることです。
一見、歯肉に発赤も腫れも無く、歯磨きをして血が出ることも無いので健康そうに思えても、
それは歯肉の代謝が悪くてそうなっているだけで、実際に歯茎の下では歯周病が進行して組織が破壊されている。という事が、喫煙患者様の歯周病の特徴としてあげられます。

タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。その「猛毒」の被害を毎日 お口の中が真っ先に受け続けていれば、いかに健康な人で歯磨きをしっかりしていても、その侵襲を免れません。

そして、タバコの煙は本人による能動喫煙だけでなく、周りにまで悪影響を与えてしまいます。
喫煙者が吐き出した副流煙からなる受動喫煙(親の喫煙により、子供の歯肉にメラニン色素沈着として早期に高率にあらわれます)、タバコを消した後にも残っているタバコ煙による汚染・残留タバコ成分による三次喫煙 でも、不特定多数の健康までにも悪影響を及ぼします。

…これだけ色々理解すると、学生時代はカッコつけてタバコをふかしていた私も、怖くて吸えなくなりました(笑)。
今、喫煙習慣がある方もご安心ください。 禁煙することで、上述の歯周病の危険性が下がっていくことも、研究の結果解っています。 「歯周病にかかりやすさ」は4割も減るそうですよ。この機会に、ご自分のお口の健康のため、周りの大切な人のために、禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田誠

口臭

皆さんこんにちは!名古屋市千種区覚王山のたなか歯科クリニック 歯科衛生士の高山です。
桜の花が咲き誇る春の訪れを感じるこの季節になりました。
このブログでは皆さまのお役に立てるよう、歯の健康を守る情報をお届けしています。
すっかり暖かくなり、マスクを外す機会が増えてきましたね。
そこで今回は気になる口臭についてお届けしたいと思います。
      
 口臭の原因は様々な要素が絡んでいます
以下にいくつかの主な原因を挙げてみます

1. 口腔衛生の欠如:舌苔の付着や歯磨きやフロスの不十分な使用は、口内の細菌の増殖を招き、口臭の原因となります

2. 食べ物や飲み物:にんにくや玉ねぎなどの強い香りを持つ食品や、コーヒーやアルコールなどの刺激的な飲み物は、口臭を引き起こすことがあります

3. 口腔疾患:歯周病や虫歯などの口腔疾患は、口臭の原因となることがあります

4. 嗜好品の使用:タバコやタバコの吸煙、喫煙や噛みタバコは、強烈な臭いを残し、口臭を引き起こすことがあります

5. 健康状態:消化器系の問題や慢性的な病気、特に口内や呼吸器に関連する疾患は、口臭の原因となることがあります

これらは一部の一般的な原因ですが、口臭は人によって異なる場合もあります。
また健康な方でも起床時や空腹時などに口臭が強くなると言われています。
ストレスや緊張感でも唾液の分泌量が減少し口臭が増すことがあります。
女性の場合には思春期や生理周期、更年期などにも口臭の増加が見られることがあります。

中には口臭が無いのにあると勘違いしている方もいらっしゃいます。
検査をしても口臭は認められず、説明を受け納得される方がみえます。

予防方法

口腔内の清掃 
①セルフケア
 正しい歯磨き デンタルフロス、歯間ブラシの使用 洗口液の使用
②プロケア
 歯科医院でのクリーニング 歯科衛生士によるブラッシング指導

唾液の分泌量を増やす
①食事は規則正しく、特に朝食は固形物をよく噛んで食べましょう
②ガムを噛むと唾液が出やすくなります
③マッサージをして唾液腺を刺激する
④軽い運動や人どの会話などストレスを解消して、自律神経を整えましょう
⑤睡眠を十分にとり疲れを溜めない様にしましょう

原因である疾患の治療
①口腔由来 : 歯周病や虫歯、不良補綴物の新製
②全身由来の疾患の治療

その他の予防法
①ニンニク、アルコールなど臭いの素となる飲食を避ける
②喫煙を避ける
③タブレットや口臭スプレーの使用

まずは歯科医院を受診して相談してみてはいかがでしょうか

たなか歯科クリニック 歯科衛生士高山

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