医院ブログ

マウスウォッシュの選び方

> 皆様、いかがお過ごしでしょうか?たなか歯科クリニック 歯科衛生士の高山です。
> 9月も半ばを過ぎ、秋の気配が感じられるようになりました。美味しい秋の味覚を楽しみたいですね!
> そのためにはしっかり噛める歯が必要です。日頃のケアは勿論、健診メンテナンスを受けましょう。

さて今回のブログではマウスウォッシュ (洗口液)についてお伝えします。
マウスウォッシュは、口臭や歯周病の予防、健康的な歯の維持に欠かせないアイテムです。近年では、よりいっそう手軽に使用できるマウスウォッシュが注目されています。
しかし、マウスウォッシュと一言で言っても数多くの製品があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね。そこで今回はマウスウォッシュの選び方をお伝えします。

  
ますはデンタルリンス(液体歯磨き)とマウスウォッシュ(洗口液)の違いをご存知ですか?
どちらも液状の口腔ケア製品の一種ですが、それぞれ異なる目的があります。
デンタルリンスは、液体歯磨きともよばれている、いわば液状の歯磨き剤であり、ブラッシングの際に歯磨き粉のかわりとして使用します。ペースト状の歯磨き粉よりも、液状のデンタルリンスは成分が細部まで行き渡ります。
さらに、研磨剤が入っていないため、よりやさしく歯をケアできるのが特徴です。お口に含み30秒程クチュクチュし、吐き出してから歯磨きをします。ただ、単体で使用し口をすすぐだけでは、ほとんど効果はありません。
ボトルに「液体歯磨き」と記載されています。

一方マウスウォッシュは、おもに歯磨き後や外食等で歯磨きが難しい場合に使用します。口内の細菌を抑制したり、食べかすを取り除いたりすることで、口臭や歯周病などを防ぎます。単体で使用できるため、手軽に口のなかをすっきりさせたい時や、口臭を予防できるのが特徴です。
マウスウォッシュを使用する際は、口をすすぐだけで、とくに歯磨きを行う必要はありません。ただし、マウスウォッシュをしたからと言って、歯磨きをしなくてもよいというわけではありません。口腔ケアの一環として使用することが推奨されています。
ボトルには「洗口液」と記載されています。
お使いの物を確認してみてください。意外と間違えて使用している方がいらっしゃいます。

マウスウォッシュを選ぶ際には、その用途に適した使い方ができる製品を選ぶことが重要です。マウスウォッシュを選ぶ際には、まず配合されている成分を確認しましょう。

口臭が気になる場合は、口臭の原因菌を減らす殺菌成分が配合されているマウスウォッシュを選びましょう。おもに、クロルヘキシジンや CPC(塩化セチルピリジニウム)などの殺菌成分が含まれているマウスウォッシュがおすすめです。

むし歯や歯周病のリスクが高い人、口腔ケアの効果を高めたい人は、歯周病予防に効果が期待できるマウスウォッシュを選ぶことが重要です。
むし歯や歯周病予防に効果的な成分には、殺菌成分であるCPC(塩化セチルピリジウム)やBTC(塩化ベンゼトニウム)が挙げられます。
また、歯ぐきが腫れやすい、出血しやすい人は、出血や炎症を抑制するトラネキサム酸が配合されているものを選びましょう。

口のなかが敏感な場合、または妊娠中の場合には、アルコールフリーのマウスウォッシュを選ぶとよいでしょう。近年は低刺激、かつノンアルコールのマウスウォッシュが増えているので、口内が敏感な人は無理なく継続して使用できるものを選び、口腔ケアを続けましょう。

むし歯予防にはフッ素洗口液がお勧めです。通常のマウスシュウォシュとは異なり殺菌作用なとは入っておらず、むし歯予防に特化しているフッ素がメインの洗口液です。就寝前の使用をお勧めしています。

近年ではさまざまなマウスウォシュレットが販売されています。それぞれのニーズに合った物を探してみてはいかがでしょうか。

季節の変わり目です。体調を崩されないようお気をつけください。何かお口のことで気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
たなか歯科クリニック 歯科衛生士 高山

矯正中の歯磨き

こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。

今回は、矯正中(ブラケット矯正)の歯磨きの仕方についてお話します!
矯正装置がついていると、食べかすやプラークが溜まりやすく、綺麗に歯磨きが出来ないと虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
そのため矯正中は、清掃道具を使い分けて汚れが残らないように清掃することが重要です。
今から矯正中に綺麗に歯磨きをするための清掃道具を紹介します!

① 歯ブラシ
矯正中は大きめの歯ブラシよりも小さめのヘッドの歯ブラシがおすすめです。
磨くときは、ブラケット装置やワイヤーに対して角度を変えて磨いてください!
始めに歯の表面を全体的に磨き、その後ブラケット装置の上側を上からと、下側を下から斜めに当て小刻みに動かして磨いてください。
歯と歯茎の境目も汚れが残りやすいので、歯茎の境目も良く磨いてくださいね!

② タフトブラシ
先が尖った小さなブラシで、普通の歯ブラシでは届かない細かい部分を清掃することが出来ます。
特にブラケット装置の周りや奥歯の裏側、歯並びが重なっている部分を磨くのに効果的です。一本の歯に対して円を描くように動かすとプラークをしっかり除去することが出来ます。

③ 歯間ブラシ
歯と歯の間やワイヤーの下に残った汚れを落とすために使用します。
歯間ブラシのサイズは、歯と歯の間に通した時に無理なく通せて少し抵抗感があるぐらいのサイズを使用していただけると効果的です!
ワイヤーの下の汚れをとる目的として使うのであれば少し太めの歯間ブラシを使うとしっかり汚れを落とすことが出来ます。

④ フロス
矯正装置があると上からフロスを通すことが出来ません。そのため、ワイヤーの下からフロスを通してから歯の間にフロスを通して使用してください。

矯正中は、歯の間が虫歯になると治療をするのが困難であったり、虫歯の治療のために一度装置を外すことになることもあるので、一日一回はフロスや歯間ブラシを通してくださいね!
⑤ フッ素洗口
仕上げとしてフッ素洗口を使うと虫歯の予防効果が高くなります。
夜の歯磨き後に使用してもらうと効果的です!
矯正中はどうしても磨き残しが増えるため、フッ素の力を借りて歯を守ってくださいね。

矯正中は通常時の歯磨きよりも磨き残しが出やすいので、時間をかけて丁寧に磨くことが大切です!鏡を見ながら磨いてもらう方が磨き残しを減らすことが出来るので、鏡を見ながら磨く習慣をつけてみてください。
綺麗なお口を保つのが大変ですが、矯正装置が外れたときに虫歯のない綺麗な歯を維持できるように頑張りましょう!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷

虫歯を予防するには

みなさんこんにちは!名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。9月になりましたが今年もまだまだ暑い日が続きそうですね。こまめに水分をとって熱中症に気をつけて生活していきましょう!

さて、今回は虫歯予防についてお話したいと思います。みなさんしっかりメインテナンスに通ってお家でも1日3回歯磨きして歯間ブラシやフロスも使っているのに検診の度に小さな虫歯が見つかってしまうなんてことありませんか?
歯磨きをいつも頑張っているのに虫歯が見つかると少し悲しい気持ちになりますよね。そういう方は他にに原因があるのかもしれません。

1.食事習慣
・普段どんなものを好んで飲食していますか?
・食事の回数は1日何回ですか?
・間食はしますか?また、何回しますか?
むし歯を誘発しやすい食べ物・飲み物としてお口の中に残りやすい粘着性の高いものがあります。また糖濃度の高い食べ物はむし歯菌による酸産生やむし歯の進行を増長させるため注意が必要です。具体的には飴、チョコレート、クッキー、おせんべい、ポテトチップスなどがあります。
またお口の中が酸性の状態が続くとむし歯のリスクがたかくなります。そのため食事時間が長かったり間食の回数が多いとお口の中が酸性に傾いた状態が長くなりむし歯になりやすくなります。
2.歯を守る力
・フッ素は使っていますか?
・唾液の量と質はどうですか?
・唾液の中和力はどうですか?
フッ素は歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め酸が作られるのを抑えます。
唾液には酸性に傾いたものを中和させる力があります。これを唾液緩衝能といいます。

3.むし歯菌の数
・病原性の強いミュータンス菌数はどうですか?
・プラークが多いと増えるラクトバチラス菌はどうですか?
ミュータンス菌とは人の口腔内にも存在する菌で甘いものを餌として活発になる菌です。むし歯の原因菌の1つです。ミュータンス菌を減らすにはフッ素とキシリトールが効果的です。

このように磨き残し以外にも普段の生活習慣の見直しやご自身のむし歯に対する抵抗力を知ることも大切になります。
唾液の中和力やむし歯菌の数などは唾液検査で知ることができます。一人ひとり唾液の性質やむし歯菌の数などは違いますのでこれを機に検査をしてみてご自身にあった虫歯予防を一緒に見つけていきましょう。

名古屋市千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士川元

付けて安心マウスピース

こんにちは!名古屋市千種区 たなか歯科クリニックの冨里です。

以前のブログでは「マウスピースの洗浄方法」についてお伝えしましたが、
今回はそもそも「なぜマウスピースを使う必要があるのか?」という基本に戻り、
その目的や効果についてご紹介します(^^♪

歯ぎしりや食いしばりは、自覚がないまま歯や顎に大きな負担をかけていることがあります。
とくに強い力がかかると、歯がすり減ったり、ひびが入ることもあります。
夜間の歯ぎしりだけではなく、日中のストレスが原因で、
無意識に食いしばってしまっている方も多くいらっしゃいます。
特に注意していただきたいのが、「神経を取った歯(失活歯)」の存在です。
神経を失った歯は、痛みを感じない代わりに内部の水分が抜けてしまい、非常にもろく、
割れやすくなるという特性があります。外から見たら一見問題なさそうでも、
強い力や歯ぎしりによって突然割れてしまうことも少なくありません。
そうなると、最終的には抜歯が必要になるケースもあります。
治療をして一度は落ち着いた歯が、再び大きな問題を引き起こすのは、
とてももったいないことだと思います。

また、歯ぎしりは歯茎が下がる原因にもなります。
歯茎が下がると温度差などで知覚過敏の症状が生じることがあります。
冷たいものがしみたり、歯が長く見えたりと、見た目や生活の快適さにも影響が出てきます。
詰め物や被せ物に強い圧力がかかると破損したり、再治療が必要になることもあります。
せっかく治療した歯を守るためにも、マウスピースの着用はとても大切です。

マウスピースの種類
ソフトタイプ: 初めて使う方や違和感を抑えたい方におすすめです。
        耐久性はやや劣りますが、柔らかくて装着しやすいのが特徴です。
ハードタイプ: 硬くて穴が開きにくく、長持ちします。ただし、ソフトタイプよりも
装着時の違和感があります。力の強い方や長期間使いたい方に適しています。

お手入れ方法につきましては、2025年6月に「マウスピースの洗浄」というタイトルで
以前ブログを書きましたので、ぜひ読んでいただきたいです(^^♪

最初は違和感があったり、習慣づかなかったりして、
「つけたくない」「面倒だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、マウスピースは慣れてしまえば毎日の習慣になりますし、
何より将来の歯の健康を守るための大切な予防になります。
いずれ慣れるのでご安心ください。私も毎日マウスピースを装着して寝ています。
トラブルから自分の歯を守りたい方は、ぜひ使用してみてください。

名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 冨里

口臭・唾液検査

こんには、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
「最近口臭が気になる、、」「口臭を指摘される」「人と話す時不安」そんな悩みをお持ちの方はいませんか?
実は口臭の原因は、食べ物や胃腸の問題だけではなく、唾液の質やお口の環境が大きく関わってきています。
当院では、見えないお口の状態を調べるために唾液検査と口臭検査を行っています。
今日は唾液検査と口臭検査についてお話していきます!

唾液は、お口の中を清潔に保つ重要な働きをしています。
唾液検査では、以下のようなことを調べることが出来ます。
・唾液の分泌量(乾燥のしやすさ)
・唾液の㏗(酸性、アルカリ性のバランス)
・唾液の緩衝能(虫歯菌が出す酸に抵抗する力)
・虫歯菌の数
・歯周病のリスク

これにより、虫歯や歯周病になりやすいかどうかを判断することができます。
ガムを5分間噛んでもらった時の唾液の分泌量のボーダーラインは5mlになりますが、5mlより唾液が少なかったり、酸性に傾いていたりすると虫歯のリスクは高くなります。
また、ストレスや加齢、薬の副作用でも唾液の量や質は変化します。

口臭の主な原因は、お口の中の揮発性硫黄化合物(VSC)というガスです。これには、主に3種類あります。
・硫化水素(腐った卵のような臭い)
特に歯周病菌や舌苔が原因となることが多いです。

・メチルメルカプタン(野菜の腐敗臭)
特に歯周病になってしまった人に多く発生します。

・ジメチルサルファイド(血のような金属臭)
胃や腸などの消化器系の不調が原因で発生することがあります。

専用の測定器でこれらの数値を調べ、どんなタイプの口臭か、口臭はどの程度かを数値で見ることが出来ます。
実際に検査を受けてみると、思っていたより問題なかったという方もいれば、自分では気づかなかったけど強めの口臭があると分かる方もいらっしゃいます。
唾液と口臭の検査を受けることで、自分のお口の状態がはっきりと分かり、予防や改善に向けた具体的なアドバイスができるようになります!
特に口臭が気になる方は、気になるけど誰にも相談が出来ないという方が多いです。
唾液検査と口臭検査をすることで、客観的に口臭の有無を確認することが出来るので、安心感にも繋がります。

自分のお口の状態をちゃんと知りたい、口臭が気になって人前で話すことに抵抗がある方は、是非一度唾液検査と口臭検査を受けてみてください!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷

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