歯磨き粉の選び方ガイド
こんにちは!名古屋市千種区 たなか歯科クリニックの冨里です。
夏季休暇でご不便おかけしました。
また休み明けより医院一丸となり
皆様が安心して過ごせるようお口の健康を保つサポートを
一生懸命させていただきますのでよろしくお願いいたしますm(__)m
夏季休暇があった方も多くいらっしゃるかと思います。
夏の素敵な思い出ができた方はぜひお話聞かせてくださいね♪
ちなみに私は東山動植物園に行ってきました。ナイトZoo&Gardenというイベントが開催されていて、
いつもよりも開園時間が長く、夜も動物たちが観察できたり屋台が出ていたりして賑わっていて、
とても楽しいものでした♪ コアラ舎では、最近が公開されたのもありとても混んでいました。
残念ながら赤ちゃんコアラのもなかくんを見ることは叶いませんでした(T_T)
また次回のお楽しみということにして帰宅しました。またリベンジしに行きます。
さて今回は、たくさんの種類がある歯磨き粉の中から、
自分にぴったりのものを選ぶためのポイントをご紹介します(^^♪
毎日の歯磨き習慣をサポートするために、どんな歯磨き粉が最適かを理解することはとても大切です。
1. 歯磨き粉の基本成分
歯磨き粉の主な役割は、歯をきれいにし、虫歯や歯周病を予防することです。
そのため、次の成分に注目しましょう。
•フッ素: フッ素は、エナメル質を強化し、虫歯を予防する効果があります。
多くの歯磨き粉にはフッ素が含まれており、これが最も一般的で重要な成分です。
•研磨剤: 研磨剤は、歯の表面から歯垢や汚れを除去するための成分です。
ただし、過度な研磨はエナメル質を傷つける可能性があるため、成分表を確認し、歯に優しいものを選びましょう。
•抗菌成分: 口腔内の細菌の繁殖を抑えるために、抗菌成分が含まれている歯磨き粉もあります。
これにより、歯周病や口臭の予防が期待できます。
2. 自分のニーズに合った歯磨き粉を選ぶ
歯磨き粉を選ぶ際は、自分の口腔内の状態やニーズに合ったものを選びましょう。
•虫歯予防をしたい方: フッ素含有の歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
特に、虫歯ができやすい方やお子様には、フッ素が高配合されたものが適しています 。
•歯周病が気になる方: 抗菌成分が含まれた歯磨き粉を選び、歯周病や歯肉炎を防ぎましょう。
例えば、クロルヘキシジンやトリクロサンが含まれるものは効果的です。
•歯を白くしたい方: ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉には、過酸化物や酵素が含まれていることが多いです。
ただし、使用頻度を守り、歯に優しい成分のものを選ぶようにしましょう。
•歯の敏感さが気になる方: 知覚過敏に対応した歯磨き粉には、硝酸カリウムやフッ化スズなどが含まれています。
これらの成分は、歯の神経を保護し、痛みを軽減する効果があります。
3. 成分表示の見方と注意点
歯磨き粉を選ぶ際は、必ず成分表示を確認しましょう。特に次の点に注意してください。
•フッ素の濃度: 1000ppm以上のフッ素が含まれているものが、効果的な虫歯予防が期待できます。
最大で1450ppmのフッ素が含まれているものが市販で売られているので、そちらを使用するのをお勧めします。
•研磨剤の種類と量: 歯のエナメル質を傷つけないために、微粒子タイプの研磨剤を選ぶのがおすすめです。
また、研磨剤が多く含まれているものは、毎日使用するには適さない場合があります。
•無添加・天然成分: 添加物に敏感な方や、お子様のためには、無添加や天然成分を使用した歯磨き粉を選ぶと安心です。
歯磨き粉を選ぶ際には、自分の口腔内の状態や生活習慣を考慮して、最適なものを選ぶことが大切です。
健康な歯と歯茎を維持するために、定期的に歯科医と相談しながら、あなたに合った歯磨き粉を見つけてください(^^♪
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 冨里
歯がしみる
こんにちは!
名古屋市千種区たなか歯科クリニックの丸山です。
毎日暑い日が続きますが、みなさん元気にお過ごしでしょうか(^_^)
暑い日はかき氷やアイスクリームなどの冷たいものを食べたくなりますが
みなさん躊躇なく食べることはできますか?
冷たいものが歯にしみることが苦手で自信を持って食べられないという人も少なくありません。
冷たいものがしみるというと、虫歯かもしれないと思われるかたも多いですが、
虫歯でなくても冷たいものがしみることはあります。
今回は虫歯ではないのに歯がしみる原因をご紹介します!
・歯ぎしりによる歯の磨り減り
歯ぎしりをしすぎると歯が磨り減り、歯が小さくなってきます。通常硬い組織で覆われている神経との距離が近くなる分、冷たいものをしみると感じやすくなってしまいます。
・歯と歯茎の境目付近の歯の削れ
歯ぎしりや過度な歯磨きにより歯茎近くの歯がえぐれるように削れてくることがあります。
こちらも神経との距離が近くなるため冷たいものがしみるように感じられるようになります。
・歯のひび割れ
歯ぎしりや食いしばりなど過度な力によって歯にひびが入ることがあります。
ひびの大きさにより冷たいものの刺激が伝わりやすくなるためしみることがあります。
歯自体が割れてしまっている場合は最悪、歯を抜かなければならない事になります。
☆歯ぎしり・食いしばりの癖がある場合
歯ぎしり・食いしばりには様々な原因があり、それ自体を完全になくすことは難しく
マウスピース(ナイトガード)を作成することで、これ以上歯が削れたり割れたりしないよう予防することができます。
歯がなるべくダメージを受けないように、早めに歯科医院で相談してみましょう。
歯がすでに削れてしまっている場合、歯と歯茎の境が削れてしまっている場合は、そこに樹脂の詰め物をすることで刺激の伝わりを遮断し、しみにくくすることは可能です。
歯ぎしりや過度なブラッシングを続けていると、詰めた物が取れやすいため、歯が削れた原因に対する処置も必要になります。
冷たいものが歯にしみる知覚過敏にはさまざまな原因があり、なかなかご自身では対応しにくいかもしれません。
原因がわからないと不安に思うこともありますが、まずは気軽に相談してみてくださいね(*^^*)
もちろん虫歯の可能性もありますのでしみるところがあれば
歯科医院を受診しまずはチェックしてもらうことをおすすめします☆
名古屋市 千種区たなか歯科クリニック 丸山
学校歯科健診 と 歯科医院健診
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
夏休み真っ盛り!ですね。
先日、医院の向かいの日泰寺参道では、毎年恒例の「覚王山夏祭」が開催されました。コロナ自粛期間と違い、大盛況! 皆様、体調に気をつけて、楽しい夏を満喫してください!!
ところで、夏休みは 子供たちが 「学校歯科健診」 結果の紙をもらって来院することが多い時期です。
「学校歯科健診」 と 「歯医者さんでの歯科健診」は、どんな違いがあるのでしょうか?
まずは、『対象』 です。
学校健診はその対象が 「集団」 なのに対し、歯科医院は 「個人」。
そして、『目的』。
学校健診は「集団」の中から、お口の健康に問題がありそうな子を 大勢の中から見つけだし、きちんとした治療を促すための いわば “ふるい分け”。
一方、歯科医院での健診は、各「個人」の治療や予防処置の方針を決めるものです。
あと、『環境』 も異なります。
思い出してみてください。学校健診って、どんな感じでしたか? 保健室や体育館などに集まって1人につき1~2分位のチェックをしてもらいましたよね。歯科医院での健診のように、専用のチェアで明るいライトを照らし、30分かけてクリーニングしつつ丁寧に検査する訳ではありません。見た目で判別しにくい所をレントゲンで調べることもできないので、正確な診断も困難です。
だから、学校健診では「疑わしいな…」「ちょっと心配だな…」という点があれば、『要観察』 『要治療』 というチェックをし、歯科医院での診査・治療をおすすめします。
それが、もしかしたら食べカスによる着色かもしれません。ごく初期の虫歯だったら、まだ経過観察で良い可能性もあります。
歯科医院で実際に診てもらって、そうだったら「よし、治療しなくて済んだ。ラッキー!」で良いじゃないですか。それより、悪い所、悪くなりそうな所を早期のうちに発見・治療するほうが安心です。
たまにあるのが、歯科医院で定期健診を受けているのに 学校健診で虫歯と言われたり、虫歯の治療が終わった直後にまた虫歯と言われて お子さんや親御さんが戸惑う、という状況です。
これは必ずしも、定期健診で見落としがあったり、虫歯の取り残しがある訳ではありません。前述のように、学校健診は 歯医者さんに行くべきかどうかの “ふるい分け” なので、 疑わしきことがあったら「もう一度歯医者さんで詳しく診てもらってね」と、チェックを入れて受診を促すからなのです。
なので、夏休み前に学校健診の紙をもらったみんな! 待っていますよ~!!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
スポーツドリンクと虫歯の関係
皆さんこんにちは。覚王山たなか歯科クリニックの歯科衛生士、高山です。
夏休みに入り、海水浴や花火、キャンプなど楽しいイベントが多い季節がやって来ました!ただ猛暑が続く中、熱中症にはくれぐれもご注意くださいね。熱中症から身体を守るために気をつけたいのは、体温調節や水分補給、ミネラル補給です。特に炎天下の屋外でスポーツをする人や、子供や高齢者にとっては、喉が渇く前に水分を補給することが大切とされます。熱中症予防にスポーツドリンクを飲む方も多いでしょう。そこで今回のブログでは、スポーツドリンクと虫歯についてお話ししようと思います。
スポーツドリンクには砂糖が多く含まれており、酸性度も高いため、虫歯のリスクが高い飲み物とされます。虫歯にならないためには、スポーツドリンクとどう付き合えばいいのかご説明します。
市販されているスポーツドリンク500mlの中には、エネルギーを補うために約30gの砂糖(スティックシュガー10本分)が含まれています。
砂糖は虫歯菌(ミュータンス連鎖球菌)のエサとなり、虫歯菌の出す酸が歯の表面のエナメル質を溶かして虫歯になってしまいます。つまり、スポーツドリンクをとりすぎると、虫歯菌によって多量の酸がつくられて虫歯ができやすくなります。
さらに重要なのは、市販の一般のスポーツドリンクはpH3.5で、意外に酸性度が高く、歯にダメージを与えるということです。皆さんは子どもの頃理科で習ったpH(ペーハー)を覚えていらっしゃいますか?若い世代ならpH(ピーエイチ)と教わったかもしれません。pHとは水素イオン濃度のことで、pH7は中性、7より小さければ酸性、7より大きければアルカリ性でしたね。歯の臨界pHとはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、歯の表面のエナメル質が酸によって溶け出す(脱灰する)pHの値でだいたい5.5~5.7位です。我々は食事をすると、歯の表面に付いている菌が代謝によって酸を出し、一気に酸性に傾いて歯が脱灰されてしまいます。つまりスポーツドリンクをたくさん飲むと、虫歯菌の出す酸に加えて、スポーツドリンク自体が酸性の飲み物であることから、虫歯ができやすくなってしまいます。
スポーツドリンクは、汗で失われた水分や電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム)と運動で消費したエネルギーをすばやく補給できるため、真夏の熱中症対策に役立ちます。
ただし、ダラダラ飲みをしていては虫歯のリスクが高まります。
歯のエナメル質が溶けないようにするには、スポーツドリンクを少しずつ飲んだり、飲んだ後口の中に暫く貯めて味わうのは厳禁です。
一気にゴクゴク飲んで、出来るだけスポーツドリンクが歯に触れる時間を短くしましょう。また、ボトルからじかに飲んだり、コップから飲むよりは、ストローを口の奥まてくわえて飲んたほうか、虫歯や酸蝕症のリスクは下がります。勿論歯磨きや飲んだ後水でお口を濯いでもいいです。
又、カリエスリスクが高い方はスポーツドリンクではなく経口補水液や麦茶お水による水分補給にタブレットや梅干しなどによる塩分補給など他の物で補う事もできるでしょう。
最近耳にする経口補水液は、水に塩分と糖分を一定の割合で配合した飲料で、体液とほぼ同じ浸透圧で吸収率・吸収速度が非常に優秀、「飲む点滴」とも呼ばれています。スポーツドリンクに比べて糖分が少なく塩分(電解質)が多い飲み物です。
飲み方や飲み物を工夫することで、虫歯や酸蝕症にならないように気をつけましょう。
歯の健康は、夏休み中も忘れずにお手入れをしてください。しっかりと歯磨きをし、歯科医院への定期的な検診も受けていただくことが大切です。
さて、私たち歯科医院では、夏の期間中も通常通り診療を行っておりますので、お口のお悩みや疑問がございましたら、いつでもご相談ください。
みなさまの健やかな夏をお祈りしております。良い夏休みをお過ごしください!
千種区覚王山通 たなか歯科クリニック 歯科衛生士 高山
親知らずについて
こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
最近は暑い日が続いていますので、体調に気を付けてお過ごしください!
今回は親知らずについてお話します!
親知らずは一般的に口の中で最後に生えてくる歯で、10代後半から、20代前半の間に生えてくる傾向にあります。しかし、人によっては親知らずが生えてこないケースもあります。
現代の人の顎は小さくなってきており、親知らずが正常に生えるスペースがない場合があります。そのため、歯が横向きや斜めに生えてくることがあり、歯茎の上に出てこない場合もあります。
また、まっすぐに生えてこなかったり、部分的にしか生えてこない親知らずは、歯磨きによるケアがしづらく、汚れが残り菌が繁殖しやすいため、虫歯や歯茎の炎症を引き起こす原因となってしまいます。
さらに、親知らずがまっすぐに生えてこない場合、親知らずが生えてくる際に他の歯を押して出てくると歯並びが崩れてしまうこともあります。
親知らずがまっすぐ生えていても、親知らずはお口の中の一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
〇親知らずを抜歯した方がいい場合
・斜めや、横向きに生えている
・完全に生え切っていない
・歯茎が腫れている
・歯並びに影響している
・虫歯や歯周病になっている
親知らずが斜めや横に生えている場合、歯磨きがしっかりできないため親知らずの周辺に汚れがとても溜まりやすいです。汚れが溜まった親知らずは、細菌が繁殖しやすい環境であり、虫歯や歯周病、智歯周囲炎のリスクが高まります。
また、親知らずと隣の歯の間にも汚れが溜まりやすいため、親知らずだけではなく隣の歯にも虫歯が広がりやすい状態になってしまいます。
親知らずによる虫歯や歯周病のリスクを減らすために、親知らずは早めに抜歯をするのをおすすめします!
また、年齢を重ねると回復力も下がるので、抜歯後の傷口の治りが遅くなる可能性があります。さらに、高齢になって病気になってしまった場合、血液をサラサラにするお薬を飲んでいると抜歯が出来ない場合もあるので、虫歯や歯周病のリスクを減らすために親知らずは若いうちに抜歯をしておくといいですね。
親知らずが生えている方は、汚れが残らないように歯ブラシのほかに、先の小さいタフトブラシや歯間ブラシも併用して清掃してくださいね!
親知らずの清掃方法について定期検診でもお伝えしますので、何か分からないことがありましたらお気軽に相談してください!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷