歯科医から見てイソジンのうがいは良いのか?

歯科医から見てイソジンのうがいは良いのか?

歯科医の視点からポビドンヨード製剤のうがいはどうか?

答えは「過度のうがいは避けて!」です。

 

コロナ対策の一つにイソジンなどのポビドンヨード製剤(以下ヨード製剤)のうがいが報道され薬局から次々とイソジンなどのうがい薬が消えています。

このヨード製剤は手術など局部の消毒に頻繁に使われる薬でその効果は証明されています。

 

しかし過度のうがいを避ける理由は3つあります。

1つ目は虫歯の様に歯が溶ける

2つ目は歯に色がついて取れなくなる

3つ目は口腔内の常在菌まで殺してしまう

 

1つ目についてですが、ヨード製剤はコカコーラほどの酸性を示し、口腔内に残留することで歯の表面の美しいエナメル質が溶けてしまいます。

酸により歯が溶けることを「酸蝕症(さんしょくしょう)」といい症状が進むと冷たいものがしみたり虫歯の様な痛みが出ます。更に症状が悪化すると神経を取り冠をかぶせる必要が出てきます。

この酸蝕症は1本だけでなく全体の歯に見られるため治療本数がとても多いのが特徴です。

 

2つ目は歯に色がつくこと。

ヨード製剤は黄色に着色する性質を持ちます。

先ほど述べたように、溶けた歯の表面はザラザラになります。そこへヨードの黄色い色素が入り込み取れにくい着色となります。

考えてもみてください。黄色く着色し、溶けて薄っぺらくなった歯を。おまけに冷たい物がしみるのです。こうなりたくないですよね?!

 

3つ目の常在菌を殺してしまうことですが、お口の中は善玉菌もいれば悪玉菌もいます。

それらの菌がバランスをとりながら生きているのですが、外部から侵入した雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。

常在菌が死滅してしまい、後から悪い菌が侵入・増殖してしまうと治りにくい病気になってしまいます。

 

以上が、感染者以外はコロナ予防としてヨード製剤の長期うがいを避けて欲しい理由です。

新型コロナウイルスを怖がるあまりに、大切な歯を失い苦しんで欲しくないと思います。

田中伸尚

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