最新のクリーニング

最新のクリーニング

みなさん、こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の福田です。
全国的に大雨が続き各地で災害が発生しており、心配な毎日を過ごしていることと思います。被害が拡大しないことを願うばかりです。

さて、本日はみなさんにオススメのクリーニングをご紹介します。「パウダークリーニング」というものをご存知でしょうか?

まずわたしたちの口の中は300〜700種類の細菌が生息しており毎日のハミガキで磨き残しがあると、その細菌が繁殖しバイオフィルム(頑固な細菌の塊)を形成し、長時間付着したままにしていると虫歯や歯周病になっていきます。

現在、当院で行なっているPMTCと呼ばれる従来型のクリーニングは、フッ素入りペーストと回転式の機械で歯の表面を磨き、バイオフィルムを除去しています。残念ながら、この方法では完璧にはバイオフィルムを落とすことはできません。なぜならば、回転式の機械では歯の間や噛み合わせ面に器具がフィットしないため、徹底的にバイオフィルムを落とし切ることができないのです。

しかし、最新のパウダークリーニングでは従来型のクリーニングでは落とし切れない歯の間や噛み合わせ面まできれいにバイオフィルムを落とすことができます。なぜそんなことができるかと言うと、それはパウダーだからです。

パウダーの利点
①粒子が細かく隅々まで届く
使用するパウダーの粒子は直径がわずか14μmと歯科分野では非常に微細な粒子でできています。そのおかげで歯の間や噛み合わせの細かい溝まで隅々までパウダーが届き、バイオフィルムを落とすことができます。

②歯や歯茎に優しく痛みがない
パウダークリーニングでは専用の機械からパウダーをジェット噴射させることで、歯の隅々までバイオフィルムを除去することができます。患者様からは「痛くないの?」と質問をいただきますが、全く痛みがありません。先ほども説明したとおり、パウダー粒子が非常に細かいことで、歯の表面を傷つけることなくクリーニングすることができます。

③軽度のステインもオフできる
バイオフィルムを除去するために作られているパウダーですが、軽度の茶渋やステインであればバイオフィルムと一緒に除去することが可能です。

パウダークリーニングの欠点を一つあげるならば、保険外治療と言うことです。そのため少々費用はかかりますが、虫歯や歯周病の予防ができるという点ではこれ以上のクリーニングはありません。

バイオフィルムの除去は3〜4ヶ月に1度のクリーニングをすることで虫歯と歯周病のリスクが低減すると言われています。毎回は難しくても年1回はパウダークリーニングにかえてみるのも良いかもしれませんね。興味がある方は担当歯科衛生士までお声かけください。

スポーツドリンクを味方にしよう!

 皆さんこんにちは!名古屋市千種区にあります、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。東京オリンピック日本メダルラッシュですね!まだまだメダル取れそうな競技もたくさん残っているので、これからも頑張ってほしいですね!僕は今回のオリンピックの中では野球が一番好きなのでぜひ金メダルを取って欲しいです!

 さて今回は、スポーツの時に必要なものひとつのスポーツドリンクについて書かせていただきます。スポーツドリンクは、熱中症予防、脱水症予防、疲労回復にとても効果があり、暑い夏を乗り切るためには必要になってきます。しかし、飲みすぎると歯にはよくありません。今日はなぜよくないのかについて説明します。


 運動の際に汗をかくことにより、水分とミネラルを失います。ミネラルの中でもナトリウムが一番多く他には、カリウム、カルシウム、マグネシウムがあります。それらを補うためには、スポーツドリンクが欠かせません。また、スポーツドリンクには運動で溜まった乳酸を分解するのに必要なクエン酸や糖が入っています。それにより、疲労回復に役立ちます。しかし、歯には酸と糖は虫歯のリスクや酸蝕症のリスクがあります。
 スポーツドリンクの酸性度はpH3.5と高い数値になっています。水や牛乳はpH7前後で普段の口腔内の酸性度もだいたいこのくらいになります。そして、歯のエナメル質が溶け出す酸性度はpH5.5以下からになります。飲み物だとビールがpH4くらいです。スポーツドリンクと近い酸性度のものとしては、グレープフルーツやレモンジュースといえばイメージしやすいと思います!

 酸により歯を守っている表面のエナメル質が溶かされてしまいます。すると、エナメル質の厚みが減ります。さらに、運動中は唾液が減り、口腔内の自浄作用が減り、汚れが停滞します。スポーツドリンクの中に入っている糖により、細菌の活動が活発になります。その結果、虫歯リスクが上がります。

 虫歯のリスクを減らすためにスポーツドリンクを飲んだ後は、一口水を飲んだり、口をすすいだり、対策は必要になってきます。
 最初にも言いましたが、暑い夏を乗り切るためにはスポーツドリンクはとてもいい飲み物です。ですので、飲まないのではなく、適切な飲み方が重要になってきます。
 暑さにも虫歯にも負けないように夏を乗り切りましょう!

名古屋市千種区覚王山通 医療法人TDCたなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨

子供に歯磨きを好きになってもらおう!

千種区のみなさんこんにちは。
小さいお子さんを持つご家族の皆さんは、お子様の歯磨きについて困っていることはありませんか?
検診でお子さんを担当させていただくと、「家ではこんなに口を開けてくれない」「すごく嫌がってなかなかうまくできない」などという声を聞くことがあります。
そこで今回は子供が歯磨きを好きになるコツをお伝えしていこうと思います。

<子供を歯磨きを嫌がる原因>
①歯磨きをするときに痛みを感じる。
歯磨きをするときに痛いと感じても、子供はうまく伝えることができず嫌がって抵抗します。
歯が生え始めた頃の歯磨きは歯ブラシが歯ぐきに当たって痛いのです。
また子供は前歯の中心にある筋が歯の近くにあることが多いため歯ブラシが当たると痛いと感じてしまいます。
②歯磨き中に親から怒られる。
「じっとして!」「虫歯になるよ!」など歯磨きをするときに怒ってはいませんか?
子供は何度も怒られると「歯磨き=怒られる」というイメージを持ってしまいます。
その結果、親から怒られたくなくて歯磨きを嫌がるのです。

<歯磨きを好きになるコツ>
①甘い歯磨き粉を選ぶ。
大人用の歯磨き粉はミント味など刺激が強いものが多いので嫌がることが多いです。
味が甘くなるだけで「歯磨きが楽しい」と感じる子供も多いようです。
当院でも子供用の歯磨き粉を3種類販売しています。

②子供の気に入る歯ブラシを選ぶ。
子供の好きなキャラクターの歯ブラシを購入するのもおすすめです。
自分から「歯磨きしたい」と思うようになる子もいるのでぜひ試してみましょう。
③歯ぐきに当たらないよう注意する。
子供が歯磨きを嫌がるのは歯ぐきに当たって痛いことが理由になっていることが多いです。
子供の歯磨きをする時はなるべく優しく磨いてあげましょう。
「歯磨きは痛い」というイメージを少しずつ減らしていけると良いですね。
④できる限り褒めるようにする。
子供の歯磨きをする時は積極的に褒めてあげましょう。
子供の中には怒られるのが嫌で、歯磨きを拒む子も多くいます。
歯磨き中に泣いていても大北くちを開けられていたのであれば、「大きなお口だね。すごい、奥まで磨けちゃう」など、できていることに目を向けていきましょう。

歯磨きは毎日続く大変なことかもしれません。
「乳歯でいつか抜けるから」という甘い考えをなくし、小さい頃からお口の中をきれいに保つことは将来にとても影響していきます。
親子でできる大切なコミュニケーションの場でありスキンシップのとれる大切な時間でもあります。
様々な工夫をして大切な子供をしっかり守っていきましょう!

たなか歯科クリニック 歯科衛生士 常川 怜奈

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