オリンピックと歯科の関係

オリンピックと歯科の関係

みなさんこんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
いよいよ東京2020オリンピックが開幕しましたね。テレビでたくさん観戦したいと思います。みなさんはどの競技が楽しみですか?私はやっぱり自分が学生時代にやっていたバドミントンが楽しみです。2016年に開催されたリオオリンピックの女子ダブルスで日本バドミントン界に初めての金メダルをもたらした高橋礼華選手と松友美佐紀選手の試合はテレビの前で大興奮して友達と盛り上がったのを覚えています。今回も日本代表の活躍がとても楽しみです。

歯間ブラシとフロスで日本の国旗をイメージしました(笑)

スポーツと歯の関係について去年ブログでお話ししたことがあったと思います。1994年のノルウェーでの冬季オリンピックでは選手村で様々な病院が整備されましたが、病院を訪れた選手のうちなんと半数以上が歯科院を受診していたそうです。その後の長野オリンピックでは歯科医の数を他の医師の倍にするようになったそうです。どの競技でも歯の健康が大切だとわかるエピソードですよね。
また歯並びや噛み合わせがスポーツにとって大きな関係があります。バランス感覚やここぞという時の瞬発力はどんなスポーツにも欠かせないもので、選手たちの能力を発揮するために歯は大活躍しているのです。

口腔習癖が長期間継続すると歯並びや咬合に悪影響が出るのはご存知ですか?
歯列は外側の口唇や頬筋と内側の舌の筋力のバランスのうえに成り立っているのです。このバランスが崩れると悪影響が出るのです。
例えば小児によくみられるのが吸指癖(指しゃぶりのこと)です。4歳までは生理的なものと考えられるがそれ以降も指しゃぶりをしている場合には、精神的緊張や欲求不満などに起因すると考えられています。拇指を吸う拇指吸引癖が最も多いが、それにより上の歯の前歯の外への傾きと、下の前歯の内への傾きが起こります。
他にも咬唇癖、弄舌癖、咬爪癖などあります。
咬唇癖は通常、上の前歯の内側に下唇をかみ込もうとすることで、逆に上唇をかみ込もうとする場合もあります。それにより歯が傾いていわゆる出っ歯や受け口になります。
弄舌癖は舌を上下の歯の間に入れ込むことです。この習癖は異常嚥下癖と一緒に起こる場合が多いです。出っ歯や前歯が噛み合わずに開いている開咬がみられます。
咬爪癖は爪を噛むことで、3歳ごろから始まり学童期に増加します。原因としては精神的緊張の高まりがあげられます。正中離開(上の前歯の中心に2ミリ程度の隙間ができること)や叢生(歯が重なり合ってしまう状態)がみられます。
このように口腔習癖が長期間継続すると悪影響をきたすため気をつける必要があります。

千種区 たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

レントゲン写真を「読む」チカラ

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。

わたくし、先日49歳になり、40代最後の1年が始まりました。
人生のうち、その半分を歯科医師として生きてきて、いくつも職場を変えてきましたが、最終的に たなか歯科クリニックに落ち着きました。医院に腰を据えて、もう11年目になります。
小規模の歯科医院だった頃から 皆で切磋琢磨し、法人化・分院開設を経て、現在の たなか歯科クリニックになっていきました。
今後も、千種区の皆様の 『口福(こうふく)』 に貢献できるよう、私がまだまだ第一線で働くのは勿論、これから成長していく若い人財の支えとなって、より良い歯科医院を目指していきたいと思います♪

さて、歯医者さんでは診断のために、レントゲン写真を必ずと言っていいほど撮影しますよね? それは、そこから分かる情報が沢山あるからです。
見た目でわかるような疾患が全てではありません。むしろ、目視できない部分にこそ 悪い事は隠れています。私たち歯科のプロでも、視診だけでは100%の正確な診断はできません。

そして、そのレントゲン画像から得られる情報を読み解く力こそ、知識と臨床経験を豊富に積んだドクターの腕の見せ所です。

「異常」を発見するには、まず「正常」を熟知していなければなりません。解剖学的な形態を把握し、かつ立体的な構造をイメージできることが大切です。
レントゲン画像は様々な組織が重なり合って描く“影絵”です。その平面像から、実際の立体的構造を脳内で構築し、その中に正常像とは異なるものを発見して状況を診断します。
「異常」があった際に、どのような病態を呈し、それがレントゲン像ではどう写るのか? あらかじめ充分に知っておくのも必要です。

レントゲン撮影において、最初はまず “パノラマレントゲン写真” と呼ばれる 口腔全体が写る撮影をし、歯・顎骨・顎関節・副鼻腔などの広範の状況を判断。更に精査が必要であれば、“デンタルレントゲン写真” という 部分的高解像撮影を該当部位に行います。
前述のように、レントゲン写真は組織が重なり合って写るため、デンタル写真はパノラマ写真で分かりにくかった要診断箇所がなるべく明確に写るように、カメラとフィルムの位置を調整しながら撮影します。

その複数のレントゲン画像群を総合的に判断(場合によっては以前撮影した画像と比較検討)し、他の診査・検査結果と照らし合わせ、総合診断を導いていくのが 歯科医師という仕事。まるで、手がかりを基に犯人を割り出していく探偵みたいですね。

このように、見えない部分を判断するのに欠かせないレントゲン写真と、それを読み解く職人である歯科医師。時にはCT撮影も駆使して、イメージではない実際の三次元画像も参考に、病状・そして健康状態の維持性を解析していきます。

歯医者でのレントゲン撮影の必要性、ご理解いただけましたか?
医科と異なり、歯科領域でのレントゲン撮影による被爆量はごく僅かです。ご安心ください♪
病状の診断・経過観察・早期発見などに大きな役割を果たすレントゲン写真。皆様の健康のお役にたつ情報が得られる、大切な検査です。


千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

歯周病におすすめしたいフロス

みなさん、こんにちは!名古屋市千種区にある、たなか歯科クリニック歯科衛生士の福田です。
いよいよ東海地方も梅雨明けが発表され、お日様の日差しがジリジリと感じる季節がやってききましたね。

さて、今日はみなさんにオススメのフロスをご紹介します!当院でクリーニングの際に使用しているフロスなのですが、オーラルケアの「フロアフロス」という商品。

最近では芸能人の”さっしー“こと指原莉乃さんもYou Tubeでフロアフロスを愛用していると紹介をしていたようです。患者様にこのフロスをご紹介したところ「これさっしーも紹介していた!」と教えていただき知りました^ ^

私も個人的に愛用していますが、このフロスが非常に優秀なアイテムなのです!何が優秀かと言いますと、「歯茎の中に入れても痛くない」ということです!!これすごく重要なことで、患者様からフロスを使い続けられない理由の一つに「フロスを入れると歯茎が痛い」と言われることが多いのです。

そもそも歯茎にフロスは入れるの?と疑問の声が聞こえてきそうですが、歯を失う原因の1位は歯周病と言われています。歯周病とは歯と歯茎の境目に歯垢が溜まることで、歯茎が炎症を起こしそこから歯周病へと進行していきます。歯垢は歯茎の中1〜2mmまで付いていることがあるので、歯周病予防には歯と歯茎の境目の歯垢を歯茎の中まで根こそぎ取り除くことが大切なのです。

なぜこのフロスが痛くないかというと、384本もの繊維が束なって1本のフロスになっているからです。フロスは各社から様々な商品が発売されていますが、あるメーカーのフロスはフロスの繊維が6本に対して、このフロスは384本の繊維が付いています。すごい違いですよね!384本もの繊維の糸がついているから歯垢も絡めとりやすく、フロスを歯の間に挿入した時も繊維がフワッと柔らかくて広がるので歯茎を傷めることなく使用できるのです。

患者様からも他社のフロスは痛かったけど、これなら痛くないとおっしゃられます。

フロスは主にF字型・Y字型・手巻き型の3種類がありますが、フロアフロスは手巻き型フロスです。F字型とY字型は柄があるのに対し、手巻き型はその名のとおり手の指に巻きつけて使用します。フロスを使いこなせれば、歯周病予防だけでなく歯の間の虫歯予防も可能になりますので、ぜひ使っていただきたいアイテムです。フロスの使い方は、指への巻きつけ方や操作の仕方などコツがありますので担当歯科衛生士にご相談ください。フロスの上手な使い方をお教えしますね^ ^
みなさまのご来院をお待ちしております。

治療の間どうしてる?

 皆さんこんにちは!名古屋市千種区にある、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です
今年は梅雨入りが早かったので梅雨が長いですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?最近特に曇りや雨が多かったので、気分がなかなか上がらないと思いますが、来週ぐらいから晴れが続くようなのであと少し頑張りましょう!

 さて今日は、治療が複数回続くときにその間どうするかについて書いていこうと思います!
 まず、治療が複数回かかるものは、いくつかあります。根っこの治療、被せ物が必要なとき、インプラント、矯正、入れ歯等があります。それぞれ説明していきます。

 根っこの治療の場合、根っこの中に唾液と一緒に口腔内の最近が入らないようにする必要があります。そのため、治療中はもちろん、治療と治療の間もしっかりと塞ぐ必要があります。そのため、治療後は、歯に仮の蓋や仮歯をつけます。仮蓋も人によってはすぐに削れてきてしまう場合があります。そう言った場合は、仮蓋を二重にする場合があります。

 被せ物が必要な場合、型取りと装着で最低2回はかかります。神経に近い虫歯や削る量が多かった歯の場合、型取りの前に一度材料を詰めて、様子を見る場合があります。神経に近い場合、神経の反応を見るための期間です。型取りの後は仮の歯をつけますが仮歯は重要です。削っているので歯が染みないようにするため、セットまでの間に歯が動かないようにするため、削った面にプラークや汚れが付着し、接着効果を下げないようにするため、前歯の場合、見た目が悪くならないようにするため、噛み合わせのため等様々な理由があります。

インプラントはインプラント本体を埋入した後、ヒーリングキャップというものをつける事があります。これは、今後、アバットメントや上部構造物(被せ物)をつける前に歯茎の形を整える役割があります。

矯正は一番オーソドックスなワイヤー矯正の場合、治療の際にワイヤーを交換します。歯の並び方や動かし方によってワイヤーの種類を変えます。治療と治療の間に歯が段々と動いてきます。最近のワイヤーは昔のものと違い痛みは少ないですが、歯が動くので痛みの出る方はいます。

 入れ歯の場合、抜歯後傷が治りきってから作り始めますが、その間見た目が悪くなってしまう場合は即時義歯という一時的な入れ歯を作ってから抜歯をし、抜歯後すぐに入れ歯を装着します。

今日は治療と治療の間について、書かせていただきました。何か疑問点等ある場合は遠慮なくお聞きください。

名古屋市千種区覚王山通 たなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨

歯並びが変わることってあるの?

皆さんは、だんだん歯並びが悪くなってきたと気になることはありませんか?
それは、気のせいではないかもしれません。
歯並びは様々な原因によって、変化することがあります。
今回はその原因についてお話ししていこうと思います。

<歯が動く原因>
①親知らずがある。
親知らずが生えている場合や、親知らずが骨に埋まっている場合、奥から歯を押して動かすことがあります。
親知らずが原因で前歯が前に出てきたり、歯並びがガタつくことがあります。
②歯並びのバランスが悪くかみ合わせが均等でない。
歯並びのバランスが均等ではなかったり、噛み合わせが強い場所があると、そこに大きな負荷がかかり歯の動く原因になります。
また、噛み合わせは時間と共に少しずつ変化していくため、気づかないうちに一部の歯に大きな負担を与えてしまっているかもしれません。
③歯周病の進行により骨が退縮している。
歯周病によって歯の土台となっている骨(歯槽骨)が吸収されていくと、支えが少なくなり、歯はより動きやすくなります。
④矯正を中断した。
矯正治療を中断し、保定装置がされていないと、歯並びが後戻りしてしまう原因になります。
また、矯正治療を中断したことで部分的にお口の中にスペースがある場合も、歯が動いて歯並びが悪くなる恐れがあります。

歯並びが悪くなることは見た目だけの問題ではないのです。
歯磨きがやりにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、顎の痛みや肩こりを引き起こす顎関節症の発症原因にもなります。

<年々悪くなる歯並びを食い止めるには>
①矯正治療を受ける。
歯の位置や噛み合わせを理想的な状態に近づけることで、歯が余分なスペースに移動したり、傾くことをある程度防ぐことができます。
当院では月に2回の金曜日に矯正の無料相談を実施しています。
詳しい進め方や費用など気になることがあれば1度聞いてみてはいかがですか?

②矯正した歯は保定する。
矯正後は歯が動いて元の歯並びに戻ろうとする傾向があります。
そのため、矯正終了後、一定期間は歯が動かないようにする必要があります。
③親知らずを抜歯する。
親知らずが手前の歯を押している場合、その歯を抜歯することで、歯が動くリスクを減らすことができます。
当院での処置が難しいと判断した場合は、大学病院などへの紹介をさせていただきます。
④歯周病の治療をする。
歯周病の進行を止めることで、土台となる骨の吸収を食い止めることができます。
そのためにも、定期的な検診やクリーニングが大切です。

歯並びだけではく、自分には親知らずがあるのかな?歯周病はどの程度進行しているのかな?など気になることが出てきたのではないでしょうか?
現状を知ることはすごく大切なことです。
スタッフ一同、お待ちしております。

たなか歯科クリニック 歯科衛生士 常川 怜奈

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