お口ポカーン

お口ポカーン

みなさま、こんにちは!
歯科衛生士の高山です
暖かな春の訪れが近づいてまいりました。2月も中盤を迎え、新しい季節の足音が聞こえてきますね。

たなか歯科歯科医院では、引き続き皆さまのお口の健康をサポートするため、専門知識と技術を駆使して診療に励んでおります。このブログでは、歯の健康に関する役立つ情報や最新のトピックスをお届けし、より良いお口の健康を維持するお手伝いができればと思っています。

今月のテーマはお子さんの「お口ポカーン」と開けたままの癖についてお話して行きたいと思います
お口を開けたままという事はな鼻で呼吸せずに口呼吸になっているおそれがあります
そうするとさまざまなトラブルが起こりやすくなります

特徴
 いつも口を開けている
 喉が渇きやすい
 イビキをよくかく
 鼻が詰まっている
 口臭がする
 着色が付きやすい
 3歳〜11歳頃までが多い

顔の特徴
 ポッテリとした唇
 低めの鼻
 唇が閉じない
 上唇あるいは下唇が前に出ている
 あごが引っ込んでいる

原因
1 鼻が詰まっている
 アレルギー性鼻炎などが原因で口呼吸をしている
まずは耳鼻科を受診し治療を受けましょう
2 唇などの筋力不足
 大きな永久歯が生えてきて、噛み合わせが変化する頃は唇や舌などの周りの筋力の発達が追いつかずアンバランスになってしまうことがあります

お口ポカーン(口呼吸)の歯への影響
⚫️むし歯や歯周病の感染リスクが高くなる
 口の中が乾燥し唾液の働きが悪くなります
唾液には初期むし歯を補修してくれる再石灰化を促したり、細菌の活動を抑え込んでくれる機能が十分に働きません、そのためむし歯や歯周病になりやすくなります
⚫️ 歯並びが悪くなりやすい
 口を閉じないことによって、唇の力が前歯を押さえ込まないため出っ歯になりやすくなります
 また、下あごがダラリと下がった舌に押され前に出て受け口になってしまうこともあります

お口ポカーンの体への影響
⚫️風邪を引きやすい
 細菌が口から入り込みやすいのは勿論ですが、喉や扁桃腺が潤いを失って細菌やウイルスが張り付きやすくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症を起こしやすくなります
⚫️アレルギー性鼻炎との関連
 お口が乾燥して炎症を起こしやすいことがアレルギー疾患の原因になることもあります
⚫️集中力が続きにくい
 見た目に締まりがないだけでなく最近は集中力の低下に影響すると指摘する研究があります
⚫️睡眠時無呼吸症候群との関係
 就寝中のお口ポカーンは舌がダラリと下がり気道を封鎖しやすくさ閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因になることもあります
息が苦しく睡眠が浅くなってしまい寝不足になってしまいます

お口ポカーンを治すには
まずは鼻が悪いお子さんは耳鼻科を受診して治療を受けましょう
鼻呼吸ができるなら唇の筋力をつける為のトレーニングをしてみましょう
歯科医院によってはでトレーニングを行っている所や計測器で唇の閉鎖力を測定してくれます
気になる様なら相談してみてくださいね
トレーニンググッズも発売されていますし、又は大き目のボタンに紐を付けボタンをくわえ紐を引っ張る方法もあります (1日30回位)
まずはお口ポカーンに気付きお口を閉じる習慣を付けましょう
筋力が付いてくるとキリッとした口元に変化してきます
すぐには改善しませんが焦らず時間を掛けて取り組みましょう

たなか歯科クリニック 歯科衛生士 高山

名古屋市 千種区 覚王山で歯医者・歯科医院をお探しの方はたなか歯科クリニックにご相談ください。

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