何事も早期発見が大切!!

何事も早期発見が大切!!

千種区の皆さん、こんにちは。
まだまだ、コロナウイルスで亡くなる方がいる残念な現代ですよね。
そんな現代の死因の順位はご存知ですか?
第1位:悪性新生物
第2位:心疾患
第3位:老衰
第4位:脳血管疾患
第5位:肺炎
となっています。

今回は口腔内にできる口腔癌についてお話ししていこうと思います。
口腔癌はできる場所によって舌癌、歯肉癌、口腔底癌、頬粘膜癌、口蓋癌、口唇癌に分類されます。
発生頻度は、癌全体の1〜3%程度と決して多くないし、他の癌とは違って実際に鏡等でチェックできる為、早期発見しやすいです。

では次に、口腔癌のリスクのあるお口や習慣についてお話しします。
口腔癌は、舌やお口の粘膜に慢性的な刺激が加わっているところにできやすいです。
①喫煙
 口腔癌では最大のリスクファクターです。
 喫煙者の口腔癌発生率は非喫煙者に比べて約7倍も高く、死亡率は約4倍も高いという報告もあるほどなのです。
②飲酒
 喫煙に次ぐリスクファクターと言えます。
 お酒のアルコールと喫煙はお口の粘膜を弱くし傷つきやすくします。
③ビタミン不足や栄養の偏り
④虫歯
⑤歯周病
⑥合わなくなった被せ物や入れ歯
⑦傾いた歯
⑧癖(唇を噛んだり舌を噛むなど)
⑨不潔な口腔内

セルフチェックするには?
口腔癌ができる前には、必ず「前癌病変」(癌ではない状態)を経由します。
そんな前癌病変の代表的なものは2つあります。
①白板症(白い変化)
 舌や頬などのお口の粘膜に見られます。
 3〜5%が癌化する可能性があります。
②紅板症(赤い変化)
 舌や歯ぐき、その他のお口の粘膜にできます。
 鮮紅色で平らで滑らかなものです。
 50%前後が癌化すると言われています。

では、早期発見するにはどんなことをチェックすれば良いのでしょうか?
<お口の状況>
①抜歯した傷が治らない
②入れ歯が当たってできた傷が治らない
③最近、歯が浮くような感じがする
④舌が動かなくなった
⑤口が開きにくくなった
⑥唇や舌が痺れる
<鏡で見る時>
①白っぽいできものがある
②赤くただれたところがある
③触って硬いしこりがある
<生活習慣>
①タバコを1日40本以上吸う
②毎日、お酒を日本酒換算で3合以上飲む
(ビールなら中瓶3本、ワインならグラス3杯程度)
③2週間以上治らない口内炎がある
以上の中で3つ以上当てはまる場合は検査をお勧めします。

いくら鏡でチェックしようとしても、舌の横の奥側や奥歯の舌側の歯ぐきは自分ではてチェックできません。
また、お口をきれいにすることも非常に大切です。
だからこそ、しっかりと検診を受けましょう。
お待ちしております。

たなか歯科クリニック 歯科衛生士 常川 怜奈

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