根っこの治療ってなにやってるの?

根っこの治療ってなにやってるの?

 皆さんこんにちは!千種区覚王山にあります、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。
 先日、根っこの治療の勉強会があり、そこで多くのことを学んできました!今は、コロナの関係で勉強会の参加人数も数人で感染対策をおこないながらの実習ですが、とても有意義な時間を過ごせました。

 そこで本日は根っこの治療について、書かせて頂こうと思います。
 根っこの治療と言っても、神経が生きているのか、歯の根っこが完成しているのか、既に治療されている歯なのか、根の先に膿があるのか、歯の周りに骨はあるのか、治療中、唾液が歯の中に入らないようにゴムのカバーを掛けられるのか等、状態や状況次第で治療法や治療回数が大きく変化します。また、前歯では根管は一つですが、奥歯では根管が4つあるのでその分回数も増えてきます。
 根っこの治療の難易度が上がるものとしては、根っこが湾曲している、開口量が少ない、器具が根の先まで届かない場合などです。一度も治療されていない歯と治療されてる歯とでは後者の方が難易度は上がります。

 根っこの治療の流れとしては、上部の形を整え器具が根管内に入れやすい形にします。その後、根管内を器具で広げながら洗浄していきます。その際、ファイルと呼ばれる針金のような道具を用いて根管内をきれいにして、薬液を用いて、根管内を消毒していきます。根管内をきれいにして細菌の数を減らす事が重要になってきます。その為に治療中はラバーダムというゴムのカバーを歯にかけて、唾液が根管内に侵入するのを防ぎます。内部が綺麗になったら、最終的な薬を入れます。最終的な薬としては、根管内にゴム状の物や、MTAというセメントで封鎖したりします。その後、歯に土台をたてて被せ物を作ります。

 根の先に膿があり、根の治療後も症状が改善しない場合、外科処置が必要になる場合があります。外科処置は、歯肉を切開し、骨を削り根の先を切り取ります。その後、根の先を封鎖し、歯肉を縫います。根の先を切る方法としては、他にもあります。一度、抜歯し口腔外で根の先を切り、再度元の位置に戻す方法もあります。
治療後はレントゲンで定期的に状態を確認していきます。

今回は根の治療について大まかに説明を行いました。根の治療は、部位や状態で治療内容が変わってきます。また、根管内の治療なので直接見て理解していただくことが難しくもあります。ですので、治療について分からないことがあれば、遠慮なく聞いてください。

名古屋市千種区覚王山通 医療法人TDCたなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨

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